2024/12/2
【練馬区議会 決算質疑】
教育虐待
。。。
昨年度(2023年度)の決算質疑より
高口質疑をご報告しています。
今回は、教育虐待について…
正直、私自身日々我が子の教育や受験に向き合って
イライラやきもきし
知らず知らずのうちに教育虐待になっていないか?
自問自答することも多いですが…
「教育熱心」とは異なる
「教育虐待」とは何なのか?
「競争的な社会」という背景を含め、
長期的な視点で、練馬区に対応してほしい…
という思いで、質疑をしました。
※質疑日:2024年10月2日
↓詳細はブログで
https://koguchiyoko.net/nerima/20241002kessan_koguchi/
#練馬区議会議員 #練馬区 #教育虐待 #練馬区議会
練馬区議会議員
高口ようこです
2023年度決算質疑
高口の質疑について
お伝えをしています
教育虐待の問題です
とても重いテーマです
NHKクローズアップ現代
『“教育虐待”
その教育は誰のため?』にて
「教育虐待」という概念を
10年以上前から
学会で提唱してきた
武田信子さんは
以下のように述べています
教育熱心
教育虐待ではなく
教育熱心な保護者は
実際に子どもが今
どんなことを感じているかとか
何を考えていて
どうしたいんだろう
ということに
とても共感をする力がある
一方で
教育虐待になってしまう場合は
子どもと自分が一体化していて
この子にとっていいことは
自分が全部知っている
全て自分が決めてしまう
という感じ
自分が悪い親だとは
全く思っていないと
またその原因について
武田さんは
「社会全体の空気感」
をあげています
すごく競争的な社会
になっていますので
子どもが成功しないとしたら
それは「親の責任だ」と
問う声が上がってくる
勝つ人と負ける人が出てしまう
その結果として
一生懸命になりすぎてしまう
子どもの姿が見えなくなってしまう
また虐待の特徴については
身体的虐待よりも
じわじわといじめられるというか
「あなたはできない子なのよ」
なんていうようなことを
毎日毎日言われていると
それがだんだん心の中に
染み渡っていってしまって
自分を肯定できなくなってしまう
しかもそれを愛してもらいたい
親から言われている
そうするとやっぱり
私が悪いんだ
自分が悪いんだと思ってしまう
このように分析されています
今回の決算では
教育虐待について
区がどのように認識しているのか
また練馬区ではどんな事例があり
どう対応しているのかを
問いました
まず区の答弁です
児童虐待防止法では
身体的虐待
性的虐待
ネグレクト
心理的虐待
この4分類の行為を規定
児童福祉法、
児童虐待防止法など法律上
教育虐待という分類はない
勉強しないことで
強い叱責を受ける、
暴言などがあれば
心理的虐待
学習が終わるまで
必要な時間に
食事を食べさせてもらえない
などはネグレクト
といった形で対応している
具体例としては
親の怒鳴り声が聞こえて
近隣住民の方からの
通告があった場合
子ども家庭支援センターが調査を行い
その結果
子どもとの学習のことで
喧嘩になり
怒鳴っていたという事案があった
保護者に対し
過度な叱責は虐待にあたるという
助言をした
ということでした
法律上は教育虐待という分類は
現在はありません
一方で
先ほど武田先生が仰ったように
自分を肯定できなくなってしまう
私が悪いんだと思ってしまう
長期的に影響の出る問題
だと思います
その背景には競争的な社会
自己責任で
親のせいになる
こういう競争的な社会が
親を教育虐待に駆り立てる
要因がある
そういった背景を含めて
教育委員会全体で
長期にわたって対応してほしい
対策を取ってほしいと
求めました
まどぐちは、こうぐち!
高口ようこでした
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