6月5日に投開票された沖縄県議会議員選挙。翁長県政の今後を占う重要な選挙を見に、2泊3日で東京から沖縄に飛んできました。
投開票の前日4日夜に那覇市内で中村圭介市議会議員との「よくわからなくなくなくない県議選挙~スポーツ的選挙観戦のススメ」というトークイベントでお話しするために沖縄入りしたのですが、選挙戦最終日の半日、原付をレンタルして約70km沖縄県内を走り回ってきました。その記録を報告します。
沖縄の選挙といえば公選法に準拠しないのぼり旗や横断幕、ポスターなどが街にあふれることでよく知られていますが、近年は取締りが厳しくなったようで那覇市内では法令に触れそうな掲示物はかなり少なくなっていました。が、那覇から少し離れるとまだまだ多く見られます。
保守・革新問わずほとんどの陣営こうした掲示物を出しています。違法な掲示を出すのが当たり前になっている現状で、誰か一人がやめることができなくなっているのが実際のところかと思います。
いわゆる「オール沖縄」におされ気味だったが、宜野湾市長選での大勝を気に巻き返しを図りたい野党系(自民党)が力を入れて選挙戦を展開している印象でした。特に反翁長雄志知事の急先鋒である翁長政俊氏の陣営が、自転車で天久新都心を回ったり、道路での車に向かっての手振りをしたりしている様子が目立ちました。また、翁長県議候補のポスターやWebのデザインの洗練度が他の候補とはあたま一つ抜け出ているのも印象的でした。
沖縄市では花城大輔候補と玉城満候補、宜野湾市では呉屋宏候補と新垣清涼候補の打ち上げ式をのぞくことができました。那覇から離れるほど昔ながらの泥臭い選挙が展開されている様で、関東ではなかなか目にできない情景が広がっていました。
沖縄の選挙では「練り歩き」と言われるアピールを最終日に行うのが恒例となっているようです。支持者のみでシュプレヒコールを挙げ、まるでデモ行進のようでした。
※練り歩きとは・・・
後編では当落発表前後の選挙事務所の様子をお伝えします。
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