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小永井 光一 ブログ

長泉町火葬場移転裁判の結審は令和3年3月18日

2021/3/4

裾野火葬場移転問題はどうなったのか。

わかりにくい長泉町の情報をわかりやすくお伝えする。

長泉町議会議員の小永井光一です。

 

裾野長泉広域火葬場は令和3年7月から運用開始を予定しています。

しかし下記の通り、問題が山積みです。

 

①遠すぎる。これでは町民が利用しないのでは。

今までは斎場までが近く、バス代を始めとする交通費など追加料金がありませんでした。しかし裾野斎場はトヨタ自動車東日本工場の北側に位置しています。

そこは時之栖と同じくらい遠い場所です。御殿場市との境です。つまり交通運搬費の追加料金が大きく発生します。

もしもバス代や霊柩車代が5万円を超えてしまったら、町民は近くて葬祭場がセットの、便利な三島広域斎場を利用するでしょう。だとしたら何のために10億円もの税金を使ったのでしょうか。

移転後の町の利用者想定は「裾野広域斎場は今までの火葬場と同じ割合で、町民に使ってもらえる」だそうです。これに対する調査は何もなく、何の証拠もありません。また交通費などの補助は想定されていません。仮に補助金が創設されたとしても、結局その負担は税金で払わされることになります。

②建設費が倍増。

現在地に火葬場を建設すると3億円から5億円というデータがあります。これに対し裾野広域斎場の建設費は約20億円で、長泉町の負担は約10億円。

これから葬儀が小規模化していく傾向にあるのに、なぜ豪華な施設を作ろうと考えたのでしょうか。考え方が時代遅れです。

現在の火葬場は狭いことが問題でしたが、現在は隣接する工場が転出して、敷地の拡張が可能です。そういうことを考慮しない理由がわかりません。

もっとお金のかからない葬儀を考えるなら、今の場所で火葬場を建て替えるのが最良の選択です。

③葬祭場がない

役場の西側に位置する現在の火葬場は、葬祭場が隣接しています。または半径3km圏内にいくつもの葬祭場があり便利な立地条件です。

遠藤前町長は新火葬場に望むこととして「故人が人生の終焉を飾るにふさわしい、厳かな品格を備え、遺族も心ゆくまでお別れができる空間を備えた、プライバシーやバリアフリーに配慮した最後のお別れの場にふさわしい施設」と議会で述べていました。

しかし葬祭場がない場所で、どうやって故人と心ゆくまでお別れができるのでしょうか。少なくとも施設の場所が遠いので、火葬に参列する方は確実に減ると思います。

④自然災害対応

今年は雪があまり降りませんでしたが、裾野市の火葬場は毎年、雪のために施設運転が停止する日が何日かあります。冬は高齢者が亡くなりやすい時期。その時に火葬場が止まっていては困ります。

また富士山のハザードマップ圏内に在り、富士山が噴火した場合には完全に停止するでしょう。

長泉町火葬場移転裁判

これらのことを踏まえ、長泉町区長連絡協議会の元メンバーが結成した「長泉町の火葬場を考える会」は『裾野火葬場移転は税金の無駄遣い』だとして、平成31年4月12日に町長を相手取り、訴訟を起こしました。

この事態を受けて町は、元区長で結成された会の構成員に対して「そんな人達は知らない」の一点張り。原告をクレーマー扱いすることで、裁判を乗り切るつもりです。しかし当時副町長だった池田町長が、原告の元区長達の顔を知らないわけがありません。

 

嘘で塗り固められた行政

それともう一つ大事な問題があります。

町は上記の3点の問題を自ら把握しているのか、現火葬場の撤去を急いでいます。上記のような問題が現実に起こった場合、今の火葬場を残しておくと、「裾野火葬場事業は税金の無駄遣いだった。元の火葬場に戻せ」という声が町民から上がるでしょう。最悪の場合は裾野斎場を使う契約そのものが解消される恐れさえあります。

実は現火葬場は平成元年に整備され、十分なメンテナンスがされており、まだまだ使える施設です。これを「昭和46年に建設した老朽化した施設」と町民や議会に嘘をついていることが町の大きな問題なのです。

 

他にも嘘はあります。

「県と話した結果、現在地では建設できないと判断した。」と言う町の議会答弁に対して、県は「長泉町の火葬場を現在地に建てることは、直ちに違法とは言えない」と、通常では口頭での回答で良いところを、わざわざ公文書を発行してまで、町の見解を否定しています。

住民説明会で町民に嘘の説明をした。

平成28年に開催された火葬場の住民説明会では「新築が出来ないので、今の場所に火葬場を建てることができない」と当時の池田副町長が説明していました。

法律用語の新築とは、何もないところから許可を取って、新たな目的の建物を建てることです。なので長泉町の火葬場は改築です。「新築はできないけど改築はできる。そのくらいは知っている」と改選後の池田町長が議会で答弁しています。

つまり今の場所に火葬場を建てることは、法律上可能です。法律上できるものをわざわざ「できない」と町民に説明した意味が分かりません。

こんな行政を町民は信用できるのでしょうか。

無責任な長泉町議会

そしてこの火葬場移転を容認した議会にも問題があります。今の長泉町議会は元役場職員が大きな権力を持っています。議長と副議長が揃って元役場職員という議会は全国的に見て稀で、普通なら起こり得ない異常事態です。

行政職員は町長に言われたことをやるだけの仕事。これに対して、議員は町長の誤りをチェックする仕事です。同じ建物の中にあって、全く違う仕事です。

なのに未だに町長の言うとおりにやっている元役場職員の議員を、町民は認めていくのでしょうか。町長の言うことばかり聞いて、町民の意見を潰す議員は、給料泥棒だと私は考えます。

町民の立場でものを考えるはずの議会が、町長のいいなりでは議会の存在理由はないと私は考えます。

火葬場問題を選挙に利用された??

前回の選挙で、「長泉町の火葬場を考える会」の発起人の一人である、上土狩の元区長が議員に当選しました。その米山智議員は元役場職員ですが、選挙の前は「火葬場を裾野に移転するなんてとんでもない」と言っていました。

ですが米山議員は、驚くべき事に令和2年9月議会で「裾野広域火葬場はスケジュール通り運用されるべき」という討論を議場でしています。

これを知った「長泉町の火葬場を考える会」の下山代表は「火葬場を選挙に利用された。あいつが言い出して火葬場の会を結成したのに、重大な裏切りだ。」と怒りを露わにしました。

「火葬場を考える会」の発起人が裏切るなんて、どれほど大きな権力がこの火葬場問題に働きかけられているのでしょうか。

私たち町民は権力に押しつぶされて、声を上げることは許されないのでしょうか。

 

火葬場裁判は町民主権の声を上げる最後の砦です。

町民の皆さんで見守っていきましょう。

 

令和3年3月20日追記

長泉町火葬場移転に関する裁判の裁定が下りました。

「長泉町の火葬場を考える会」Facebookページによれば、敗訴とのこと。

証拠は十分にあったのに、なぜ敗訴なのでしょうか。

私も納得がいきません。

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