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Twitterトレンド入り?中央区議会の懲罰について

2020/12/4

大田区議会議員のおぎの稔です。12月2日夜から3日朝にかけてソーシャルメディア(SNS)Twitter、で珍しく地方議会で起きていることがトレンド入りしました。内容は「#中央区だったら懲罰されていた」というもので東京都中央区の区議会で、議員の議会外の書き込みに対して懲罰動議が出されるという事で注目を浴びたものでした。

先日、こうした報道があったばかりの懲罰動議という事もあり、インターネット上でも注目を浴びました。
 

懲罰乱用、是正も 専門家「地方議会に一石」―議員出席停止

 

 

その渦中の人物となったのは高橋元気 中央区議会議員。若手議員の会などを通じての知り合いでもあったので、中央区議会の本会議、及び動議によって設置された懲罰委員会を傍聴に行きました。SNSでも上がったこともあり中央区議会の本会議場の傍聴席は傍聴者で埋まり、懲罰特別委員会の傍聴席(定員12)は人数が多いため抽選となりました。

 

懲罰の対象となった高橋元気議員の発言はこちら

https://twitter.com/genki_takahashi/status/1332489282318073862

https://twitter.com/genki_takahashi/status/1332540637288091649

 

教育委員会の委員が区議会で何の議論もなく再選されるのが違和感しかない。 少なくとも区民文教委員会に付託され審議されるべきでは。 ICT化も進む教育現場において、70代以上の委員の他に、若く知見のある候補者がいなかったのか、庁内で議論はされたのだろうか。 忖度にしか見えない
 

どんな組織にも世代交代は必要で、本来長老の仕事は後継を育てることなんですけどね。 それが出来ていないのは、本件だけでなくあらゆる場面で課題だと思います。

 

 

 

その後、https://twitter.com/genki_takahashi/status/1334022433255383042

明日、区議会本会議にて私の「懲罰」を目的とした懲罰動議が提出される予定です。 私のTweet内容が理由と説明がありました。 「表現の自由」に対する明確な挑戦です。 議員のTwitter禁止にもなりかねない。 明日の14:00より本会議が開かれ、傍聴も可能です。 応援、拡散をどうかお願いしますm(__)m pic.twitter.com/HrMU2O2x94

 

地方自治法には懲罰。所属議員に対する罰則を議会として与える規定があります。

例えば、第134条には

  1. 普通地方公共団体の議会は、この法律並びに会議規則及び委員会に関する条例に違反した議員に対し、議決により懲罰を科することができる。
  2. 懲罰に関し必要な事項は、会議規則中にこれを定めなければならない。

とあり、第135条には

懲罰は、左の通りとする。

一  公開の議場における戒告

二  公開の議場における陳謝

三  一定期間の出席停止

 

とあります。会議規則などは各自治体の議会によっても異なるものですが、基本的に議員、議会の活動のルールは議会内に縛られるものです。

高橋元気議員の懲罰動議の発議者は磯野忠議員、墨谷浩一議員、渡部博年議員、渡部恵子議員の4名。 実際に、懲罰特別委員会を傍聴しましたが、高橋議員の書き込みに対しての問題点としては大きく
 

1、議会で自身が賛成したことをSNSで批判的に書いた。議員の評決権を軽んじており議会の品位を汚した

2、年齢だけをもとに資質に欠くような内容の批判は選任する委員に対して差別的な発言であり、議会との信頼関係を棄損した

 

というものでした。他にも、高橋議員の「忖度があった」というのも行政内の議論、意思決定プロセスを軽んじているという批判もありました。

まず2については高橋議員の書いていることは一般論であり、そうした心配がないのか、また既に任期を務められている方について「後継者を育てるのも仕事」と、どこの組織でも普遍的な課題であるといえます。

 1についてですが、批判している議員は完全に賛成と完全に反対しかないと考えているのでしょうか?議会で審議される案件は0か100かという話ばかりではありません。例えば予算執行について、「一部課題について賛同できない部分もあるが、全体の予算としては賛成する。」という事は当然あり得るわけで、では賛成後に「賛同できない一部の内容」について、批判的な書き込みをしたら評決権を軽視しているとして懲罰対象になるのでしょうか?私はそうは考えていません。が、中央区議会がそのやり方を是とするなら、完全な賛成や反対意見しかしないように他の議員の発言も監視が必要でしょう。

本会議場で懲罰委員会の設置についての動議は高橋議員の所属会派と共産党会派5名を除き全員賛成で可決。懲罰委員会は正副委員長が決まってから開会まで約1時間、委員会の議論も1時間近くかかりました。その中で、懲罰への賛否は分かれていましたが、懲罰の内容については戒告を一名が口にし、他は懲罰内容への提案なし(賛否は除く)でそのまま戒告で決定。

何か違法行為や誰かしら個人の人権、権利を侵害する内容ではなく、議員個人が議会外のSNSで思想信条、政策への意見を発信しただけで、懲罰委員会を開き大騒ぎをした挙句に、特に懲罰内容について議論無く、戒告処分を下す。こうしたやり方には疑問を感じざるを得ません。皆様、如何お考えでしょうか?

 

中央区議が議会批判したら懲罰出た! N国・立花氏も出動した〝ツイッター狩り〟騒動の顛末

 

中央区議会 議員名簿 高橋議員の所属会派は「あたらしい中央」です。

https://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/kugikai/meibo.html

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おぎの 稔

おぎの 稔

選挙 大田区議会議員選挙 (2019/04/14) [当選] 3,304 票
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肩書・その他 大田区議会議員(2期)無所属
党派・会派 無所属

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