2025/3/22
2024年(令和6年)、東京石越会の第28回総会が開催されました。東京在住の石越地区出身者が集い、ふるさとへの思いを語り合う場として長年続いてきたこの総会ですが、今年の参加者はわずか23人。平成28年度には270人が参加していたことを考えると、著しい減少傾向にあります。これには、高齢化の進行や個人情報保護の厳格化といった現代特有の課題が大きく影響していると考えられます。
高齢化の影響
総会の参加者の多くが高齢者となり、移動が困難になったことが減少の大きな要因です。かつては活気に満ちていた世代も、年を重ねるにつれ、体調や生活環境の変化から遠出が難しくなっています。
個人情報保護法の影響
以前は、石越出身者のネットワークを活用し、電話や郵送で総会の案内ができました。しかし、個人情報保護法の厳格化により、会の運営側が名簿を管理・活用することが難しくなっています。特に、連絡手段の確保が困難になり、結果として参加者の減少につながっています。
コロナ禍による参加意欲の低下
コロナ禍で数年間、総会が開催されなかったことにより、以前は毎年参加していた人々の習慣が変化し、参加意欲が薄れてしまったことも考えられます。また、対面での集まりに対する慎重な姿勢が残る中、以前のような規模での開催が難しくなっています。
若い世代の参加促進
石越出身の若い世代を巻き込むため、従来の形式にこだわらず、オンライン交流会やテーマ別イベントを開催するなど、新たなアプローチが求められます。
オンラインツールの活用
ZoomやSNSを活用し、遠方の方でも気軽に参加できるようにすることで、より多くの人がつながる機会を増やすことができます。
個人情報の扱いに関する新たなルール作り
個人情報保護を考慮しながら、同意を得た方にのみ情報を共有できる仕組みを整えることも重要です。会員制のWebサイトやメーリングリストの活用など、新しい方法を模索することが求められます。
東京石越会の総会は、ふるさとを思う気持ちをつなぐ貴重な場です。参加者の減少は課題ですが、時代の変化に適応しながら、新しい形で石越との絆を保ち続ける努力をしていくことが必要です。今後も石越を愛する人々の集いが続くよう、新たな取り組みを進めていくことが求められます。
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