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【立憲民主党フェス】党の結成から1年。「党大会」とは思えないイベントとしての充実度!/潜入レポート

2018/10/12

若林良

若林良

9月30日、立憲民主党の結党後初となる党大会、「立憲民主党フェス2018」が高田馬場から徒歩5分、ベルサール高田馬場で開催されました。

開始時刻は12時。しかし、筆者が潜入した11時ごろにはすでに報道陣が大きな活気を見せており、「従来とはまったく違う新しい党大会」に期待しているようでした。

リーフレットの資料。当日のタイムスケジュールやアンケートに加え、各参加団体の紹介資料など。また、帰りがけには立憲民主党のシールも配布され、収穫物は多かったです。

メインホールでの動き

冒頭のあいさつと立憲民主党の紹介ムービーを経て、フェスがスタート。台風の動きが懸念されていたものの、多くの観客でにぎわいを見せていました。

総合司会は堀越啓仁衆院議員と石川香織衆院議員。息の合ったピッチで進行を進めていました。

まずは12:15より、「立憲民主党 次の1年に向けて」と題されたトークイベント。枝野幸男代表をはじめ、長妻昭代表代行、蓮舫副代表、辻元清美国会対策委員長の4人が登壇し、結党から現在までの総括、今後の展望、具体的な政権交代に向けての意欲などを語りました。
トーク内ではユーモアに満ちた発言も多く、「楽しんで聞いてもらう」というメリハリが意識されていました。

13:40からは「ワクワクする未来を話し合おう」と題された対話型ワークショップ。コミュニティファシリテーション研究所の廣水乃生氏、篠原幸子氏をファシリテーターに、椅子を円形にし、未来の政治像について参加者たちが語り合いました。

15:10からはザ・ニュースペーパー、おしどりマコ・ケンによるお笑いLIVE。ザ・ニュースペーパーはものまね芸を披露し、安倍晋三現首相、石破茂氏などの口調や性格をコピーし、現政権への批判をエンタメに昇華。観客の笑いを掴んでいました。

ミニトーク・パートナーズ広場でのさまざまな催し

会場内ではオーガニックを志向したお弁当やクッキーなど、飲食店も複数出店があり、いずれも賑わいを見せていました。
フリースペースではそばにいる人と話す敷居も低く、議員と参加者による交流も多く見られました。
会場内には託児所なども存在し、一般の参加者に配慮した姿勢が感じられました。
基本的に時間内の場内の移動は自由で、メインホールでワークショップに参加するも良し、サブホールでミニトークやパートナーズ広場に参加するも良し。筆者自身もさまざまな場所に足を運びました。

会場にはこのようなものも。この前で撮影すれば政治家っぽい感じがしますね。

サブホールでは「立憲ミニトーク」と「パートナーズ広場」のふたつの催しがありました。立憲ミニトークでは「原発ゼロにむけて」をはじめ、ジェンダー問題や地方政治などのトークが開催されました。いずれも会場は満席で、熱気が伝わってきました。パートナーズ広場では定員50名の会場で、パートナーズ(パートナーシップ・メンバーの略称。年間500円の会費を払うことで、立憲民主党の政策づくりに参加が可能となる)同士がさまざまなテーマのもと、少人数で綿密な話し合いを行っていました。

ミニトーク「地方政治のこれから」の1コマ

「#立憲カメラミュージアム」では結党以来、Twitterで「#立憲カメラ」のハッシュタグをつけた写真が紹介されました。政治家からの視点ではなく、生活者からの発信ということに意義を感じます。
また、近くには「立憲フォトブース」という会場に特設した撮影ブースが存在し、プロのカメラマンによる無料撮影が行われていました。

「立憲法案大展示」では、第195回、第196回国会で提出された52本の議員提出法案から9法案が厳選され、8メートルにわたるパネルで展示されていました。
パネルにはそれぞれQRコードが表示されており、関係記事の閲覧が可能になっていました。

「活動紹介ブース」では「子ども・女性」「エネルギー・環境」「国のかたち」など5分野に整理し、それぞれの分野で活躍する団体が紹介されていました。

各ブースでは、書籍の販売なども行われていました。菅直人元首相など、メディアでのおなじみの議員の姿も見られました。

最後は16:15からの「みんなでフィナーレ」。LEGACYさんによる『情熱大陸』の演奏からはじまり、フェスの総括、ゲストスピーカーである、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授の中島岳志氏の講演や、次期政権交代を見据え、かつ長期政権の樹立を目指す枝野代表の力強いメッセージで、フェスは幕を閉じました。

立憲民主党の歴史に、新たな1ページが加わりました。しかし裏を返せば、これはまだ1ページに過ぎません。今後立憲民主党はどのような歴史を積み重ねていくのでしょうか。

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若林良

若林良

1990年神奈川県生まれ。映画批評・現代日本文学批評。 ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員。雑誌『週刊朝日』『NOBODY』『映画芸術』、映画サイト『IndieTokyo』(http://indietokyo.com/)などに執筆。専門は太平洋戦争を題材とした日本映画、またジャンルを問わず「社会派」作品全般。

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