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ひえしま 進 ブログ

世田谷区の衆院選を振り返る

2024/10/31

衆院選が終わり、日本の政治は激動の時代を迎えている。自公で過半数割れとなり、国民民主が躍進して、キャスティングボートを握った。維新は公明を打ち破り、大阪で全勝したものの全国展開には程遠く、公明は代表も落選した。

世田谷区は小選挙区の5区、6区を抱える。いずれも立民が当選し、自民は落選。比例復活もならず、世田谷区から自民の国会議員はいなくなった。このことが今後、世田谷の政治にどのような影響を及ぼすのかはまだわからない。

ひえしまが提案した投票済証(デザインはバージョンアップ中)

5区、6区を合わせた、主な政党の比例獲得票はどうなっているか、前回と比べてみよう。

前回(令和3年)               今回(令和6年)

自民 139497             104795
立民 101482                   106389
公明   33004               25810
維新 73918                       41306
国民 23006                       63526
共産 42319                       29826

まず、自民が約35000票減らしたのが目に付く。世田谷でも裏金問題が響いたと言えるだろう。同じ与党の公明も7000票余りの減。その減った分が立民に行ったのかと言えば、立民は前回から大幅増となったわけではない。維新はたった3年で30000票以上も減少させた。その代わり、国民民主が約40000票も大幅増し、これは世田谷でも全国的な傾向と軌を一にしている。ちなみに、今回の世田谷全域の投票率は58.82%。前回は66.4%だった。

第3極を標榜する政党の消長は激しく、国民民主がこの勢いを維持できるのかわからないが、維新について言えば、耳目を集める政策を喪失したままでは、消えゆくのみとなるだろう。国民民主も政策実現力を発揮できなければ、維新と同じ道を行くことになる。今後を注視したい。

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著者

ひえしま 進

ひえしま 進

選挙 世田谷区議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 14,139 票
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肩書 世田谷区議会議員
党派・会派 無所属
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