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全国初、Internet Explorer脱却の意見書が全会一致で可決!

2019/3/15

選挙ドットコム 編集部

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大阪市議会議員の杉山みきと氏が今月13日に、自身のブログ公的機関でのインターネットブラウザの環境依存(Win/IE限定などが多い)について語りました。杉山氏はブログ内で「全国に影響を与えている公的機関の対外的なシステムにWeb標準仕様への準拠を求めていきたい」と述べています。
(杉山みきと氏のブログ本文は以下の通り)

全国初、Internet Explorer脱却の意見書が全会一致で可決!

2019年3月13日。今任期最後の大阪市会本会議にて、僕が作った意見書案が上程されて全会一致で可決されました!

意見書全文はこちらからご覧ください。

この意見書は、Internet Explorerを開発したMicrosoft社自身が「レガシーウェブからモダンウェブに移行してよね」と表明しているのにも関わらず、公的機関が対外的なシステムにおいて環境依存している(Win/IE限定などが多い)ことを指摘し、是正を求めるものです。

関連リンク>■進まぬ脱IE、マイクロソフトも苦慮 [日本経済新聞]

この問題についてはWeb制作業界出身の僕だからこそ、強い想いを持って提案できた意見書だなと自負しています。

全会一致までの道のり

まずは、予算委員会の質疑で種を撒きました。

ここでこの問題について詳細に説明を行い、こうした動きの必要性を全会派に知ってもらうという活動を展開しました。後日、エレベーターの中などで同僚や他会派の議員から「あの説明はよくわかった」との声をいただいたので、作戦は成功したと言えるでしょう。

次に大阪維新の会の内部全体で同意を得るため、プレゼン資料を作成して議員団総会の場で説明しました。大阪維新の会の中では、こうしたIT/Web関係のものについては杉山に任せるという大まかな流れが出来ているため、すぐに大阪維新の会として提出することが決定しました。

問題は、他会派です。
予想通り、ほとんどが「なにを言っているのかわからない」という反応でした。僕のプレゼン資料を持って粘り強く幹事長が交渉しに行ってくださった結果、全会派が賛成してくれることになったのですが、下手に反対して僕から逆襲の討論をされることを避けたという話も聞こえてきます。笑

というわけで、用意していた幻の賛成討論(全会一致ver)を掲載しておきます。仮に、反対会派が出てきた際は思いっきり批判の文面を付け加えようと考えていましたので、全会一致でよかったです。(色んな意味で)

幻の賛成討論

20年前と比べれば想像もできないほど、現代はインターネットを中心にうごめいています。そうした中、どんなデバイスを使っていても、どんなOSを使っていても、どんなブラウザを使っていても、ユーザーが享受するコンテンツの見た目や内容を一定のものにする。つまり互換性を持たせるためにWeb標準仕様が定められています。

しかし、世の中にはWeb標準仕様に準拠せず作られたレガシーなシステムがまだ残っていたりします。例えば、役所の庁内システムもそうです。しかし、これらは対外的なものではないため世の中に迷惑をかけることはありません。問題は、対外的なシステムです。

対外的なシステムがWeb標準仕様に準拠していないということは、ユーザーに対して特定の環境を求めるということです。Macを使っている人にはWindowsを購入させ、Google Chromeを使っている人にはInternet Explorerを使用させる。このように、特定の企業の製品を購入させたり使用させることを公的機関が強制的に求めるということは、どう考えても適切ではないと考えています。

本文にも記載した通り、最先端ICT都市を目指して着々と取り組みを進める大阪市が残すWeb標準仕様を逸脱した対外的なシステムはもはや「電子入札システム」のみであり、これは大阪市の努力だけでは改善できないものです。

この「電子入札システム」は国土交通省が当初開発した「電子入札コアシステム」をベースに作られており、現在は「電子入札コアシステム開発コンソーシアム」が担っているものの、この開発コンソーシアムのトップには国土交通省出身者が連続して就任しています。

そのため、国においては開発・普及を推進してきた立場から同開発コンソーシアムに対し、「電子入札コアシステム」をWeb標準仕様に準拠したシステムに再構築するように厳しく指導する必要があることを認識してもらわなければいけないと思います。

仮に、既に手放しているシステムだから関係ないと国が言い訳するのであれば、当初開発したコアシステムをオープンソースで公開するなどし、今のような独占市場の状態を是正すべきです。そうすることで、Web標準仕様に準拠した新しいコアシステムを民間企業が再開発するなどの動きが起き、現在のレガシーなシステムは淘汰されることになるでしょう。

この問題は大阪市にとっては「電子入札システム」だけのものですが、市民にとっては提供元が大阪市だろうが国だろうがどうでもいいことです。その他のシステムでも同様の状況を確認次第、速やかに対応されることを国に求めていく必要があると思います。

以上、全国に影響を与えている対外的なシステムにWeb標準仕様への準拠を求めるため、本意見書案に対して議員各位のご賛同をお願いいたしまして、私の討論とさせて頂きます。

最後に、全国の議員の皆様へメッセージ

今回大阪市会で可決した意見書の内容は所属している政党会派に関係なく、時代の流れ的に必要なことです。しかも、全国(全都道府県・全政令指定都市・そしてほとんどの市町村)に影響しているシステムの話ですので、皆様の議会で提案することにも意義があります。

この流れを全国に広げていくことで問題解決の可能性が高まっていきますので、全国の議員の皆様方からのご協力を是非よろしくお願いいたします。

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