高木 信明 ブログ

【葛飾区の教育】葛飾区立白鳥小学校で行われたネットリテラシー学習から考える『子どもたちを守るた...

2026/1/14

【葛飾区の教育】葛飾区立白鳥小学校で行われたネットリテラシー学習から考える『子どもたちを守るために、今大人が知っておきたいこと』

🔷1月14日、葛飾区立白鳥小学校の学校公開のプログラムの一つとして、「ネットリテラシー学習」が開催されました。 
低学年・中学年・高学年の2学年ずつが体育館に集まり、インターネットやSNSの実態について学ぶ貴重な機会となりました。

講師を務めたのは、PTA役員でもあり、YouTuberとしてネットの最前線に立つ長山智隆さん。 
現場を知る立場だからこそ語れる、リアルで分かりやすい内容に、子どもたちも真剣に耳を傾けていました。

🔷SNSは「便利」だが「偏りやすい」

今、子どもたちの間ではショート動画が人気ですが、実は長時間動画も再び増えています。 
理由は、動画を長く再生してもらえるほど、YouTubeなどの仕組み上「おすすめ」されやすくなるためです。

また、SNSは私たちの行動や興味関心を常に分析しています。 
何を見たか、何に反応したかによって、次に表示される情報が決まる「パーソナライズ」が行われています。

その結果、 
・自分の好きなもの 
・自分と似た考え方 
ばかりが表示されるようになります。

このように、SNSの仕組みによって知らないうちに情報が偏ってしまう状態をフィルターバブルと呼びます。

※フィルターバブルは、SNSの仕組みによって情報が偏ること。その結果、同じ考えの人同士が集まり、意見が互いに強め合っていく状態をエコーチェンバーと呼びます。

🔷「みんなが言っている」は本当か?

フィルターバブルの中では、 
同じ意見や価値観ばかりに触れるため、それが「正しい」「当たり前」だと感じやすくなります。

さらに、コメント欄にも注意が必要です。 
たとえば20万回再生された動画でも、コメントは100件から多くて1000件程度。 
これは全体のごく一部の声であり、「みんなの意見」ではありません。

こうした環境では、 
同じ意見が繰り返し目に入り、反対の考えに触れる機会が少なくなるため、 
一つの見方だけを信じやすい状況が生まれます。

声の大きさや数が、そのまま正しさを意味するわけではないことを、私たちは意識する必要があります。

🔷投稿は消せない「デジタルタトゥー」

中学年の子どもたちの中でも、すでに半数ほどがLINEを使っているという反応をしていました。

長山さんが強調していたのは、 
「相手が目の前にいると思って書くこと」。

面と向かって言えない言葉は、LINEやコメントでも書かない。 
ネットに書いた言葉や画像は、消したつもりでも残り続けることがあります。

これをデジタルタトゥーと呼びます。 
子ども時代の何気ない投稿が、将来に影響する可能性もあります。

🔷「これ本当?」と考える力を

ネットの世界では、 
・警察官のように見える人 
・善人そうに見える人 
が、本物かどうかは分かりません。

匿名で投稿でき、なりすましや嘘の動画も簡単に作れるのがSNSの特徴です。 
本当に悪い人ほど、悪そうな見た目をしていないこともあります。

だからこそ、 
「これ本当?」 
と一度立ち止まって考える癖をつけることが、これからの時代には欠かせません。

🔷好きなことは、変わっていい

長山さんは、こんなメッセージも子どもたちに伝えていました。

世の中はいろいろな考え方の人でできている。 
将来は、さまざまな人と一緒に仕事をすることになる。 
だから、自分の「好き」だけに閉じこもらないでほしい。

好きなことは、成長とともに変わります。 
いろいろなことを知り、興味を持つことで、子どもたちの可能性は広がっていきます。

🔷大人に求められていること

SNSによるトラブルに巻き込まれる小中学生が実際にいることも、現実です。 
単に「使わせない」「危ないからダメ」と言うだけでは、子どもたちを守れません。

・仕組みを知る 
・一緒に考える 
・困ったときに相談できる関係をつくる

学校・家庭・地域が連携し、 
子どもたちが安心してネットと向き合える環境を整えていくことが重要だと、改めて感じさせられました。

今回のネットリテラシー学習は、その大切さを実感できる、非常に意義深い取り組みでした。

🔶最後に ー 子どもたちを守るのは、私たち大人の役割

今回のネットリテラシー学習を通して、強く感じたことがあります。 
それは、ネットの危険性を子どもたちだけの問題にしてはいけない、ということです。

子どもたちは、教えられたことを素直に受け止めます。 
一方で、ネットやSNSの仕組みを作り、使い方を決め、環境を整えてきたのは、私たち大人です。

だからこそ、 
「気をつけなさい」 
「使わないほうがいい」 
と伝えるだけでは不十分です。

大人自身が、 
・情報が偏る仕組みを理解しているか 
・コメントや数字をうのみにしていないか 
・顔の見えない相手に、軽い言葉を投げていないか

自分の行動を振り返ることが求められています。

子どもたちは、大人の言葉以上に、大人の姿勢を見ています。 
子どもを守るために、 
まず私たち大人が、ネットとの向き合い方を整える。 
今回の学びは、その大切さを改めて教えてくれました。

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著者

高木 信明

高木 信明

肩書 葛飾区議会建設環境委員会委員長。自由民主党葛飾総支部事務局長。自由民主党東京都葛飾区第22支部支部長。防災士。
党派・会派 自由民主党

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