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リニア問題は静岡県のエゴで工事をさせないのではありません。

2020/7/9

リニア問題は静岡県のエゴで工事をさせないのではありません。また、私たちにとって命に関わる水の問題も抱えていることも日本中の人にご理解をいただきたいのです.

以下、静岡県議会議員大石健司氏の記事をシェアいたします。

リニア中央新幹線の静岡工区に関して「JR東海と静岡県が、何でモメているのかが分からない!」という質問が寄せられたので、自分なりに整理してまとめてみました。

連日、ブログでは説明していますが…6月26日の川勝知事とJR東海・金子社長の発言のトップ会談後にJRと県の間を2往復した文書によって明らかになった、現在の双方の主張は、おおむね次の通りです。

異様に長い文書を、私が短めに〝意訳〟したものですので、原本にはない表現や用語が含まれることをご容赦ください。

【JR東海の言い分】

●今回のヤード整備は『濁水処理設備等の設置』や『坑口予定箇所の整備等』であり「トンネル本体工事と一体である」という静岡県の指摘は誤解である。

●工事着手前に必要な『自然環境保全協定』協定の締結は、開発の規模により静岡県知事が要否を決めると思っていた。昨年まではお互い協定を締結する方向で、県はわれわれに協定書案を提示していたではないか?

●なのに、今回突然、トンネル掘削の前段で行う準備からトンネル掘削工事までを…『活動拠点整備工事』と『トンネル掘削工事』の2つに分けるという〝新たな考え方〟を定めたようで、戸惑っている。

●この区分けは、自然環境条例の目的に照らして必要なものとは思われないし、これまで説明も受けていない。われわれは、今回のヤード整備は『トンネル掘削工事の一部』とは思っていない。なんで、県は急に解釈を変更し、新たな考え方を採用したのか?

●今回のヤード整備(=活動拠点整備工事)に続いて、トンネル掘削工事をなし崩し的に実施しないことは、トップ会談で社長が約束した通りである。ヤード整備工事では「大井川中下流の水資源に影響を与えない」のに、どうして認めてくれないのか?

【静岡県の言い分】

●2018年8月の段階までは、県はJR東海が計画していた「トンネル坑口整備を含むヤード整備工事」については、トンネル工事の一部であるとして着工を容認していなかった。

●しかし、2019年5月ごろになって貴社の意向を踏まえて改めて検討した中で、当該部分を本体工事ではなく、すでに着手済みの「宿舎・事務所工事の延長」と捉えるという判断も、解決策の1つとして考慮された。

●仮にそうなった場合には、開発工事の規模が自動的に、自然環境保全協定の締結が必要な「5ha」以上となるため、担当者は「速やかな協定締結が可能となるように…」と、JRの担当者から提示された協定書案に対して、その体裁等の修正を加えた〝ひな型〟を送り返しただけである。

●質問状では「県が、トンネル掘削の前後で行う準備から、トンネル掘削工事までを『活動拠点整備工事』と『トンネル掘削工事』とに区分けして、同協定の取扱いを分ける〝新たな考え方を定められた〟ように受け取れ(中略)戸惑っております」「条例の目的から照らして、必須なものとは思われず、これまで貴県から説明されたこともない」と指摘されたが、事実誤認である。

●当然、すべての整備や工事を「1つの開発行為」とする判断もあり得たが、貴社の工事の工程と内容、自然環境に与える影響を考慮し、別の開発行為として整理したものである。一連の開発行為について、どこまでの範囲を「1つの開発行為」と判断することは…条例の目的から照らして、必須なものである。

●すなわち、今回貴社が希望する「トンネル坑口整備を含むヤード整備工事」は、県が着工を認めた宿舎・事務所等工事(=活動拠点整備工事)の一部ではなく、トンネル掘削工事の一部であるという考えは従来から変化がない。

●仮に、JRは今回の工事が「宿舎・事務所等工事と一体である」と認識しているのなら、面積が5haを超えるのだから、貴社から事前に協定締結についての相談があるはずだが、昨年6月以降、そのような申し出は1度もなかった。

●共通認識である「中央新幹線の実現と自然環境への影響回避・低減の両立」のためには、県の専門部会等において県民の理解できる形の対話を進めることが重要であるが…

●「生物多様性専門部会」では、水資源や生物への影響に係る資料の提供を再三催促しているが「目途が立たない」という返事を口頭でいただくだけ。資料の提出がなければ対話を進めようもなく大変憂慮している。

と、まあこんな感じです。でも、とにかくどちらの文書も原文が異様に長い! 長すぎるので、マスコミも整理して伝えられないし、特に事情や経緯を知らない大多数の日本国民には、静岡県の言い分は、ほとんど届いていないのです。

よく読んでいただければ…巷で言われているように、静岡県が「突然、無理難題を言い始めた」わけでも「今になって解釈や判断を変えて、JRを困らせている」わけでもないことが、お分かりになるとは思うのですが…。

JRと県のトップのみならず、法務担当者、技術屋も一緒になって、双方が意地になって専門的な用語が飛び交う難解な文書で…「ああ言った」「言ってない」「こっちが正しい」「そっちがおかしい」という不毛な応酬を続けている限り…県民、国民にしっかり理解されるような解決には、程遠いと思わざるを得ません。

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著者

岡田 光正

岡田 光正

選挙 焼津市議会議員選挙 (2019/01/27) [当選] - 票
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焼津市

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