2025/6/19
府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★荒川区がシルバーパス購入費に1000円補助することで、低所得者は実施購入無料に
昨日の読売新聞多摩版に都内の荒川区が70歳以上の都民が公共交通を定額で利用できる「シルバーパス」について、パスを購入する区民に独自の補助を行う方針をするとのことを報じています。記事では「都福祉局によると、こうした取り組みをする自治体は初めて」として、「物価高騰のなか、パスを購入しやすくすることで高齢者の外出を促し、健康寿命の延伸につなげたい考え」としています。
★荒川区が約5400万円を予算計上
記事によると荒川区では今回の補助によって約3000人が購入すると見込みで、補正予算で約5400万円をもりこむそうです。記事のなかで荒川区では「コロナ禍の行動制限にともない、筋力低下や心の状態の悪化などフレイル状態になる高齢者が増えたとみられ、昨年8月に要支援、要介護認定者が初めて1万人をこえた」とあります。記事のなかで区の幹部の方は「この事業でパスを幅広い区民に持ってもらうことで、外出や運動の機会を増やし、健康な心身を維持してもらいたい」と話しています。
ちなみにシルバーパスはこれまで1年有効のものを2万510円で販売していましたが、この10月からは1万2千円に値下げする予定で、住民税非課税世帯など低所得者は1000円で購入できます。このため荒川区ではこうした低所得世帯については、1000円補助をするため実質無料となります。(参考記事、読売新聞多摩版6月18日付)
★府中市ではちゅうバスにシルバーパスの適用を求めたい(ゆうきりょう議会質問)
★ゆうきりょう質問⇒ 隣の自治体である三鷹市のコミュニティバスは、運賃料金を大人が現金で230円、交通系ICで230円、小児が現金で120円、交通系ICで50円、未就学児は、小学生以上の同伴者1人につき2名まで無料で設定している。一方で東京都のシルバーパスの使用も認めている。これについて、高齢者の利用促進のためにも、シルバーパスの適用を提案したいが、市(審議会の審議状況踏まえ)の考えについて伺います。
★(ちゅうバス)利用者全体の約半数を占める70歳以上の利用者からの運賃収入が全く得られなくなる(府中市の答弁)
★府中市の答弁⇒ ちゅうバスへの東京都シルバーパスの適用の考えについてですが、 東京バス協会に確認したところ、東京都シルバーパス条例施行規則の規定により、原則、地方公共団体の委託を受けて乗合旅客を運送する運行系統は、シルバーパスの適用が除外されており、例外的に、一般の路線バスと同等の運賃体系であって、地方公共団体とバス事業者の協議が整ったときは、コミュニティバスであっても適用対象となる場合があるとのこと。
しかしながら、シルバーパスが適用対象になった場合であっても、既に補助金等の公費負担がされている路線に関しては、東京バス協会からの運賃補償が受けられないと伺っている。ご指摘のとおり、三鷹市のコミュニティバスでは、シルバーパスが適用されておりますが、5ルートのうち3ルートで運賃補償が受けられず、当該シルバーパス利用者の運賃は全て三鷹市が負担しているとのことです。
本市といたしましても、高齢者の利用促進や路線バスとの運賃格差是正の観点から、ちゅうバスの運賃を路線バスと同等とし、シルバーパスを適用することも選択肢の一つではありますが、運賃補償が受けられない以上、利用者全体の約半数を占める70歳以上の利用者からの運賃収入が全く得られなくなることから、慎重に検討する必要があるものと考えている。(以上、市の答弁)
~高齢者のフレイル予防のために、荒川区の担当者の話にもありますが、「物価高騰のなか、パスを購入しやすくすることで高齢者の外出を促し、健康寿命の延伸につなげたい考え」に、私も同意見です。ぜひこの荒川区の施策について、ぜひ議会でも取り上げたいと思います。(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)
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