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大原 ゆうき ブログ

今日から一般質問です

2024/9/10

今日は本会議。今日から3日間、一般質問です。

今日の登壇者は以下のとおり。

令和6年第4回(9月)定例会一般質問一覧表(芦屋市議会)

僕は出番なしだったので、気になるところを簡単に。

災害に関する話

議会BCPって、厳密には建付け違うと思う

BCPの話の折、議会のBCPにも触れられていました。確かに芦屋市議会はBCPと銘打たれた計画を策定しており、毎年度訓練を実施してブラッシュアップを続けているところです。

議会機能継続計画(議会BCP)

ただ、そもそもBCPというのは日本語で言うと、事業継続計画です。要するに、災害等で止まってしまった事業をなるべく早くに復旧させるという考え方でつくられています。想定されるリスクを洗い出し、そのリスクから復旧させるための計画をつくっていくのが同計画です。

民間企業の場合は事業が止まることで売り上げもどんどん減っていきます。行政においても、災害があろうとも、行政がやらないといけない手続きが山積みです。官民問わず、一刻も早い復旧が必要なのは言うまでもありません。

じゃあ芦屋市議会の話はどうなのか。BCPの観点で言うと、「議会が復旧していないため議会が開けない→専決処分が増える」発災後は市長部局は超忙しいので、しばらくは議会が招集されることは基本的にはないと思います。でも、いつでも議会を開けるように復旧しておくというのは、市議会としてやらなければならないこと。

芦屋市議会の場合、発災後に市内の状況を情報収集するなどを想定した災害対策会議、ブロック体制の話に重きが置かれている節があります。

実際には、議会が開けない要因は以下のようなものが想定されます。

  • 議場が破損しているために議場が使えない
  • 議場システムが故障してしまって使えない
  • 事務局員が登庁できないため、システム操作等ができない
  • 会議の成立要件を満たす(1/2)だけの議員が登庁できない

他にもあるかもしれません。こういったリスクを事前に洗い出しておき、その復旧策まで検討しておく。それが本来の事業継続計画だと思います。

ずっと違和感がありました。ただ大幅な建付けの見直しが必要となるため、抜本的見直しが行われるとされる今年度までは寝かしていました。

実際、検討会議の座長を務めていた昨年度において、次年度への引継ぎとしてBCPと発災後の災害対策マニュアルは切り分けるべきというようなことを付け足したと記憶しています。今年度も、副議長を中心に検討会議が検討を行っていますが、果たしてどうなることやら。

南海トラフがあっても芦屋市には津波が来るとは想定しづらい

近い将来、南海トラフ地震があると言われています。津波地震ですから、特に高知や和歌山については津波被害が出ると想定されています。芦屋市の場合、海はあるものの外海には面していません。芦屋市に到達するまでに障害物も多々あります。よって、芦屋市が津波に飲まれるということは想像しづらいと僕も思っていました。今日の答弁で、明らかにそれは想定していないということが言われました。だよね。

もし万が一、芦屋市が津波に飲まれるようなことがあると、大阪は沈みますし東京だって壊滅状態になるだろうと思います。日本経済が終了し、日本が終了します。

人類観測史上2位の高エネルギーを記録している東日本大震災であっても、内陸部には津波は来ませんでした。そういうことだと思います。もちろん、想定外は起こるものなので、まず水平避難。無理なら垂直避難は必要だと思います。

津波は来ないけど、震度6強~7ぐらいの地震があると言われています。ただ、芦屋市の耐震化はかなり進んでいます。令和3年3月時点では、戸建の94.6%。集合住宅の97.6%が耐震化済みと報告されています。

『芦屋市耐震改修促進計画(平成20年~令和7年度)中間検証』

家屋の耐震基準は都度変更されています。一番大きな改正が、1981年改正。そのあとは2000年改正。

1981年以前の旧耐震基準だと、震度5に耐えたらOKとされていましたが1981年以後の耐震基準だと、震度6強~7に耐えられないとダメです。

一番この差が顕著に出たのが、熊本地震です。この辺は過去のブログに書きましたのでそちらを参照ください。

恐らく阪神淡路大震災のときのような地獄絵図にはならず、倒壊する家屋はかなり少なくなると思います。なので、倒壊による犠牲者というのはかなり減るのではないかと思います。

直ちに倒壊の恐れがある家屋は少ないはずなので、従来の避難所での避難生活ではなく、在宅避難という籠城作戦が多くなるんではないかなと思っています。そう考えると、備蓄の有無はかなり重要になってきます。備蓄はちゃんとしないといけません。自戒の念も込めて。

猛暑への対策の話

ドライミストは熱中症対策としては効果薄い

芦屋市の上下水道部は、市役所の北館入り口前広場のベンチにドライミストをしていました。市内の都市公園とかでもやるべきちゃうか?っていう話がありました。僕はそれは反対。

ドライミストの効果は、周辺の気温を3℃引き下げる効果が確認されているとの答弁がありました。うん、すごい。でも、残念ながら昨今の猛暑日は35℃を超えます。35℃が32℃になっても耐えられないぐらい暑いです。

ドライミストは、芦屋の水道の啓発事業という切り口で市役所でやるというのは良いと思います。ですが、熱中症対策としては効果薄いです。休むなら、空調の効いた屋内施設のベンチでないと。

どの公園を見ても、今の季節は日が落ちるまでは人っ子一人いませんよ。心地よい気候のとき、あれだけ多くの子ども連れの人たちで賑わう宮塚公園も今は閑散としています。だって外は暑すぎるんだもん。

そんな公園でドライミストする必要なんて全くない。少なからずのコストが必要となるものです。誰も使わないものに予算を投じられるほどの余裕は芦屋市にはありません。

ランドセルは暑いらしい

通学路のランドセル重い問題がまた出てきました。確かに小学生の荷物は年々重くなっている。しかし、ランドセルも年々軽量化されています。鞄の種類による重さの違いは、根幹の部分ではありません。ランドセル→リュックに変更しても重いもんは重いんよ。

ボトルネックは鞄の中身です。教科書類が重すぎるんです。恒久対策としては電子教科書。暫定対策としては置き勉。これしかないと思います。

我が国の電子書籍は、著作権等の兼ね合いで凄い遅れてます。でもさ、この話は教科書であり教育の話だから。一般に流通する書籍とは違うから。GIGAスクール構想みたいに国のリーダーシップでガーっと進めてくれよっていうのが正直なところです。ランドセル重たい問題は日本全国で問題になってますからね。

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著者

大原 ゆうき

大原 ゆうき

選挙 芦屋市議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 4,040 票
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肩書 芦屋市議会議員
党派・会派 日本維新の会
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