選挙ドットコム

草地 ひろあき ブログ

【磐田市の静かな変化③:障がい者人口の推移】

2021/3/29

今日は、磐田市の静かな変化③、障がい者人口の推移です。

私の近所には、障がいのある、というよりも病で寝たきりになっている20歳離れたお兄ちゃんが暮らしていて、私の子どもの頃の居場所は、いつもそのお兄ちゃんのところでした。私の子どもの頃のとっても大切な「居場所」です。今でも時折、顔を覗きにいきますが、いつも「元気だよ~ありがとね」と声をかけてくれます。災害があったときには、真っ先に助けにいかなくちゃいけないということも決めています。なんせ私の今があるのも、間違いなくそのお兄ちゃんの存在があったからだからです。

そして私が、知らず知らずのうちに障がいに対して、なんのバリアも抱かない感覚になっていることや、障がいもまた個性のひとつであり、誰にも優しい多様な社会を作ることが、社会全体の優しさやセーフティネット作りになるということを無意識に作れたことは、そのお兄ちゃんのおかげです。

高専の時の卒業論文は「公共交通におけるバリアフリーに関する研究」でした。内容を簡単に説明すると、電動車いすを利用している方にも、障がいに応じた特性がありますので、障がいレベルに応じた歩道のルートを選定できるようなナビが作れないものかと、先輩がやっていた研究を引き継いだというものです。
何度も施設に足を運び、私も電動車いすに乗り、実際に一緒に散歩をしたり買い物についていったりしながら、ヒアリングやデータ収集をし、最終的にまとめました。ここでも多くの声を聴くことができましたし、その後の自分自身の考え方の土台になっていて、いい研究をさせてもらったといまでもよく覚えています。




前置きが長くなりました。
子どもに発達の遅れがあるといわれたけど、どうしていいのか先が見えないという相談
学校に通いたけど、医療的ケアを整えてもらいたいという相談
うつを患っている方から、理解をしてもらいたいという相談
精神障害を患う方のご家族からの相談

市議会議員時代にも多くの障がいを抱える方やご家族からの相談を何度もお聞きしました。。

誰もが明日は我が身だという認識の中で、誰も取り残さない社会を作っていくというビジョンを示していくことが、障がいをお持ちの方はもちろん、なんの不安もないという方も安心して生きることができる基盤づくりにつながるものと私は信じています。

そういう中で今の現状の磐田市の状況をご説明しておきます。

平成17年度 身体障がい者数5,214人、知的障がい者数788人、精神障がい者数410人
令和元年度 身体障がい者数4,953人、知的障がい者数1,513人、精神障がい者数970人

身体障がい者の中に、視覚、聴覚、言語機能、肢体、内部障がいが含まれています。

知的障がい者が倍増していると受け止められますが、詳細を説明します。
療育手帳A をお持ちの方が平成17年度361人→令和元年度470人
手帳Aは重度の方で、IQ35以下、またはIQ50以下かつ身体障がい者手帳1,2,3級保持者

療育手帳B をお持ちの方が平成17年度427人→令和元年度1022人
手帳Bは軽度の方で、概ねIQ70以下、またはIQ80~89で発達障害の診断を受けた方
どちらも総合的に判断されるので、一概にはいえませんが、こういう基準のもとにこのように人数が推移しています。
特に療育手帳Bの方、そして年代で見ると18歳未満が95人から355人と、3倍を超えています。

精神障がい者は、1級、2級、3級とあります。
1級は、精神障害であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度
2級は、精神障害であって日常生活が著しい制限をうけるか、または日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
3級は、精神障害であって、日常生活もしくは社会生活が制限を受けるか、日常生活もしくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のもの

発達障害の方は、療育手帳をお持ちの方、精神障がい者手帳をお持ちの方、両方をお持ちの方といらっしゃるようです。さらにグレーゾーンも入れたら、さらに増えているのではないかと推察されます。

私がここでお伝えしたいのは、人数が増えているということは、それだけ不安を抱えて生活している方が増えているということ、そしてその対応の窓口や医療、福祉、教育側の受け入れ体制を拡充しなくてはいけないということ、そうした方々が当たり前の日常生活ができるだけ送れるように環境を整えていくことが、街全体の優しさや多様性につながり、暮らしやすい地域となってくるのではないかと考えています。

たいへん長くなりました。障がい者のデータに視点を寄せると、社会の課題が見えてくるような気がしてなりません。ぜひ皆さんとともに、こうした現状に向き合いながら、人生100年時代の優しいまちづくりができたらと考えています。

これで、私が注目している磐田市の静かな変化を終わりにして、次回以降はではどう対応していくかという考えについて、書かせていただきます。長文を読んでくださり、ありがとうございました。

この記事をシェアする

著者

草地 ひろあき

草地 ひろあき

選挙 磐田市長選挙 (2021/04/11) [当選] - 票
選挙区

磐田市

肩書 前磐田市議会議員
党派・会派 無所属
その他

草地 ひろあきさんの最新ブログ

草地 ひろあき

クサチ ヒロアキ/40歳/男

月別

ホーム政党・政治家草地 ひろあき (クサチ ヒロアキ)【磐田市の静かな変化③:障がい者人口の推移】

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_white選挙ドットコムHOMEicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twitter_whiteicon_youtube