2020/11/28
新国際秩序創造戦略本部(11/13)
先日、ルール形成戦略議連にて取りまとめ、先日総理に申し入れた「国際機関におけるわが国のプレゼンス強化について」という提言について党の組織として採り上げていただき、ワーキングチームの事務局長として概要を説明致しました。
提言内容の要点は
新国際秩序創造戦略本部(11/13)
1. 安全保障貿易管理上の国際レジームのあり方について
2. 国際機関を通じたルール形成への関与について
2番目の議題については、ルール形成戦略議連にて取りまとめ、先日総理に申し入れた「国際機関におけるわが国のプレゼンス強化について」という提言について党の組織として採り上げていただき、ワーキングチームの事務局長として概要を説明致しました。
提言内容は端的に言えば、
I. 省庁を俯瞰した長期的視野に立った戦略的な話
Ⅱ. 人材輩出の戦術、具体的方策に関する話
に分けられますが、より本質的なのは、本気で重要と考えるか否か、意思の問題です。
いくら方策を並べても、国際機関を重要と考えていなければ、山積する政策課題の中に埋没します。また、実際に人材を送り出すと10年〜15年のキャリアの中断になります。そこに優秀な人材を送り出す決断ができるかという問題です。
さらには、英語、フランス語で実務ができて、博士号を有するとか通商法に明るいという人材が、他に好条件の仕事を蹴って将来の保証のない国際機関を選択するかという問題があります。
ルールを制する者が勝敗を決するとも言われる中、いざ不利な国際ルールができてから、事後的に対応していたのでは手遅れで、国際ルールが策定される前段階で関与しておくことは必須です。
国際機関における存在を発揮できるよう優秀な人材を輩出すべく、送り出すまでの人材養成、帰ってからの処遇、入口と出口を確保することが必要です。
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ヤマダ ケンジ/54歳/男
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