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東郷 克己 ブログ

野洲市長選挙 誰を選ぶ? 野洲病院現地建て替え?本当にできるのか

2020/10/10

11日告示、18日投開票で実施される野洲市長選挙。
最大の争点と言えばやはり、野洲市民病院(仮称)の整備の是非。

長年にわたり論争が続いてきた、この病院整備。
そのためか、虚実入り混じった・・いや、耳を疑うような内容がまことしやかに流されてきました

そこで、主権者である野洲市民、有権者皆様の判断の一助として事実に基づいて整理をいたします。

既に”限界を超えている”(現)野洲病院

まずは建て替えが必要な理由=野洲病院の現状から。
〇野洲病院は、最も古い東館は昭和55年の建設。老朽化が激しく、耐震基準も満たせてない。
〇病室や廊下も旧基準の建設で狭い。(同規模病院の病室72.4㎡/床に比べ野洲病院は53.3㎡/床。医療法で定める多床室での必要床面積6.4㎡も確保されてない。≪緩和規定が適用≫)
〇病棟廊下にスロープが設置されるなど安全面の問題。
〇東館⇒西館⇒北館と増築を重ねた結果、迷路のような構造。患者や付き添いの方は”迷い”の原因となり、職員にとっては作業導線が悪く、効率的行動の障害に。

野洲病院は限界。でも市内にそもそも病院は必要か?

県立総合病院(旧称;成人病センター)や済生会など、近隣に大きな病院があることから
「なんで無理してつくる?」との声もあります。
しかし、医療の分野では病院の役割も明確に分類されていて、県立総合や済生会など「高度急性期病院」では
ある程度まで病気が落ち着くと「回復期」を担う病院へと転院となります。
つまり、”大きな病院”では最後まで治療を診てくれることはほとんどなく、現実的に家で生活できるようにリハビリ
の実施は回復期の病院が担います。
市内からこうした機能を備える病院がなくなれば、市民にとって大きな負担になります。
必要性を分析した委員会では、「なくても大丈夫」との仮説をたて、周辺地域の病院や診療所等の役割を明確にし、シュミレーションした結果、市内に一定の役割を担う病院は必要との結論を出しました。


物理的に不可能な現敷地建て替え。

地図をご覧ください。
敷地いっぱいに建っている現病院。ここで病院を止めることなく建て替え云々と言ってますが、これは既にH28年に詳細な調査を経て「制約の多い現在地での建て替えは不可能。移転建て替えによる全面的更新が必要」との調査報告が提出(第三者委員会である「野洲病院支援継続可能性評価委員会」に提出された報告書。概要版を野洲市HPで閲覧可能)されています。
報告書は、2日間にわたる詳細な現地調査とその分析を踏まえた重厚なものですが、この地図を見れば、専門外の私でも「無理」は分かります。

先に西館を解体、比較的新しい北館(H11年築)を生かして建替え?
病院は稼働させながら・・

病院を休ませず解体するためには、まず西館の機能をどこかに移転させねばなりません。
西館には、外来診察室(内科、外科、整形外科、脳神経外科、眼科など)や待合室、医局や事務室、病室など病院にとって不可欠な機能、施設です。
仮設病棟・・という方法もなくはない、ですが、ご覧の地図のどこに仮説を建てるのか、クレーンなど工事に不可欠な車両の入るスペースはあるのか、そもそも”密着状態”での工事を病院で実施できるのか等々、考えれば考えるほど不可能です

駅前には既に市有地があり、これを活用して新築移転するのが最も合理的で安全。

野洲駅南口駅前には8000㎡を超える十分な広さの市有地があり、ご覧のようにすぐにでも建設工事に取り掛かれます。
市議会の議決はもちろん、県や国の承認を得ています。10.5憶円という大きな国の補助金も約束されています。
総事業費(120憶円)ばかりを喧伝されます。
しかし、国の交付金10.5憶円もあります。これを除いた返済額の半分は病院収益から返済(病院収益については、令和元年度決算で約2.5憶の黒字が計上されており、市の収支計画に無理はないことが証明)、残りのさらに半分は国の交付税措置があり、実質市民の負担は28億円足らずです。
これを30年で返済する計画であり、これまで民間であった野洲病院に対し、「野洲市の地域医療を守る」との観点で支援してきた額と比べても決して大きな負担ではありません。

野洲市の目指す医療は

山仲よしあき市長が目指しているのは、決して「病院建設」自体ではありません。
少子高齢化が加速していくこれからの時代に必要な医療、求められる医療とはどんかものか・・
これを医療の専門家はもちろん、市民の皆様とも議論を重ねてきました。
そして辿り着いたのが、「健康と生活を守る医療」です。
これまで病院は、病気を治すことが使命でした。
これが無くなることはありませんが、これからは病気にならない取組みが大切になります。
つまり、健康を維持増進する取り組みです。
さらに、年齢を重ねると病気が完治しなくなり”上手に付き合う”ことが大事になります。
持病を持っていても不安なく、生活の質を落とさず暮らしていける、こういう視点が今後さらに重要になります。
市民の健康と生活を守る医療の提供こそ、新病院のコンセプトであり、野洲市の目指すところです。

 

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著者

東郷 克己

東郷 克己

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肩書・その他 野洲市議会議員、野洲市議会議会改革推進特別委員会委員長
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