2025/3/26
教育委員会は、教育の政治的中立性を保つため独立した「執行機関」として設置されていますが、2015年に地方教育行政法が改正されて首長が教育行政の方向性を「教育施策大綱」として示すことが制度化されました。これにより教育政策が自治体の総合的な政策と一貫性を持たせることができるようになりました。大綱は首長が「教育総合会議」を開催して、教育委員会と協議をして決めることになっています。
2025年2月12日に、小池百合子都知事が「東京都総合教育会議」を開催して、次期の「東京都教育施策大綱案」が示されました!!
今回の大きな方針は東京の「新たな教育のスタイル LPX」が示されたことだと思います!
LPXとは、Learning Platform Transformationの略で、デジタルとリアルの最適な組み合わせをすることで、学びかたを大きく変えていくことを目指すというものです。具体的に示されたのは、以下のようなポイントでした。
◎場所は時間が自由に選べる
学校だけではなく、外部の機関やオンラインなどを活用して「自分に合った場所や時間」で学べるようになる。
◎教員は学びの伴奏者に
教員は「学びの伴奏者」になり、専門家等と連携して、探究などの実践的な学びを展開する。
◎興味や関心に応じた学び方へ
一人一人の知識や興味関心に応じた学びを実践できるようになる。
◎自ら学びを創造する
子供が学びのデータを活用してアセスメントや目標設定を行って、自ら学びを創造する。
そして「特に重要で優先的に取り組む事項」が6つ示されました。
私が長年取り組んできている「インクルーシブな教育」も、この重要優先的項目に入りました!!!!!!!8年前に都議会議員になった頃から考えると、東京都の教育施策の要にまでなっていることに感動&感激しております。
さて具体的にどんなことをしていくのか?についてはまた別のブログ投稿に書きたいと思いますが、2月27日の東京都議会の一般質問では、小池百合子都知事と、東京都教育委員会の坂本教育長から以下のような答弁をいただいております↓
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