2021/2/22
こんばんは。森澤恭子です。
東京都議会議員(品川区選出)、無所属(東京みらい)で活動しています。
令和3年度の東京都の予算について私なりに注目予算を紹介するシリーズですが4回目は、東京の文化を守る!文化活動の継続支援について。
コロナ禍で大きな打撃を受けている、文化、エンターテインメント業界。
私は、その中でも、特に、「夜の街」と名指しされ、また深夜帯がメインの営業時間にも関わらず時短営業要請で大きな影響を受けているクラブ、ミュージックバー、ライブハウスの経営者やDJの実演家の方々から切実なお声を聞いてきました。音楽は、不要不急ではなく、生活の一部であり、心のよりどころ。そのような音楽がうまれ、新たな文化や価値、交流がうまれる、表現や発信の場が、クラブやミュージックバー、ライブハウスなど。
また、「密」を避ける、人数制限などで、活動継続が中断、あるいは大幅に縮小せざるをえなくなった文化、エンターテインメント。公演やイベントには、通常、メインの演者さんだけでなく、音響や照明、舞台、メイクアップ、衣装、警備を始めとする裏方さんな多くのスタッフが関わっています。そういった方々の生活も危機に瀕しています。
東京から文化の「灯」を消さないためにも、「箱」とよばれる場所、そして、文化・エンターテインメントを支える人たちへの支援は、もっと必要です。
さて、都の来年度の予算の中で、私が注目している文化への支援をまず2つ。
(令和3年度 生活文化局所管 予算案の概要 p8ページより)
◆「アートにエールを!」フォローアップ事業 大規模イベント・公演助成(5億3742万円)
芸術文化を楽しむマインドを取り戻すため、感染症対策を施しながら大規模イベント等を実施する実行委員会などに対して経費を助成し、アーティスト等を支援
→音楽、伝統芸能、演劇などジャンルを問わず、たとえば演者にPCR検査を行うなどして感染症対策を行うなどして、様々な主体が参加する実行委員会方式で行う大きめのイベントに助成するもの。ただ、未だコロナの感染拡大状況もあり、現時点では「大規模」イベントの実施時期の想定が難しく、少し後ろ倒しになりそうな見込みとのこと。
◆新人アーティストに対する助成=活動歴の浅いアーティストへの助成も注目です!
そして、先週18日に発表された令和3年度補正予算にも支援が追加!!
(令和2年度最終補正予算(案)(追加分)及び令和3年度補正予算(案)について p12ページより)
◎芸術文化活動の幅広い支援
緊急事態宣言等によりイベントの開催を制限されている芸術文化団体等に対し、公演の実施を支援すると共に、オンライン配信を通じて、都民が芸術文化にふれられる機会を提供する「アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)」を追加実施
ちなみに、昨年6~7月に募集された「アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)」は、300件の枠に対し、1400件が寄せられたそうです。
一方で、文化、エンターテインメント業界の方からは、「今」が非常に厳しい…というお声もあります。東京の「文化」を絶やさないために、何が必要なのか、引き続き、寄せていただく声を聞きながら、私も都へ働きかけていきたいと思います。
明日は以下のイベントに参加します!
この記事をシェアする
モリサワ キョウコ/42歳/女
ホーム>政党・政治家>森澤 恭子 (モリサワ キョウコ)>令和3年度注目予算④東京の文化を守る!~「アートにエールを!(ステージ型)」追加実施など