前回2021年12月の調査と比べて、内閣支持率はネット調査では不支持が上昇しましたが、一方で電話調査では大きく上昇しており、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株の感染が拡大している中でも内閣支持率が上昇するというこれまでの内閣支持率の動向とは異なる様相を示しています。政党支持率・次の参院選比例投票先については、前回までと引き続き立憲民主党と日本維新の会の水準が並ぶ傾向となっていますが、電話調査ではやや立憲民主党が多く、ネット調査では日本維新の会が多いという違いが表れています。政府の新型コロナウイルス感染症への対応についての評価を聞く設問では、電話調査では全体のほぼ半数が「評価する」と前向きに評価しているのに対して、ネット調査では「評価しない」が「評価する」を上回るなど、この質問でも電話調査とネット調査とで違いが見受けられます。新型コロナウイルス感染症の3回目ワクチン接種の進行スケジュールについては、電話調査・ネット調査ともに「もっと早く接種を進めた方がよい」という回答が最も多い結果となっています。