2023/2/10
「今、除雪車ってどこで除雪してるんだろう?」、「今日は、どこの除雪をしているんだろう?」と思ったときは、秋田市のホームページのマップ「秋田市 除雪作業車両 追跡マップ」で確認することができます。
追跡マップでは、今現在、除雪車がどこにいるかが分かる「除雪作業車 追跡マップ」、除雪車が除雪作業をした場所が分かる「除雪作業車 移動履歴」、そして、雪捨て場の混雑状況が分かる「排雪場 混雑状況マップ」があります。
今年度からは、マップ上で除雪作業を行う道路の優先順位が分かるようになりました。
また、LINE(ライン)での情報提供も始まりました。
ご存じのように、除雪には道路によって優先順位があります。
でも私たちは、自分の家の前の道路の優先順位がどうなっているのか分かりません。自分がよく使う道路の優先順位が分かりません。
これまでは、各町内会長に対して、道路が優先順位で色分けされた地図が配付されていましたが、1部しかないため、町内会回覧はされていませんでした。
一応、市のホームページには掲載されていたのですが、あると分かっていてもそこにたどり着くのが難しい状況で、あるかどうかも分からない中で検索する一般市民がたどり着くのは困難でした。
今年からは機能がアップして、マップ上に優先順位が表示されるようになり、分かりやすくなりました。
手前みそで恐縮ですが、除雪の優先順位が分かるように、令和4年2月の市議会本会議の代表質問で、私から提案させていただきました。その際の私の発言を引用します。
除排雪に対する理解を求めるためには、市民との情報共有が必要です。
本市公式ウェブサイトの除排雪関連のページは、お世辞にも見やすいとは言えません。
見栄えの良し悪しではなく、知りたい情報、必要な情報がどこにあるのか、極めて分かりにくいのです。
知りたい情報になかなかたどり着けないときに、除雪ボランティアの募集や五箇条のお願いなどを見せられても、不満渦巻く市民の神経を逆なでするだけではないでしょうか。
多くの市民は、路面積雪深10センチ以上という出動基準は知っていますが、道路種別・区分ごとに出動基準があることも、その区分により除排雪作業の優先順位があることも、自宅周辺の道路がどの区分なのかも、さらには、除排雪作業にどれくらい費用がかかるのかも、どれくらいの時間がかかるのかも分かりません。
市民の理解と協力を得るため、市民への広報について、マナーの徹底はもちろんのこと、夜間作業への理解促進や除排雪における道路種別・区分や除雪対象路線図の周知など、除排雪に関するあらゆる情報の共有を進めるべきではないか。
と提案させていただきました。
SNSによる市民への情報提供についても、同じく令和4年2月定例会本会議での代表質問で提案させていただきました。
令和元年度に実施した「しあわせづくり市民意識調査」において、最も力を入れてほしい施策は「冬期の除雪」が17.6%と最も多く、5.6人に1人が、冬の除雪を最優先に希望していることが分かりました。
雪が多く降ったとき、市民の最大の関心事は、「除雪車がいつ自分の地域に来てくれるのか」であります。
市民の皆さまからは、「いつ除雪車が来るのか分からない」、「本当に除雪車は来るのか」という先行きが見えないことに対する不満の声が圧倒的に多く聞かれます。
そのときどきの降雪・積雪に関する状況や見通しと、それに基づいて市は除排雪作業の実施をどう判断したのか、市長が先頭に立ち、市民に伝えていく必要があるのではないでしょうか。
そこで、除雪作業の出動基準について、「気象状況や路面状況等を総合的に判断して決定する」などとされているが、そのような判断と決定について、報道機関の協力やSNSなどの媒体の活用により、市民へ随時情報提供すべきではないか、お考えをお伺いいたします。
私の質問の効果なのかは分かりませんが(^^; 今年度からLINE(ライン)による情報提供が始まりました。
LINE(ライン)登録すると、地区ごとの除雪に関する情報が配信されます。まだ始めたばかりの取組だからなのか、職員が慣れていないのか、あるいは運用ルールが確立されていないのか、情報提供の頻度は少なめかなといった印象ですが、いつ除雪作業が始まるのか分からないといったフラストレーションからは少し開放されるので、登録されることをオススメいたします。
次のページに各地区の登録用QRコードが掲載されているので、アクセスして登録してみてください。
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