
2026年8月15日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、泉房穂参院議員をゲストにお迎え!泉参院議員が実業家のひろゆき氏と新党「ひろゆき&いずみ新党(仮)」を立ち上げる構想について、MCの選挙芸人・山本期日前氏が迫ります。公約違反で給与が没収される!?驚きの仕組みの背景にある日本の政治への問題意識とは?
MC期日前氏:実際に新党と言われてから、めちゃくちゃ応募というか、問い合わせみたいなのが殺到しているんですか?
泉氏:一応、今は準備段階で、10月に一定程度の大枠を説明して記者会見する予定です。10月スタートの予定なんで、その10月から公募と言っているので、正式な公募はまだ始まってないです。ただ事実上、問い合わせはきていますよね。人柄もそうですけど、選挙区事情や勝算とか、通った後に政策実行までできるかはシビアに見ないと。誰でもいいわけじゃない。
MC期日前氏:今回、ひろゆきさんと一緒にやられるじゃないですか。泉房穂さんがひろゆきさんと一緒に組むメリットというか、どういうところを期待されて今一緒にやられているんですか?
泉氏:そこはよく聞かれるんですよ。実はひろゆきさんとは結構仲良くて、(共著の)「少子化対策したら人も街も幸せになったって本当ですか?」を出したのが2023年2月、今から3年半前なんですよ。この頃くらいから意気投合して、この2~3年はずっと日本の政治はひどい、何とかしたいという話をしてきた。「どうする?」「どうしない?」という中で、(今年の)衆院選があり、次の大きな国政選挙は2年後の参院選なので、直前に動くのも一つだけど、2年間何もしないよりは統一地方選挙でトップを擁立して、そこから変えていくのはありですよね、というあたりで一致した感じかな。
MC期日前氏:東京に絞られたのは、一気に東京でやることによって注目度も上がるしメディアも取材しやすいという、そういったところも狙われているんですか?
泉氏:狙うというよりも、実際、東京23区のうち過半数はかなりまとまってますよね。それに東京だと、当選した後に財政の面から行くと(政策を)やりやすいので。明石市なんかはお金が足りない、同じ人口規模の中核市と言うとむしろしんどい方の街なので、お金持ちじゃない街なんです。それでやってきた身としては、東京23区だったらもっとできますよね。だから当選した後の政策展開はかなりやりやすい。で、東京23区の複数の区長ができて、同じことを始めたら一気に広がるので。選挙もしやすいし、当選した後の政策展開もしやすいし、報道されやすいから広がりやすい。東京23区はオセロのように変わっていくと全国に広がるから。東京23区で成功事例を示したら「あ、本当だ」ってみんな思いますよ。やっぱり東京にメディアも集中しているし、東京から変える方が全国展開はしやすいとは正直思いましたね。
泉氏:あとは、ひろゆきさんはやっぱり天才ですから。彼は時々びっくりすること言いますけど、ひろゆきさんなんかはもう「当然トップだけで行く」「議員は一切いりません」「東京から行きます」という感じで。彼特有の一種の勘でしょうね。東京のトップが変われば一気に日本が変わるんじゃないですかみたいな感じですね。(中略)

泉氏:ひろゆきさんも「新党の名前をつけた方がいいんじゃないですか?」と言うから、「新党と言っても、これは一緒のプロジェクトなんだけどな」と思いながら「新党」とつけたんですけど、あんまり政党じゃないんですよね。あくまでもまちのトップを選ぶお手伝いをする。ただ選ぶだけじゃなくて、選ぶ前から約束をちゃんとした上で、それを当選のあと実行するところまでがポイントなので。事前に公正証書まで作って絶対やるという約束を取ってしまい、当選して終わりじゃなくて当選した後も実現、少なくとも予算案提出や条例案提出までは責任を取ってもらう、このあたりが新しい。で、この選挙そのものについては国政じゃなくて地方、地方議員じゃなくて首長。そして推薦や公認はしないので、あくまで応援に過ぎない。無所属として「そのまちを良くする」という形で出てもらうので。
MC期日前氏:無所属で出て、新党の公認というよりは無所属で出てそこをサポートする。それを緩やかな連合体として作っていくということですね。
泉氏:場合によっては現在の国政政党の方々が「一緒に与したい」ということであれば、それは相談しましょう。例えば現在の現職が特定の政党にかなり偏って応援されている方であれば、その政党でないような政党が「じゃあ一緒に頑張りましょう」というなら一緒であって。おそらくそれらの政党は、公認は断ってほしいので、無所属だけど事実上の応援に入るのはありでしょうね。そうやって今よりも、その地域の方にとって望ましいようなトップに変えていくイメージを考えてます。そこはひろゆきさんと一致していて、新党と名前をつけてしまったから思い込みで語られますけど、別に党員募集してお金を集める気はありません。単に当選のお手伝いをする、「当選請負人」という感じですかね。「嘘つき選挙」を終わらせて、約束したことを守るような政治を日本の中で始めたい。
MC期日前氏:公約を守らせるというところで、一つ話題になっているのが「公約を達成しなかったら給料を差し押さえる」というのを事前に公式な文書として結んでおくというところなんですけど、このアイデアはどこから考えられたんですか?
泉氏:そこはひろゆきさんと話をする中で2年くらい前からこの話をしてるんですよ。ひろゆきさんが「こんな嘘ばっかりつく選挙で意味ないですよね」と言う中で、「守らせればいい」、「そんなことできるんですか?」と言うから、私の方から「一応弁護士なので、こういう形であれば、当選した後の1年以内にこれをしてください。しなかったら1年分の報酬・ボーナスを全額吐き出させることはできますよ」と言ったら、「じゃあそれいいですね」となって、その方向に行っている。ただ実際、文書を作る時に公証人が作ってくれないといけないから、条件面をはっきりさせないといけない。例えば「予算を通します」は約束できませんよね。議会が賛成・反対するから。
MC期日前氏:よくあるのが「公約に掲げたけど、議会が反対して達成できませんでした」というのはしょうがないと。
泉氏:だから条件は「予算案の提出まで」です。条例案の提出、予算案の提出は市長・区長が絶対できますから。次の新年度予算案にこの予算を組み込んで提出すると。否決されるのはしょうがないけど、諦めずに提出までするとか。あとは議会を通さなくてもできることもあります。副市長などの人事は議会(の同意)が必要ですが、そうじゃない人事権や職員採用はトップだけでできますから。そんなに予算を伴わない対応は議会を通さずにできることもあるから、簡単に言うと「議会を通さずにできることはやりますよね」「議会を通すことも提出まではできますよね」というのをラインナップして、「これをやりますか?やるんだったら当選をしっかりと一緒に応援します。その代わり当選したらやってくださいね」という形を予定しています。
MC期日前氏:文書を結ぶ時、全体で共通できる部分と、地域の事情に合わせた個別の公約のところは、個別に結んでいくのか、そこに関しては結ばないのか、今は検討中なんですか?
泉氏:まさにそれを今、検討中で、逆にひろゆきさんの方が強気なんですよ。私が抑えてるんです。「そこまでの政策実現可能性はキツい」と思うんですけど、「させましょう」と言うんだけど、私も市長をやってきたから気持ちはわかるけど、できる・できないはあるからね、という感じですかね。今調整していて。

