選挙ドットコム

大西 健介 ブログ

【都知事選挙を振り返る】東京都知事選挙は、他の主要候補の得票を足しあげても足元にも及ばない現職...

2020/7/7

【都知事選挙を振り返る】
東京都知事選挙は、他の主要候補の得票を足しあげても足元にも及ばない現職の圧勝という結果でした。

◯ 出口調査を見ると、小池候補は、候補者を擁立せず現職支持を表明した与党の自民支持層の70%台後半、公明支持層の90%台半ばを固めた上で、支持政党なしの50%を固めている。その上、立憲支持層の30%、共産支持層の20%からも得票しており、圧勝するのは当然。
◯ 山本候補は、立憲支持層の10%、共産支持層の10%台後半から得票している。たしかに「ブームは起きなかった」が、自らが2013年参院選で得た票と同じ水準の得票を維持しており、立憲、共産、社民などが支持した宇都宮候補に迫る得票を得たことは健闘と言ってよいのではないか。
◯ 宇都宮候補は、日弁連会長としての実績や実直な人柄を評価する声もあったが、年齢を感じさせる印象が強かった。宇都宮氏が立派な人物であることは間違いないが、若くて、中道の受け皿にもなれる候補が野党統一候補であれば、もう少し健闘できた可能性もある。
◯ 知名度不足の小野候補が山本候補に迫る得票で4位につけたのは注目に値する。音喜多、柳ヶ瀬という都議出身の2人の現職国会議員を中心に維新が東京に次期衆議院選挙に向けた橋頭堡築いたと言える。
◯ ヘイトスピーチなどを行う在特会元会長が第5位につけた。
◯ 都議補選は、4選挙区すべてを自民が制した。
◯ コロナへの対応の中で、「今、知事を変える必要はない」という有権者の意識が強かった。山本氏は首都東京の首長としては安定感を欠くと受け止められたのではないか。他方、小野候補は知名度はないものの、熊本県副知事としての経験等から最も正統派の候補として受け止められた結果、現職を評価しない保守層の受け皿となったと思われる。
◯ 千代田、中央、港では、小野が2位につけており、中間層〜富裕層には、山本候補の訴えは響かず、むしろ、小野候補の手堅さが評価された。他方で、山本候補は、江戸川等で2位となっている。
◯ NHKによる都知事選都民一万人アンケートによると、いまの生活水準への満足度は、ある程度満足しているが6割を超えている。山本候補が言うように生活に困窮している人がいる一方で、比較的余裕がある都民は、変化より安定、パフォーマンスより無難さを求めた結果と言える。

首長選挙と衆議院選挙を同列に考えることはできないが、野党がバラバラで戦っていては与党には歯が立たないことは明らかである。
そして、コロナ禍の下では、街頭演説や集会などの選挙活動が制限される一方で、コロナの収束が見通せない中、人々は大きな変化を求めておらず、手堅さや安定感を評価する傾向が一定程度見られる。
コロナショックによって生活に困窮している人々や中小企業、商店主といった人々に手を差し伸べなければならないのは間違いないが、一方、政権与党の対応に不満を抱く中間層の受け皿になれるような穏健で、堅実な政策も掲げなければ支持を拡げることはできないのではないか。
#都知事選挙

この記事をシェアする

著者

大西 健介

大西 健介

選挙 第48回衆議院議員選挙 (2017/10/10)
選挙区

愛知13区 116,471 票 [当選] 比例 東海ブロック 希望の党

肩書・その他 衆議院議員、国民民主党愛知13区総支部長、国民民主党国民運動局長、厚生労働委員会理事
党派・会派 国民民主党

大西 健介さんの最新ブログ

ホーム政党・政治家大西 健介 (オオニシ ケンスケ)【都知事選挙を振り返る】東京都知事選挙は、他の主要候補の得票を足しあげても足元にも及ばない現職...

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_whiteicon_homeicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twitter_whiteicon_youtube