2024/10/11
柏原市において、「(仮称)市民交流センター」が計画されているなかで、先進事例の研究のため、10月8日、会派議員の皆さんと岩手県矢巾町の活動交流センター「やはぱーく」の行政視察へ行きました。
矢巾町は、岩手県のほぼ中心部に位置する柴波群に属する町で、面積67.32㎢、人口約27,000人の盛岡市南部に隣接するベットタウンです。町内には、岩手医科大学矢巾キャンパス、県立高校と私立高校それぞれ1校あり、交流人口が多く朝夕になると通勤通学の人々で駅前が賑やかになる町です。
「やはぱーく」の視察を通して、特に、多世代交流の促進、子育て支援の強化、学びの場の充実、地域観光の活性化といった要素は、柏原市が抱える人口減少や若年層の流出問題を克服するために必要な取り組みであると思いました。
今後、柏原市においても、矢巾町「やはぱーく」の成功事例を基に、柔軟で多機能な施設運営を目指し、市民が積極的に参加し、地域に根付く拠点を作り上げることが求められると思いました。若い世代が定住し、地域が活力を取り戻す政策の学びを深めることができました。
【矢巾町活動交流センター「やはぱーく」】
矢幅駅東口から徒歩約1分
町の土地区画整理事業の重要な拠点として整備
町を訪れる人々への情報発信をはじめ、町民の強いニーズである「地域交流の促進」「子育て支援」「図書センター」といった機能を持つ複合施設
-施設内容-
1階 地域交流センター
会議や研修、グループ活動に適したスペースを提供し、住民同士の交流を促進している。玄関正面のプロムナードでは、年間45回程度の行事を実施。また、設置されてある複数のテーブルは、多くの小・中・高校生が受験勉強や宿題などをする場として集まる。防音機能を備えたスタジオや喫茶コーナー、マガジンスペースもある。
2階 図書センター
76678冊の蔵書(令和6年10月時点)を持ち、学習スペース(予約不要)も整備され、幅広い年代が利用している。図書館ではなく、公民館図書室の扱いにされている。
3階 子育て世代活動支援センター(どんぐりっこ)
親子での自由遊びや育児相談ができる場があり、授乳室や親子トイレなど、子育て家庭に優しい環境が整っている。オール電化のキッチンスタジオやダンススタジオ、男女別のロッカー室が完備。
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ホーム>政党・政治家>山下 亜緯子 (ヤマシタ アイコ)>【活動】岩手県矢巾町行政視察 2024.10.8