MC期日前氏:じゃあひろゆきさんの方が「地域の事情も基本的には全部守らなかったらダメ」と言ってくると。
泉氏:今日もずっと連絡が来るんですけど「これやらせたい」と言うけど、気持ちは分かるけど「そこまで自治体にお金ないし」と言うんですよ。「国じゃないから国債発行できるわけじゃないから」と。「そんなの他の国でやってますやん」と言うんだけど、私も言ってるから。
MC期日前氏:泉さんが抑える側って、だいぶ珍しい構図じゃないですか(笑)。
泉氏:私は現実的な実現可能性のストライクゾーンのギリギリを投げたいわけです。ボールを投げたって守ってくれませんやん。守れる範囲のギリギリがどこかですよ。あまりにも当然守れることだと面白くないですしね。
MC期日前氏:これ、例えば5個あったうち3個できたらとか、そのあたりはどう調整中なんですか?
泉氏:あそこも今調整中なんです。私は極端な話「1個でいい」と言ってるんですよ。一つでいいからちゃんと約束をして、約束を守るような形を実現したいのが私の強い思いなので。たとえ一つであっても「目玉的な部分はもうこれはやります」と言って、本当にやってもらおうと。約束をして当選して守るという成功事例を作りたい。一つでもいいと思うんですよ。でもできたら三つくらい欲しいと思ってて、ひろゆきさんはもっと「いっぱいやって」と言って。だからそこは調整中で、2人の間でも今ひろゆきさんは強気ですね。やっぱり私は市長をやってきたから、あれもこれもできるほど簡単じゃないと。
しかも財源がかなりいるテーマと、それほどお金がなくてもできるテーマもありますやん。お金がかからなくてできることはしやすいですわ。あとは議会に諮る必要があるかないかも分けなきゃいけないから、議会に諮る必要がないものは実現可能性が高い。議会に諮る必要があるものは提出までならできる。そしてお金があまりかからないものはしやすい。お金がかなりかかるものはそう簡単ではない、というあたりの整理を今していて、文言を今整理している最中で、これをなんとか10月くらいまでに正式に公にする形を取りたいと思っている状況ですかね。(中略)

泉氏:選挙というものは皆さん思い込んでいるんですよ。「早く動かなきゃいけない」「支持基盤がいる」「お金がかかる」って、全部違いますから。そうした方が通りやすい選挙もありますけど、そうとも限らないです。短期決戦でも構図を作って有権者の共感を得られる構図を作れば、一瞬で選挙は勝てますし、お金も大してかけなくても通る。
MC期日前氏:今回の新党のメンバーを発表するタイミングも、戦略的にどこにするかというのは?
泉氏:どう組み立てるかが総力戦ですよね。メッセージの出し方、出す時期、どうするかあたりが一番の知恵の出しどころだし。あとは、(次の統一地方選挙の)前半戦が4月11日、後半戦が4月25日だと思われるので、基本的に山を4月25日に持ってくるんですよね。前半戦のトップ(首長)を考えると、知事選8つと政令市6つの14だけなんですよ。後半は200くらいあるわけですよ。勝てると読み切るのは簡単ではない。知事選や政令市選挙で圧勝か僅差で勝てるかという見極めはそう簡単にはできない。そこが勝てると読めば前半戦で勝負をかけて、みんなが「え、勝ったの!?」と驚くような状況で後半戦に行くのはありですけど、そこの読みは相当大変だと思います。後半戦は200ぐらいありますから一定数擁立はしますが、うち東京23区のうち、(選挙が行われる自治体)全部対象とは言っていますけど、負け戦はしたくないので勝ち戦をいくつできるかの見極めはいりますよね。
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