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大田区議会令和元年第3回定例会討論

2019/10/14

こんばんは。大田区議会議員のおぎの稔です。台風対応等もあり、ご報告が遅れましたが先日の大田区議会本会議で行った、討論についてご報告いたします。

 令和元年第3回大田区議会定例会、決算特別委員会もあり長丁場の議会でしたがお陰様で無事に終わりました。ちょうど、台風対応でも明らかになりましたが、一部の地域を除き大田区内、東京都内の災害に対するハコとして、壁としての堅牢さが証明をされました。安心はできませんがそれ自体は誇っていい事だと思います。一方で被災中も明らかになりましたが、ソフト面、対応力や配慮などまだまだかけている部分が目立ったのも反省点だと思います。福祉的な部分も含め、今のインフラの更新を行いながら、莫大な予算を都内はある程度、人間にシフトをしていくべきと思います。皆様、如何お考えでしょうか?

 

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 大田区民の会令和の荻野稔です。平成30年度決算について第57号の一般会計、および58号から60号までの3つの特別会計について認定に賛成の立場から討論をさせていただきます。皆さんも討論をされた後ですので、重複部分は避けて述べさせていただきます。一般会計の歳入決算学は2829億9226万円余、歳出決算額は2769億5689万円余となり、平成29年度と比べても歳入、歳出共に約200億円増えています。人口増も続き、また少子高齢化の時代で福祉費、扶養額が大きく増大していく中、大田区の財政について、また予算措置については大きく過不足があるという話でもなく、むしろ、地方の市町村に比べても予算的にも余裕が多いと思います。区民生活において生じる多くの課題についても区にご努力頂いている事を感謝いたします。

 しかしながら今後日本全体で課題になっていくことについて、また消費税増税や保険料値上げなどで区民生活が苦しくなってくる事に、大田区も例外なく直視せざるを得なくなってきます。その時に、万全な状態での対策が取れる形になっているでしょうか?今回はそういったことについて触れさせていただきます。

 

 例えば、孤立化、孤独の問題。

  「国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2035年の生涯未婚率は男性30%、女性20%。また単身世帯も4割弱になると言われています。これは高齢者、若者、壮年全て含めての数になります。社会福祉や地域、社会の担い手という点からも大きく考え直さなければなりません。

 

 少子化の問題。先日、今年の出生数が90万人を割る予測と報道がされました。3年前に100万人を切ったことが話題になったばかりですが、この数字、私も衝撃を受けました。誤解をされがちですが今の若い女性たちが子どもを生んでいないのではなく、結婚した女性が出産する子どもの数はそう変わっておらず、子どもの数が減っていますが、それよりは純粋に子どもを産むお母さんの数が減ったのです。

 1985年時点では、1334万人もいた44歳までの既婚女性が、2015年には805万人まで減りました。530万人も減少しています。少子化という意味でのみいえば、より必要なのは結婚への支援、また貴重な子どもへの支援は確かに大切ですが、そもそもが人口減少を基準にした社会体制の構築をはからなければならないのではないでしょうか?

 精神疾患、うつ、発達障害、自殺対策、大人なのひきこもり、性的指向、ライフスタイルの変化にヘイトスピーチなどの人権問題、子供の問題、非正規雇用、貧困。

 質問では就職氷河期世代の方の支援について取り上げさせていただきましたが、昨今、目まぐるしく誕生する課題、それぞれの生きづらさなど、さまざまな問題が出てきています。国際都市を抱える大田区では、羽田空港を抱えることからも、外国の方の流入により、さまざまな摩擦や課題が見えてくることでしょう。求められる福祉支援の形が多様化する中、今の大田区はその要望に柔軟に答えられる形になっているでしょうか?

 

さて、ちょうど、今、映画ジョーカーが公開中です。私も先日、劇場へと足を運びましたが、この映画はバットマンの悪役の誕生秘話という話とは別に、ある社会課題を表していました。皆様はご存知でしょうか?いわゆる「無敵の人」問題です。

 元々は、脅迫事件の犯人が自らを指して、そう呼称したことから始まりましたが、社会からも公的支援からも救われず、孤立に陥ってしまった方が凶行に及ぶ、社会との繋がりがない、失うものがないから「無敵の人」と言う問題です。 地域の付き合いも希薄になった昨今、隣にどんな方が住んでいるかわからないということも多いのかも知れません。

 この十数年間続いてきた、貧富の差や格差の拡大が、互いの不信や憎しみを煽り、それらがいつ爆発するかわからない時代が訪れてきてしまっています。昨日までの隣人が友人が家族が自分に牙を剥くかもしれない。

 地域や社会の包摂力が落ち、現代社会のいびつな構造と共に多くの課題が明らかになっています。これは全国的に手探りで頑張っていることで、効果的な対策が見つかっていないこともあるかもしれませんが、まだ対応が十分とは言えません。財政が比較的安定している今だからこそ、行う必要があります。

 

 十数年前、世界でも有数で豊かで余裕のあった日本社会。その時の、物質的な物だけではない生活のゆとりや豊かさを私たちは再び考え直さなければならないと思っています。新空港線や羽田跡地開発など、今回も議題に上がりましたが大型の開発、投資よりも人間一人ひとりの物質だけではない豊かさ、心と体に寄り添えるように、今後の社会課題に対応できる大田区であるよう福祉、まちづくりといった点について予算をより多くかけて行って欲しいと要望し、討論を終えます。

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