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補正予算の審査をしていると、その自治体の考え方が見えてくる

2026/6/8

今日は予算審査特別委員会。

補正予算というと「お金を増やします」「減らします」という数字の話に見えますが、実際に審査をしていると、その自治体が何を大切にしようとしているのかが見えてきます。

今回もいくつか気になる案件がありました。

一つは、市内事業者向けの「未来投資応援補助金」です。

物価高騰対策として実施される事業ですが、単なる支援金ではありません。設備投資や生産性向上、新事業展開を後押しするための補助制度です。

委員会では、

「先着順なのか」
「賃上げは本当に条件なのか」
「個人事業主はどうなるのか」
「商工会に入っていない事業者にも情報は届くのか」

といった点について確認が行われました。

話を聞いていると、この制度は実際に賃上げしたかどうかを厳しくチェックするというよりも、将来的な賃上げにつながる設備投資や経営改善を促そうという考え方のようです。

また、商工会だけではなく、よろず支援拠点などとも連携しながら事業者支援を進めていくとの説明もありました。せっかくの制度ですから、多くの事業者に情報が届き、有効に活用されることを期待したいところです。

もう一つ印象に残ったのが学校給食センターの委託契約です。
現在の契約が今年度末で終了するため、次の契約に向けて債務負担行為が設定されました。金額がこれまでより増えている理由について確認すると、一番大きな要因は人件費の上昇とのことでした。介護の現場でもそうですが、人材不足や人件費上昇は今やどの業界でも避けて通れません。子どもたちへ安全に給食を届けるためにも、適正な人件費を確保できる環境づくりは必要だと感じます。

また、地場産品をもっと使ってほしいという声についても確認しましたが、今回の委託料は調理や配送に関する費用であり、食材そのものの購入費とは別との説明でした。つまり、地産地消の話は今回の委託契約とは別の議論になるということです。

さらに生涯学習課では、温水プールを巡る裁判についての予算も審査しました。結果としては、原告の請求は全て棄却され、市の全面勝訴。控訴も行われず判決は確定したとのことでした。裁判というと長く続くイメージがありますが、一つの区切りを迎えた形になります。

補正予算の審査は、派手な話題が出るわけではありません。しかし、その一つ一つを見ていくと、「市はどこにお金を使おうとしているのか」「その事業で何を実現したいのか」が見えてきます。
予算書の数字だけを見ると難しく感じますが、その裏側にある考え方を知ることで、市政はぐっと身近なものになります。明日も引き続き審査は続きます。どんな議論が行われるのか、しっかり見ていきたいと思います。

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著者

山口 だいすけ

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肩書 ケアマネジャー・副議長
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