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高井 崇志 ブログ

菅総理が悪いのか?厚生労働省が悪いのか?

2021/1/19

1月16日の産経新聞によれば、東京慈恵医大の大木教授と意見交換した菅総理は、「民間病院が商売としてコロナをやりたいと思うぐらいインセンティブ(報奨金)をつければ、日本の医療体制は瞬く間に強化される」と進言され、「久しぶりに明るい話題を聞いた」と応じたそうだ。

しかし、この案は我々が政府に再三提案してきたことで、誰が考えてもわかる簡単な話だ。

今の厚生労働省の民間病院向けの補助金はそういう仕組みになっていない。昨年12月25日にようやくできた補助金(1床あたり1950万円支給)も、その使いみちはコロナ対応経費に限られているため、インセンティブ(報奨金)には程遠い。

民間病院はコロナ患者用にベッドを1床空けるために、通常用ベッドを3~4床潰さなければならず、またコロナ患者を受入れれば医師や看護師が辞めてしまうおそれもあるため、赤字覚悟でなければ受け入れられないのが現実だ。ならば、その赤字分を補助金で補填すればいいのだが、厚生労働省はその使い方を認めていない。おそらく、補助金の使い方にうるさい財務省からOKが出ないのだろう。

財務省にウンと言わせるのは総理しかいない。この提案をどうやって総理に伝えようか・・・と思っていた矢先、記事を読んで喜んだ。これで総理もわかっただろう。財務省や厚生労働省に指示が下りるだろうと安心した。

ところが、本日、国民民主党コロナ対策会議に出席した厚生労働省の担当者に総理からの指示が出ているか尋ねると、「医療体制を確保するようしっかりやれ」との指示が出たとの答え。

「しっかりやれ」は指示とは言えない。

それでも「総理が理解を示した大木教授の進言に従い補助金の使い方を変えるつもりはないか?」問うても、「総理からは『今の補助金を使ってベッド数を増やせ』と指示されている。医療体制の確保のために既に4兆円の予算を投入しており、まずはそれを使ってほしい」と答えるばかり。

「4兆円投じても医療崩壊寸前ではないか。お金のそれは使い方が間違っているからだ。総理が納得した専門家からの進言をなぜ聞かないのか?」と迫っても、考えを変えようとしない。

もはや、菅総理が悪いのか、厚生労働省が悪いのか、よくわからない。おそらくどちらも悪い。

しかし、愚痴を言っても仕方がない。粘り強く、諦めずに、正しい使い道を主張し続け、医療崩壊を防ぐために全力を尽くすしかない。

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著者

高井 崇志

高井 崇志

選挙 第48回衆議院議員選挙 (2017/10/10)
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岡山1区 56,757 票 比例 中国ブロック 立憲民主党 [当選]

肩書 衆議院議員/衆議院法務委員会委員
党派・会派 無所属
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