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重症病床は満床・「重症化させない取り組みを」抗体カクテル療法を推進

2021/8/21

 

🍀逼迫する新型コロナ重症・中等症入院病院🍀

私の地元の渋谷区には新型コロナ重点病院など、重症患者を受け入れている病院がいくつも存在しております。その一つの最前線で

治療に従事している先生から、現状を伺いました。

●重症・中等のコロナ病床はすでに満床

満床を越えて受け入れざるを得ない状況となっている。エクモが必要な状況になっても治療できない状態が起きつつある。他のコロナ患者受け入れ病院でも同じような状況だと聞いている。

⇨満床を超えた受け入れについては、都立広尾病院や都立多摩総合医療センターでも同じ状況だと聞いています。

●コロナ病床をさらに増やすためには、脳卒中や心筋梗塞の急患の受け入れを断り、癌患者等の治療を止めることになる。

⇨都立多摩総合医療センターでは実際にコロナ以外の患者の受け入れを断り始めているそうです。

 ●現在、軽症および中等症1の人は宿泊や自宅療養をしていて、悪化してから入院している。悪化する可能性のある人を、わざわざ悪化するのを待ってから治療しているようなもの。早期の治療をして重症化させない取り組みが必要

●できれば自宅療養中の軽症者についても「抗体カクテル療法」を実施して、重症化させないでほしい。医師が訪問診療で抗体カクテルを投与するのでは、効率が悪くて全く追いつかない。できれば抗体カクテル療法専門の場所を作って、次々に軽症者に抗体カクテルと投与してほしい

といったお声をいただきました。

 

🍀抗体カクテル療法宿泊施設がスタート🍀

「抗体カクテル療法」は、軽症者に発症から7日以内に投与すると、重症化を70%削減することができるものです。点滴で投与する必要があり、アナフィラキシーが起きる可能性もあることから医療従事者が常駐している必要があることから、これまでは入院患者のみに投与されてきていました。しかしながら東京都で入院しているのは中等症以上の方々で、軽症は宿泊療養や自宅療養をしております。入院している軽症患者がほとんどいないのが課題となっておりました。

この度、国で「宿泊施設での投与も可能」としました。宿泊施設ならどこでもいいということではなく、医療従事者が24時間常駐し「臨時医療施設」と認められる必要があります。東京都では品川プリンスを臨時医療施設とし、カクテル療法が8月13日スタートしました。8月18日には8人にカクテル療法がされたそうです。まだスタートしたばかりということで投与対象は少人数で、運用面での課題等を探りながら始めたところだそうです。

 

🍀「外来」での投与OKを国へ要望🍀

東京都福祉保健局によりますと、都内120カ所ある入院重点医療機関でもカクテル療法を実施できるよう調整を進めているそうです。ただ上記しましたように、現在の課題は「入院している軽症者はほとんどいない」ことが課題となっていることから、東京都では国に対して「外来での投与を可能にしてほしい」と要望をし、国では検討が進められている状況にあるそうです。

 

🍀「酸素ステーション」における抗体カクテル療法を要望🍀

冒頭の医療従事者からは、都内に「抗体カクテル療法施設」のようなものを設置して、軽症者に次々と抗体カクテルを投与できる場所を作れないかと要望をいただきました。渋谷では前のブログで記載したように、旧こどもの城が軽症者向けに「酸素ステーション」として8月23日に運用が開始されることになっています。https://go2senkyo.com/seijika/165092/posts/289931

→そこで19日の都議会本会議の都民ファーストの会の代表質問において、酸素ステーションにおいて抗体カクテル療法を実施してほしい旨の質問と要望をしました。

<都民ファ代表質問>抗体カクテル療法の投与により、患者の重症化を予防し、重症病床の逼迫を改善す るためにも、医療機関や宿泊療養施設での活用をはじめとして、集約的に投与できる ように酸素ステーション等でも活用を検討するなど、抗体カクテル療法を推進していくべきと考えますが、見解を伺います

<福祉保健局答弁>抗体力クテル療法は、新型コロナウイルス感染症の患者で、基礎疾患を有する方な どの重症化を抑制する効果が示されており、医療提供体制確保の観点からも重要で ある。 そのため都は、入院重点医療機関で必要な薬品を常備し、速やかに投与できる体制を確保している。また、宿泊療養施設においても抗体力クテル療法を実施できるよう、品川プリンスホ テルのイーストタワーの一部を臨時の医療施設として指定し、8 月 13 日から入所者への抗体力クテル療法を開始した。今後も、重症化を予防し、重症病床の負荷低減 に資するため医療機関や宿泊療養施設等での抗体力クテル療法を推進して参ります。

 

残念ながら福祉保健局の答弁では「酸素ステーションでの抗体カクテル」について回答がありませんでした。

しかし担当課長には渋谷区医師会や現場の先生方のお声をしっかりとお伝えし、抗体カクテル療法を重症化する前にリスクが高い軽症者に投与できるようお伝えしております。今後動きがあったら、またご報告いたします。

 

 

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