2025/3/22
昨日(2025/3/21)、議会にて「市長質疑」が行われ、私は「公園愛護会と公園応援団のあり方について」、市長に伺いました。
事前にお伝えできませんでしたので、質疑と答弁の概要をお伝えさせていただきます。
なお、近日中に市議会のホームページにて録画が配信されます。
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【奥村 質疑】
市内各地には維持が困難になり、今後の継続に不安を覚えている公園愛護会があります。
私自身も 15 年ほど公園愛護会の会長として活動し、地域や区の会長も務めてきた中で、会員の高齢化や活動の負担を理由に解散した愛護会を複数見てきました。今現在も解散を検討している愛護会の相談を受けています。市としても活動を支援していますが、実態は限られた 役員が責任感や義務感により何とか活動を維持している状態と言っても過言ではありません。
このような状況を踏まえ、本市では「公園応援団制度」を創設し、公園内の除草・清掃活動を行うボランティア企業や団体の募集を開始しました。
公園応援団には、公園内に団体名を記載した看板を設置することや、市の総合評価落札方式での加点などのインセンティブが提供され、現在 13 団体が公園で活動されており、公園愛護会の補完的な役割を担っていただいています。
現在、公園応援団が活動されている公園を見ると、比較的都市部の公園が中心となっていますが、公園愛護会の存続は地域を問わず危ぶまれている状況です。
特に、高齢の役員のみで活動している愛護会では、「体力的に限界を迎えた時が解散の時」との後ろ向きな声も聞かれます。
そこで、2点伺います。
1点目に、公園愛護会が存在しない、または解散される可能性がある公園について、優先的に公園応援団を希望する企業団体を結びつけていくようにできないでしょうか、見解をお伺いします。
2点目に、公園愛護会が解散する場合、公園環境の悪化が懸念されますが、各公園愛護会に関する解散の可能性について、市として現状を把握しているでしょうか、見解をお伺いします。
【市長 答弁】
困っている愛護会に企業団体を繋いでいくためにも、まずは本制度の周知を図りたい。
また、公園愛護会の実態を把握するため、令和7年度にアンケート調査を行う予定である。
【奥村 要望】
解散の危機に瀕している地域の状況と、地域貢献したい、そして企業のPRをしたいといった企業のニーズは必ずしも一致しないと思います。
「人目につく」、「多くの人の役に立つ」という視点からは見過ごされてしまう人口の少ない地域にある公園に目を向けてもらうには、情報提供と場合によっては困っている度合いによるインセンティブが必要と考えます。
企業団体によっては事務所の近くでなくても活動できる可能性があり、幅広くPRする機会になり得ます。
また、困っている公園の近隣にある企業団体に声掛けすることも行っていただき、困っている公園を手助けいただけるよう、トップセールスでPRし、より多くの企業団体に手を挙げていただき、苦しい愛護会を救っていただけませんか。
【市長 答弁】
企業団体へ状況を伝え、共助を促していきたい。
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前向きな答弁でしたので、今後の動きに期待しながら、しっかり見守ります。
これからも地域の実態を伝えながら、より良い方向へ進むための提案を行なって参ります。
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