2024/9/1
【2024.9.1】午後は、宮城県行政庁舎2階講堂にて、県と仙台市との共催による「#宿泊税」の導入に関する約2時間半にわたる仙台市内の事業者に対する説明会の傍聴です。
大半の宿泊事業者の声を総括すると、「これだけ理解と納得が得られていない状況で、拙速に議会提案することに反対である。すべてを白紙に戻し、時間をかかて、観光振興(宿泊税の導入)についての在り方について議論すべきである。」との訴えがあった。以下、主な意見(まま)を列挙する。
●そもそも、4年前に議会提案し、コロナ禍を理由に議案を撤回した際にも宿泊事業者は反対していた。そのときの提案条例をベースにした今回の提案には疑問を感じる。
●7割の宿泊事業者が「理解を示している」としているが、そのような現状認識にない。賛成している事業者を具体的に示して欲しい。
●審議にあたっては、宿泊事業者も入れた、偏りのない公明正大な組織構成員をもって議論してもらいたい。
●これまでの一般財源の投入での観光振興をどのように評価しているのかデータが示されていない。
●仙台市入湯税の使途の詳細を要求しているが、未だに示されていない。
●観光振興のための手段は、宿泊税以外になかったのか、その検討状況が見えない。
●なぜ、「宿泊税ありき」からなのか理解できない。一番、取りやすいところから徴収しようとしているのではないか。
●これまで復興予算による観光財源投入で失敗しているのではないか。
●徴収を担う宿泊事業者に対し罰則を科すのは如何なものか。
●システム改修において、徴収義務者も負担するのは理解できない。
●なぜ300円なのか。他の自治体では100円200円の事例もある。その根拠を示してもらいたい。
●なぜ、この説明会に県知事と仙台市長が来ていないのか。両首長による別の説明機会を設けるのか。それは議会提案前か後か。
以上、終始、行政側と宿泊事業者とは議論が嚙み合わないままで閉会した。
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