2024/5/17
バングラデシュの報告をさせていただきます。とにかくスケジュールがみっちりでした。また、移動中の道路も人が多く、あらゆるところから飛び出してきて⁉ぶかる!!と緊張するのです笑
「外遊」という言葉に「遊」が入っていて誤解があるかもしれませんが、ほとんどがみっちりしたスケジュールで日本の国益のために動いていることぜひご理解いただければうれしいです。
そんなバングラデシュ出張の報告です。
〇バングラデシュ人民共和国、貧困の国と思いきや、経済成長が著しく、なんと22年で7.1%、23年で5.7%と成長著しいのです。所得ももちろん格差もありますが、富裕層、中間アッパーミドルが非常に増えているのです。
北海道の1.4倍の面積になんと17000万人の人口がいて内需の力をものすごい感じる国でした。縫製品が輸出で一番のメインでユニクロや世界の縫製大手メーカーもたくさん進出しています。
海外協力はなんといってもMRT6号線の鉄道を円借款(貸付金)でつくったこと。これによりバングラデシュの交通の便が良くなったこと、また、自分たちの国が成長したんだという実感を得られたそうなのです。なので本当に日本対する信頼も厚い。
政治はハシナ首相が15年という長期政権の中で安定した経済成長を成し遂げました。政権交代が普通の国で、国民の期待に応え、これだけ政権を続けている手腕は本当に勉強になります。
〇先日も書きましたが、グローバルダイアログの会議のワーキングランチでは、この人間の安全保障も含め、上川陽子大臣が推し進める国連WPSをだし、紛争などで弱い立場の女性、その女性こそが当事者となって交渉や解決の現場に出向くことの重要性を訴えました。
台本もなく、瞬発力が求められる外交の現場でどれだけのことができたか。3回発言することができ参加者の中では最多タイぐらいか。反省点も多いですがよしとします。
〇バングラデシュ、マームード外相への表敬訪問。外務大臣は党でもナンバー3の立場の方、確かに吸い込まれるような人間的な魅力を感じました。そして様々な経済開発の話が話題にでました。
こちらとして、バングラデシュと日本は長年にわたる信頼関係と実績がある、他国の攻勢があっととしても今までの二国間のつながりの中で日本に任せてほしいということ、伝えました。
〇草の根無償資金協力案件、X線レントゲンと歯科のレントゲンの供与の式典にでてスピーチをさせていただきました。県立の病院で、この供与で低所得者の皆様にも医療のアクセスが可能になったのです。
まだまだ経済格差が多いバングラデシュで非常に喜ばれています。機材にはすべて日本国旗がついていて、それをみている患者さんも日本にきっと友好的になってくれるでしょう。
〇BJITアカデミーの視察を行いました。社長はバングラデシュ人で、日本に留学し日本の企業に入り、その経験からバングラデシュのIT人材を育て、アウトソーシング、プロジェクトの請負を行っているのです。
社長の夢はこの会社が大きくなること、これもあるのでしょうが、このIT人材育成の産業が大きく育つこと、が目標なのです。かっこいいですね。
また政府への要望として、日本は優秀な外国人がいるのに受け入れる土壌も法制度もまだ足りない、そんなご指摘も伺いました。志が高いのです。素晴らしい視察をありがとうございました。
〇同国NGOが運営しているショップに伺いました。フェアトレード商品を扱い、またデザインなどにもこだわりすごくオシャレなショップです。
それなりの価格ですが、富裕層も多くこうした商品が成り立つぐらいの購買力がこの国にあるのです。イメージが変わりました。勉強になりました。
〇そして海外協力隊の皆様との会食がありました。海外協力、ぱっと聞くとハードルが高そうですが、いざ行く!と決めたときには、研修もあったり、仲間もいたり本当にいい経験となるそうです。そのつながりで結婚された方もいるそうですね
その経験をぜひ学校で子ども達に発信してほしいですね。本気の活動は絶対に子ども達に響くと思います。企業や自治体でもこうした経験を推奨するところもあるようです。
こうした都会でも田舎でも地域に溶け込み、住民とともに活動する、それが日本の信頼度を高めているんだなと本当に感じました。有意義な時間となりました。引き続きよろしくお願いいたします。
弾丸でしたが、ミッションも無事終え、またバングラディシュのパワーも感じ、またそこでがんばる日本人の皆様との意見交換。目まぐるしく時間が過ぎました。
また大事な方のお通夜も重なりました。伺えず不義理となりましたことお詫び申し上げます。がんばることで恩返しをしてまいります。
本日もはりきってまいりましょう。
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