奥村 直樹 ブログ

北九州市議会にて「令和5年度北九州市一般会計補正予算」の修正案を賛成多数で可決

2024/3/8

本日、我が会派から、「令和5年度北九州市一般会計補正予算」に対する修正案を提出し、賛成多数で可決されました。

内容としては、今回、武内市長から提案された補正予算の中に含まれている、門司区から発掘された門司駅関連遺構の一部移築費用2,000万円の予算を削除するというものです。


 

長くなりますが・・・


 


 

今回、修正の提案に至ったのは、遺構に関する説明が十分と思えない段階で、突然「一部移築」で動き始めたことです。

武内市長は12月議会において、この遺構の扱いについて「今後文献資料などの検証、専門家の意見などを伺った後、判断をしたい」旨の答弁をされていました。


 

その後、1月25日の市長定例記者会見において、以下のように説明されました。


 

——

今回、近代の鉄道遺構という、発掘事例が少ない特殊な分野であるのですけれども、これまでの経験や実績などにより、この分野における第一人者であると判断いたしました土木学会の専門家の方にも現地を視察いただいて、この遺構の価値や保存に関する意見を伺いました。

そちらの意見です。

まず、機関車庫や一部の石垣などの遺構は当時の門司駅開業当時のもの、可能な限り現地に遺構を残すための努力が必要であるというふうに考える。

しかしながら、現実的には遺構の保存と建設計画との両立を図る必要があり、遺構の全てを残すことは難しいと考えられる。今回発見されたものは、当時の駅関連建物としては一般的な建物であり、特別な意図や象徴的な意味を持つものではない。

一方、同じ地形や地盤に応じて異なる技術を組み合わせて基礎をつくるなど、当時の土木技術の粋とも言える工夫が現地に良好な状態で残っているというのは大きな意味がある。

このため、遺構を現地に残すための努力として、部分的に残すというのも1つの手であり、また、工法上の制約などでどうしても遺構を残すことが難しいと言うのであれば遺構の一部移築保存を行うことも考えられると、こうしたご意見が、この専門家の方からもいただいているところでございます。


 

(北九州市HPより)

——


 

しかし、実際は市文化財保護審議会委員5名全てが遺構の現地保存を求めており、上記の説明で参考にした、一部移築を勧めたという専門家については何故か「氏名は非公開」とのことでした。

その後、報道記者の要求によって氏名が公表され、当の専門家への取材が行われ、「一部保存は次善の策であり、現地保存が望ましい」との回答があったと報道されました。

市長はどこで聞いた専門家の意見をどう参考にしたのか、正直分かりません。


 

また、今議会の一般質疑において、遺構の取り扱いについて法的不備についても議論がありました。

法的には問題ないとしても、手続きに瑕疵があったのではないかという疑念が市民の中にも広がったと感じました。

そして、一部移築に至った理由も分からず、議会の多くや市民も方々の理解が不十分のまま進めるべきではないと判断しました。


 

この度提出した修正提案の趣旨は「移築よりも調査と記録保存」の一点です。

つまり、行政からの説明が足りないと受け止められている今、移築について一旦立ち止まるための修正です。

自分たちの意見を表明すれば良いというパフォーマンス目的あれば、また違った文章になっていたでしょうが、議案を通すために、当然ながら各会派で考えは少しずつ異なるところを、「一旦立ち止まる」という目的で、最大公約数の内容となりました。


 

本日、修正案に対して反対した議員から、「遺構は保存しないということか?」「複合公共施設の工事を予定通り進めるのか?」、「予定していた場所に建てるのか?」といった質問が出ていましたが、それらは、調査の結果を待たなければ分かりません。


 

例えばこの間、専門家の方から様々な方法で遺構を残した上に建築する方法があるということも伺いました。

当然に設計の見直しが必要ですし、コストも増えることになると思いますが、どのくらい変わるのか、概算でも知らないことには判断ができません。


 

結果について、市民の皆様の意見を聴きながら議会で吟味し、調査と記録保存が十分と判断できれば、速やかに複合公共施設の計画を進めるべきと考えます。


 

市長や執行部は、「門司区民が複合公共施設の早期建設を求めている」という答弁を何度も行っています。しかし、遺構が発見されて以来、市民の皆様への意向調査は行われていません。

遺構に関する本格的な市民説明についても、議会で騒がれてから行われてから始まりました。


 

私が直接聴いている意見でも、早期建設を望む声、詳細な調査を求める声、現地保存を求める声、様々です。

一旦立ち止まることになりましたので、市民の皆様と議会が納得してから次の段階に進むように私は引き続き、より多くの声を聴いて参ります。

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著者

奥村 直樹

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肩書 北九州市議会議員
党派・会派 無所属

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