2026/4/3
【葛飾区に少年鑑別所?】現場を見てわかった子どものための「本当の役割」
《視察報告》東京少年鑑別所は「怖い場所」ではなく、子どもを立て直す現場でした
3/31葛飾区自由民主党議員団で東京少年鑑別所を視察しました。
率直に言って、私の持っていたイメージは間違っていました。
子どもの頃に漫画でみた、いわゆる「あしたのジョー」のはじめの方で
描かれるような恐ろしい世界ではありません。
ここは、子どもを追い込む場所ではなく、
どうすれば立ち直れるかを考える場所でした。
🔷少年鑑別所は何をしているのか
やっていることはシンプルで、
・なぜ問題を起こしたのかを調べる
・本人の状態を見極める
・どうすれば立ち直れるかを判断する
という、鑑別と看護処置の両面から、収容された人の健全な育成に努めておられます。そして、そのために、心理検査や面接、生活の様子を見ています。
期間はおおむね3〜4週間。その中で、子ども自身が自分と向き合う時間をつくっています。
🔷生活はむしろ整っている
施設の中は、予想以上に整った生活環境にあり、
・決まった時間に起きる
・食事をとる
・面接や学習をする
・振り返る時間がある
など、生活を整えること自体が支援になっていました。また、読書も楽しめたり、運動したい子には体育館でのスポーツの機会もあるし、所内の桜を写生する会があったりして、文化的なレベルも良いと感じました。
所内での整った基本的生活習慣を体験することで、食欲が戻ってきた子どもも多いそうです。
🔷今の非行は身近な問題
印象的だったのは中身です。
今は昔の暴走族のような激しく暴れるイメージの子どもではなく、
特殊詐欺、SNSトラブル、窃盗、オーバードーズなど、
どれも、今の社会問題の延長線上で、巻き込まれた子どももいるそうです。
つまり特別な子の問題ではないということにショックを受けました。
私が過去に保護司として関わった高校生も、「春休みにアルバイトと思って手伝ったら特殊詐欺の受け子だったので逮捕された」という完全な巻き込まれでしたので、他人事だと油断していてはいけないと思います。
🔷背景にあるのは「見えにくい困りごと」
法務省でも詳しく調査をしていて、データでもはっきりしていて、
・家族と食事をする機会が少ない
・学校で悩んでいる
・スマホに長時間触れている
など、共通しているのは、「困っているけど、つながれていない」という点でした。
🔷もっと早く関われれば防げる
施設の方がはっきりおっしゃられていた、「もっと早く関われていれば防げたケースが多い」ということです。
子ども達の周囲にいる大人の視野と感性が問われると感じました。
子どもは必ず地域に戻ります。
だから必要なのは、学校、福祉、保護観察、地域がつながること。
誰か一人に任せるのではなく、横の連携が必要不可欠でした。
🔷葛飾区としてやるべきこと
今回の視察で見えた方向ははっきりしています。
・早めに相談できる仕組み
・学校と福祉の連携
・SNS時代に合った教育
・居場所づくり
何事も「問題が起きてから」では遅い。ここに力を入れるべきです。
🔷実は葛飾区に少年鑑別所を移転させたいという計画も持ち上がっています。表題のとおり、今回の視察で現場を見て、子どものための「本当の役割」がわかりました。
東京少年鑑別所は「怖い場所」ではなく、子どもを立て直す現場でした。
葛飾区には児童相談所があります。
ここともしっかりと連携をして、これまでも子ども達の将来のために寄り添いを続けてきてくれた施設です。
🔶少年鑑別所は、
「怖い場所」でも
「閉じ込める場所」でもありません。
やり直すためのスタート地点です。
昭和の「あしたのジョー」を読んでいた世代には名前のもつイメージが良くないようにも思えるので、
葛飾区に移転するならば、イメージを変えるためにいっそ名称変更も視野に入れても良いかと思っています。
🔶子どもたちの「困った」を放置しない。それを「良かった」に変えていく。
そのための仕組みを、これからも区政として整えていきます。












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