『第10回日台交流サミットin台南』

７月29日・30日にかけて、台湾の台南で「第10回日台交流サミットin台南」が開催されております。

私は、第７回（神戸）のサミットから参加しております。段々と同志が増え、大田区議会にも、日台議連が発足し、本年は大田区内で台湾との関連事業を企画しております。両国の友好関係は両国の発展だけでなく、東アジアの繁栄に資すると確信しております。私も微力ながら、その一助となるべく精進して参ります。

なお、今回のサミットで採択された宣言は、以下の通りです。

台南宣言（第10回）

　台湾と日本は共に民主主義国家であり、「世界民主主義の連鎖」として注目される。民主主義、平和、繁栄、持続可能性、相互扶助は、台湾と日本の普遍的価値観であり、両国を最も緊密に繋ぐものである。
　ロシアウクライナ戦争及びイスラエル戦争は世界に影響を与え続け、世界の平和と安定に対する最大の課題となっている。台湾は太平洋の「第一列島線」の戦略的位置にあり、東アジアの平和と安定にとって極めて重要であり、世界の政治、経済の発展に影響を与える。台湾と日本は、インド太平洋地域の安全を守り、自由で平和な世界の確保のために連携協力すべきである。
　日台交流サミットは今年で10回目を迎え、経済、教育、文化、技術交流において台湾と日本がより親密に協力できるよう寄与してきた。私たちは長い間、国際社会に於いて台湾をアピールし、台湾の国際機関への参加を共通の目標としてきた。台湾と日本の外交、安全保障の為、両国政府に対し、一刻も早いハイレベル会合と連携を開始するよう要請する。地方自治体から中央政府まで、「日台関係に関する基本法」の早急な制定を求める。環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定（CPTPP）や世界保健機関（WHO）、その他の国際機関への台湾の加盟を積極的に支援し、台湾が国際社会で発言し、世界に対してより大きな責任を果たすことができるようにする。
　「台湾は日本を、日本は台湾を必要としている」台湾と日本は、重要かつ不可欠なパートナーである。この10年間、日台交流サミットは両国の地方議会間の結束に重要な役割を果たしてきた。今後も台湾と日本の交流を深め、地域の平和と安定を維持し、各分野での相互利益と連携を促進し、日台のより良い未来を築いていくものとする。

2024年7月29日
第10回日台交流サミットin台南