2023/9/24
【葛飾区の認知症研修会がスゴい】
9/23葛飾区介護サービス事業者協議会の研修会に参加しました。
講師は北海道の菊地雅洋さん。認知症について現在判明している医療的な側面の説明よりも、
認知症を科学的に分析することよりも、患者さんがいま何を考えているのか?に寄り添う介護の大切さを強く優しく訴えておられました。
75歳以上の方にリスクが高く、また団塊の世代の7割が75歳以上を迎えるここからの数年間で認知症患者数がピークを迎えるとあっては、
いま、私たちが認知症を正しく理解していく必要があることを強く感じました。
例えば、徘徊する患者さんが何を考えているのか?に寄り添ったところ、便秘で気持ち悪かったせいだとわかり、食習慣を改善し水分を多めに取るようにしたら徘徊が収まった例や、
トイレに行きたがる患者さんの様子があまりにも頻繁だったので病院に行ったところ膀胱炎のせいだとわかり、服薬で収まった例などなど、
認知症患者だから、という目で見ないこと、
適切に介護サービスを入れていくことで、患者さんの落ち着いた生活が取り戻せることもわかりました。
葛飾区で取り組むべき課題なども気がつくことができましたので、引き続き、福祉の分野でも勉強してまいります。
『記憶や見当識が失われても、感情は最後まで残っている。
夫のことを忘れてしまったご婦人が毎日ケンカから始まって最後は仲良くなっている。「毎日好きになられて良いですね」と話した』というエピソードでは涙が出ました。
「云いあえない魂は鬼になる」
「人を護る行いに理屈はいらない」
という菊地雅洋さんのことばから勇気をもらいました。会場の満員のお客様も同じ気持ちだったのではないでしょうか?
葛飾区の介護サービス現場をこれからも応援してまいります。
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