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【徹底分析!】横浜市長選挙2021・候補者のSNS比較分析と活用ポイント:どのようにSNSを活用して有権者にアピールしていたのか(中村佳美)

2021/8/26

中村よしみ

中村よしみ

Instagramの活用について 

最後に、Instagramの活用についてです。山中氏のインスタグラムの活用について、以下のポイントに絞ってまとめていきます。

ポイント①ユーザーネームは検索で引っかかる工夫がある

山中氏のユーザーネームには、「yokohama」が入っていました。ユーザーネームはアカウントを検索するとき、ストーリーズを視聴した際の足跡などで表示されます。そのためインスタでは、名前よりもユーザーネームは頻繁に目にするものなので、yokohamaで検索した場合、山中候補のアカウントは引っかかるので目に止まりやすくなります。

ポイント②Instagramの特徴に合わせて、カジュアルに発信

Twitterよりもカジュアルに、記号や絵文字、改行を加えて見やすい工夫がありました。インスタプロフィールを書くときは、無党派層に向けても、興味・共感を得るための情報を書くことが、とても大切です。

ポイント③あらかじめ投稿順序を考えて世界観を統一する

山中候補のポストの順番はあらかじめ決まっている様子でした。候補者(コミュニケーションの様子)→横浜市風景(ハッシュタグのみ)→候補者(コミュニケーションの様子)→横浜市風景(ハッシュタグ+テキスト)で投稿されています。無闇に投稿するのではなく、順序よく投稿することによってコントラストが綺麗になります。

キャプションについては、主に以下の3パターンの構成でした。

左から、横浜市の風景+候補者の思い+ハッシュタグ

候補者の写真+街頭の様子を綴った内容+ハッシュタグ

横浜市の風景+ハッシュタグ

他候補者を覗いてみると、現職の林氏は、複数の画像を一枚にコラージュしたものを中心にアップしていました。コンテンツは、主に、街頭演説と告知です。

小此木氏は、プロフィールはTwitterと全く同じで、コンテンツ画像が、グリットカットされて6枚を一枚絵になる方法をとっていました。投稿一つ、一つにテキスト、ハッシュタグは入っておらず、画像で訴える形です。

小此木氏と同じく田中氏も、グリットカットの投稿を採用していました。(図左)そして、グリットカットした一枚絵とは別に、自身の掲げる政策を画像に文字入れして、候補者名と政策をセットで強調されることによって、一眼で伝わりやすいデザインになっています。(図右)

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中村よしみ

中村よしみ

Researcher/Social Media Analyst 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。専門は、政治×メディア。大学院では、世界各国の政治家・政府・政党の広報戦略やメディア活用をリサーチし、多数の政治家にインタビューしながら政治学と情報学の複合領域の研究に取り組む。現在は、国会議員秘書を経て、SNS調査・執筆を中心に現場への提案・広報サポートを行っている。主要論文「なぜ政治家はSNSを使わざるを得ないのか—SNS活用動機の分析—(2020)」

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