2025/6/30
この春、JAPAN MENSAの会員になりました。
先日、オリエンテーションにお邪魔して、会員の皆様と交流させていただきました。
MENSAとは、1946年にイギリスで創設された、全人口の内上位2%のIQの持ち主であれば、誰でも入れる国際グループです。
現在、世界100ヶ国以上に約15万人、日本には約7千人の会員が居るそうです。
少し長くなりますが、MENSA会員になったいきさつについてお伝えさせていただきます。
MENSA試験を受験したきっかけは、3年前に「WAIS-III」を受けたことでした。
私は以前より、他人の顔や名前を憶えることがとても苦手でした。
名刺を出せば「すでに5枚はもらったよ」と言われたり、前日お会いした方に「はじめまして」と言ってしまったり…
政治に関わる身としては致命的でもあり、空手を教えている時や町内会でも困る事が多々あります。
いろいろな方から憶えるためのアドバイスをいただき、自分なりに努力もしましたが、どうしても改善できませんでした。
一方で、あまり役に立たないことは、はるか昔のことや些細なことでも鮮明に憶えていることがたくさんあります。
「幼稚園の時にもらった手紙にこんなことが書いてて嬉しかった」とか、「新入社員歓迎会でこんな話で盛り上がったよね」など、これはこれで周りは誰も憶えていないため、最後は自分が嘘をついている雰囲気になることも少なくありませんでした。
自分でも何となく、短期記憶と長期記憶のバランスが悪いのではないか、と感じていた時に、「WAIS-III」という検査のことを知りました。
この検査では、言語性知能と動作性知能という大きな二つの分類について知能を算出し、総合の知的能力が表されます。
発達障害の診断にも使われており、自身の得手不得手を知ることで、仕事や生活において、より良い環境を選ぶことに繋がると知り、まずは自分が受けてみようと考えました。
結果として…
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短期記憶が求められる検査では、高得点のものとやや苦手と思われるもので得点にばらつきがある。得点として一般的に問題はないが、個人内の能力比較では、つまずくこともあるかもしれない。
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とのことで、自分の悩みと直接関係があるかは分かりませんが、とても腑に落ちました。
顔や名前が憶えられないことを仕方ないと思え、他人にも素直に言えるようになりました。
一方で、
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「知覚統合」が群を抜いて高くなっており、その中でも「行列推理」、「積み木模様」の得点が特に高い。
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とありました。MENSA試験では「行列推理」を中心に問われると聞き、試しに受験してみたところ合格することができました。
このことで、「WAIS-III」がどういったものか、そして自分の得手不得手を知ることができたことは大きな収穫でした。
ということで、参加させていただいたJAPAN MENSAのオリエンテーションですが、以前、同様の会に参加された方がその様子をネット上の記事で、
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会員がお互いに敬意を持っているため、
・他人が話している時間は遮ることなく静かに聴く。
・質問する時は話が終わってから。
・一人で話しすぎない。
といった当たり前のことを普通にできていた。
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と書かれていました。
私がこれまで感じていたストレスと合致していましたので、とても期待していたところ、実際に参加して、なるほど!と感じました。
また、私自身小さな頃から「変わり者」であることを自覚していましたが、参加されている皆様もそれぞれに尖った方が多く、今までにない共感を持てました。
今回は残念ながら懇親会に参加できませんでしたが、参加できていれば、より実感できたのだろうと思いますので、今後もタイミングが合えば積極的に参加してみようと思います。
長文お読みいただき、ありがとうございました。
最後になりましたが、先に申し上げたとおり、私は顔と名前を憶えることがとても苦手です。
今後も失礼な対応をしてしまうことがあるかもしれませんが、その際はこっそり教えていただければ幸いです!
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