2024/7/25
今日は市民センターで行われた第38回学校給食展に行きました。
学校給食展とは、「芦屋市の学校給食を広く紹介し、学校と家庭、地域社会との連携を深め、子どもたちの健全な心身の発達のための食生活について考える機会とする」という名目で行われています。芦屋市としては学校給食には並々ならぬこだわりを持っています。議員としても給食の状況を知っておきたいから参加しました。
一番の目玉は給食の試食です。試食には限りがあり市民の皆さんは抽選になるんですが、僕は抽選無しで試食をいただきました。議員特権です。抽選に漏れた方、すみません。給食の内容をチェックする限られた機会なのでご勘弁を…。
気になるお味ですが、やはり普通に美味しいです。そりゃ、相応のお金を出して食べるレストランの方が美味しいっていうのはあります。でもそれは当たり前。学校給食でこの味は十分すぎます。十分楽しめるレベルです。僕の頃は別に美味しくなかったよ芦屋市も。
これが小学生265円、中学生306円で食べられるんだからすごい話です。自炊したとしても、材料費、光熱費、人件費考えるとこの金額ではつくれないですから。実際、家で食べるとしてもお昼から一汁三菜はちょっと難しいですよね。
市内の小中学校全校において、自校方式で提供できるというのは学校数が少ない芦屋市だからできるということも大きいです。人口規模の大きな自治体は小中学校の数もめちゃくちゃ多いため、全校で自校方式というのは難しい。芦屋市の人口規模が多くないという弱みを強みに変えている好例だと思います。
加えて、昨今では共働き世帯が増えています。保護者の方の帰りが遅くなることもあり、晩ごはんは買ってきたお惣菜で済まそうっていうケースも少なくない。作り置きのカレーとかそういうものをパパっとというケースもあるでしょう。
本来、育ち盛りの子どもたちには栄養バランスも考えた食事が必要です。だから、お昼だけでも栄養バランスを考えたきちんとした食事を採れるというのは保護者としてはものすごくありがたい話だと思います。
食育として特に良いなと思ったのが以下の点です。
何でか分からないけど、本に出てくる料理って妙に美味しそうですよね。「本に出てくるこれ、食べてみたいなぁ」という夢を叶えるナイス企画。
子どもたちにとっても、読書はすごく大事です。読書と給食を絡めて、より楽しく食に興味を持ってもらうという取り組みは相互作用もありすごく良い。学校ならではの取り組みだと思います。
国際文化を知る上で、食というのはすごく大事な要素です。「この国の人はこういうものを食べてるんだ」と知るのはすごく大事。そして、それは知識だけじゃなくて実際に食べてみる。食べてみた結果、口に合う合わないはあるかもしれません。それこそ、異なる文化に触れるということですからね。
じゃあどの国にしましょうかねっていうのが難しいと思うんですが、オリンピックと絡めるのはすごく良いですよね。これも本とのコラボと同じでオリンピックを観て関心を持った国の料理を食べられるというのはすごくタイムリーで良いと思います。
子どものうちに、一流に触れるというのはとてもいいことです。ですが一流のレストランは総じて高い…。ただでさえ子育てにお金かかるのに、庶民は1食1万円越えのレストランはそうそう行けないです。
給食でそういう機会を設けてもらえるのは、家庭の事情問わず一流に触れられる機会を設けられるということなので、とても良いことだと思います。これも芦屋ならではの取り組みなんじゃないかなと思っています。
いずれにしても、給食の機会を「何らかの気づき」の機会にするというのはとても素晴らしいと思います。大人の僕は、日頃のランチはお腹いっぱいにするだけの作業に近いです。楽しみがあるのは羨ましい限り(笑)
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