2022/11/3
【農林水産委員会にて、馬産地の振興に関する質疑】
北海道の日高と胆振地方は、全国の繁殖牝馬(いわゆる競走馬の母馬)の97%を占める、国内最大の馬産地です。農林水産委員会において競馬法の改正に関する審議が行われ、山岡も質疑に立ちました。
近年の競馬は、中央も地方も馬券の売上が大きく伸びています。この10年の間にインターネットによる販売の仕組みが確立する中で、スマホからの馬券購入が定着し、特にコロナの緊急事態宣言等においていわゆる「巣ごもり特需」によるところが大きく、国庫への納付金や地方自治体の財政への繰入額も年々増加をしています。
今回の質疑では、馬券の売上が伸び続けて、国や地方の財政に相当程度の貢献をしているのにもかかわらず、競走馬の生産地や地方の育成の現場で働く人たちに対して十分に還元がされていないという現状について指摘し、必要な措置を求めました。
また中央競馬と地方競馬の厩務員の所得格差も依然として大きいままとなっています。「地方競馬の魅力を高めたいのならば、まずは生産地や育成現場で働く環境の魅力を高めることが重要ではないか」とも指摘し、環境の改善に政府もさらなる努力をするよう提起しました。
馬の産地の課題解決に向けた議論は、その地域の選出議員が率先して声を上げていく必要があります。地元のために、さらに働いてまいります。
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