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奥 大輔 ブログ

育児問題について

2019/3/25

2019年統一地方選挙の西宮市議会議員選挙に自民党推薦で立候補予定の奥大輔です。

最近は選挙になるとよく待機児童の話が取りざたされます。

しかし、「待機児童ゼロを目指します」といったようなチラシを見たり演説を聞いたりすると、どうしても違和感を感じてしまいます。

私の経験から待機児童問題についての考えを述べたいと思います。

私の子育て経験

私は2008年に結婚し、2人の子供に恵まれました。

私の職業は自営業の和菓子屋で、嫁の職業は小学校の教諭です。

1年間は嫁が育児休業を取得して育児に専念していたのですが、職場に復帰するとなって保育所を探す事になりました。

まずは当然住居のある西宮市で認可保育所を探したのですが、どこも何十人待ちという状況で、望みがなさそうだったので別の方法を考えました。

嫁の職場が神戸市なのですが、ちょうど嫁の職場の近くの公立の保育所に空きがあったので、そこを利用することにしました。

朝、子供を連れて行って職場の近くの保育所に預け、仕事が終わったら子供を引き取って家に帰ってくる、という状態です。

しかし、公立の保育所という事で朝は8時からしか開いておらず、夕方は必ず17時半までに引き取りに行かなければならないという規則でした。

嫁は小学校の教諭ですから、当然児童が来るよりも早く職場に行き、夜もある程度残って仕事をしなければならないのですがそれが出来ず、業務に支障が生じる事になってしまいました。

また、子供が熱を出したら何があってもすぐに引き取りに行かなければならないという規則だったのですが、嫁は仕事を途中で抜ける事が困難でしたので、結局私が片道1時間かけて引き取りに行かなければならないという事も度々ありました。

そこでその保育所を1学期だけで退所し、今度は自宅の近くの認可外保育所を利用する事にしました。

そこは朝の7時から夜の22時まで預かってくれる施設で、急な予定の変更などにも臨機応変に対応してくれました。

大変助かったのですが認可外という事で保育料が認可保育所より高く、二人の子供を預けた場合保育料が月に12~3万円にまでなってしまいました(それでも二人ということを加味して少し安くして下さったのですが)。

結局私が子供の送り迎えや食事や衣類の用意を担当し、子供が小学生になるまでその施設を利用させて頂きました。

しかし、子供を施設に預けていてなおかつ私は自営業という比較的自由の利く仕事で、さらに私の両親も頼れるという好条件だったにも関わらず、仕事と育児を両立させるというのは至難の業でした。

その頃ニュース等で「西宮市が待機児童ゼロを実現した」というような事が言われ始め、当時の市長も「待機児童ゼロを実現した」と言っているのを耳にしました。

うちの子が保育所に入れなかったのにそんなバカな事があるはずないと思い調べて見たところ、申し込んだが無理そうなので別の施設を利用している、という児童は待機児童に含まれないそうでした。

待機児童はあくまでも西宮市の認可保育所に申し込んで、空きを待っている状態の児童だけを示していたのです。

うちもそうでしたが、待っていても空かないという事が分かったら当然順番待ちをやめて別の方法を探すに決まっています。

この話を聞いた時に、「政治家の言う待機児童ゼロとはこういう事なのか」という不信感が募ってきました。

実態も分かっていないのに数字だけ帳尻を合わせて、自分たちの手柄のように吹聴する政治家に育児を語って欲しくないと思ったのです。

以上のような経験からいくつかの事が分かりました。

経験から分かった事

保育所に入れれば良いというものではない

保育所にも色々あり、自分の仕事や生活環境にあった保育所に入らなければ仕事と育児の両立は困難です。

とりあえず保育所に入れたからそれで良いという訳ではなく、保育所が保護者のニーズに応えられているかが一番大切です。

しかし現在の待機児童の定義では、特定の保育所だけを待っている児童は含まれていません。

端的に言うと「保育所を選ぶな」と言われているのと同じ事です。

こういった待機児童の定義についても見直していかなければ、問題の本質を見誤る事になってしまいます。

保育所を増やしても待機児童問題は解決しない

私は幼稚園や小学校のPTA会長をやっていることもあり、市内外の色んな方から色々と訊かれる事があります。

中でも一番多いのは「西宮に良い保育所はないか?」という質問です。

近隣の市の方が地元では保育所に入れないので、引っ越してでも保育所に入れる所を探している方が多いのです。

つまり西宮で頑張って保育所をたくさん作っても、結局市外からも待機児童が流れてくる可能性があるのです。

今現在困っている方の為に保育所を増やすのはもちろん意味のある事ですが、長期的に考えると、保育所を増やせば待機児童問題は解決すると考えるのは少し短絡的だと思います。

父親が育児に参画しやすい環境作りが大切

働く母親が増えている事に伴って、待機児童も増えています。

女性の社会進出が進んでいるという事は、逆に男性の育児への参画も並行して進めなければ、育児の人手が足りなくなるのは当たり前の事です。

うちの場合は私が中心となって育児を行う期間が長かったのですが、例えば幼稚園の送り迎えや行事にお母さん方に交じって私が参加するのは最初はやはり抵抗がありました。

しかし私が幼稚園のPTA会長になると、PTAの役員を引き受けてくれるお父さんや園の行事に積極的に参加してくれるお父さんが増えました。

やはり育児に参画したいと思っている父親は潜在的には多いのに、父親が育児に参画できる環境作りが進んでいないのだと思います。

父親が育児に参画しやすい環境を作る事が待機児童問題の上でも大切なのだと思います。

企業や地域社会の意識

育児は保育所に任せておけば良い、という考え方では待機児童問題は解決しません。

意識の高い企業などでは、職場に託児所があったり、子供を職場に連れてきても良い事になっていたり、環境整備が進んでいます。

社会全体の育児への意識を高め、このような企業を増やしていく事も大切です。

また、地域の公民館や社会福祉協議会、児童委員さんなどと連携し、地域全体で育児に取り組める環境作りも進めていかなければなりません。

まとめ

待機児童が全くいなくなるまで保育所を建て続けるだけの予算があれば何も考える必要はありません。

しかし予算には限りがありますし、保育所を建てる場所も無限にあるわけではありません。

行政がもっと問題の本質を見極め、広い視野を持って多角的に考えなければこの問題は解決しません。

しかし子育てをしていて感じるのは、おそらく育児に携わった事のない人ばかりが集まって机上だけで考えた施策を行っているのではないか、という事です。

数字だけ見ていても育児問題の根本的な解決にはなりません。

私自身の育児経験を活かし、実状に即した血の通った育児政策に取り組んで行きたいと考えています。

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