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2022年に政権交代を目指す国民民主党。歴代リーダーを振り返る。2代目の代表者は誰に?

2018/8/27

若林良

若林良

2018年5月、民進党と希望の党両党それぞれの一部の議員が合流し、手続き上は民進党が党名変更をする形で結党された国民民主党。結成時においては、2022年~23年をめどに、国民民主党を中心とした政権交代を行うことをビジョンに掲げています
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成立から3ヶ月あまりが経ちますが、結党後初の動きとして、8月22日告示、9月4日投開票というスケジュールでの代表選挙が行われています。9月4日に2代目となる代表が選出されるまでは、大塚耕平・旧民進党代表、玉木雄一郎・旧希望の党代表の2者が共同代表として党の運営にあたっておりますが、では、その前史である民進党時代から、どのような人物がリーダーとして党を牽引してきたのでしょうか。これまでの代表経験者を振り返ってみましょう。

民進党時代。計4人が党首を経験

「政権交代ある政治の実現」初代代表 岡田克也氏(2016年3月27日〜2016年9月15日)

岡田氏は三重県四日市市生まれ、東京大学法学部卒業。旧通産省を経て、1990年の衆院選で初当選を果たし現在まで衆議院議員を9期務めています。1993年に自民党を離党後、細川連立政権樹立に参加。1998年の民主党結党後、党政調会長・党幹事長・党代表などを歴任します。2009年の政権交代時には外務大臣に就任、2012年には副総理に就任しました。2015年には民主党代表に再び選ばれました。

2016年3月27日の民進党代表選挙では、無投票当選により初代民進党代表に選出されましたが、結党後最初の国政選挙となる同年7月の参院選の結果を受け、9月に行われた民進党代表選には立候補せず代表を退きました。
2017年11月には、民進党常任顧問に再任しています。

岡田氏は「政権交代ある政治の実現」というキャッチコピーを掲げています。
また、国民民主党の結党後は無所属で活動する方針を表明し、国民民主党には入党せず、2018年5月に三重選出の民進系議員とともに地域政党「三重新政の会」を結成しました。

「私は闘い続ける」2代目代表 蓮舫氏(2016年9月15日〜2017年9月1日)

蓮舫氏は東京都生まれ、青山学院大学法学部公法学科卒業。バラエティー番組や報道番組のメインキャスターを経て、2004年の参院選で初当選を果たし、現在まで参議院議員を3期務めています。2009年の民主党の「仕分け人」として一躍有名に。民主党政権では行政刷新担当大臣、内閣府特命担当大臣、内閣総理大臣補佐官を歴任しました。

2016年9月15日の民進党代表選挙では、国会議員・公認候補予定者・地方自治体議員・党員・サポーター投票によるポイント制により2代目民進党代表に選ばれました。内訳は、蓮舫氏が503ポイント、前原誠司氏が230ポイント、玉木雄一郎氏が116ポイントでした。
代表在任中は野田佳彦元首相を幹事長に据えて党内の安定化を図ることを目指し、森友学園問題などで安倍政権に対する追及を強めました。

蓮舫氏は政策のキャッチコピーとして「教育、教育、そして教育」「次世代に紡ぐ」「私は闘い続ける」「すべての人に居場所と出番のある社会を」をあげています。

2017年12月、民進党執行部が立憲民主党・希望の党に統一会派を呼び掛けたことを批判し、同月26日、民進党に離党届を提出するとともに、立憲民主党に入党届を提出しました。2018年1月19日には立憲民主党の参議院国会対策委員長に就任。また5月8日には、立憲民主党副代表兼参議院幹事長に就任しました。

「All for All みんながみんなのために」3代目代表 前原誠司氏(2017年9月1日〜2017年10月30日)

前原氏は京都市左京区生まれ、京都大学法学部卒業、松下政経塾出身です。1991年の京都府議会議員選挙で初当選後、1993年の衆院選で初当選を果たし、現在まで衆議院議員を9期務めています。2005年には民主党代表に就任するも、「堀江メール問題」による党内の混乱の責任を取って、207日で辞任しています。2009年には国土交通大臣、特命担当大臣に就任。2010年には外務大臣、2012年には内閣府特命担当大臣に就任しています。
2017年9月1日の民進党代表選挙では、国会議員・公認候補予定者・地方自治体議員・党員・サポーター投票によるポイント制により3代目民進党代表に選ばれました。内訳は、前原誠司氏が502ポイント、枝野幸男氏が332ポイントでした。

前原氏は、キャッチフレーズとして「希望を分かち合える社会へ」「All for All みんながみんなのために」を掲げています。目指す方針は「日本の政治体制の改革」「次世代に負担のない国家運営」、目指す政治家は坂本龍馬、目指す国家は「尊厳ある国家」としています。

前原氏は代表辞任直後の2017年11月に民進党に離党届を提出、同月14日には希望の党に入党します。希望の党と民進党の合流後は、新たに結成された国民民主党に参加しています。

「走る、働く、実現する」4代目代表 大塚耕平氏(2017年10月31日〜2018年5月7日)

大塚氏は愛知県名古屋市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業。日本銀行、中央大学大学院客員教授、早稲田大学客員教授を経て、2001年の参院選で初当選を果たし、現在までに参議院議員を3期務めています。2009年には内閣府副大臣に就任。2011年には厚生労働副大臣に就任しています。
2017年10月31日の民進党代表選挙では、無投票で4代目民進党代表に選ばれました。

大塚氏は、キャッチフレーズとして「走る、働く、実現する。もっと前へ、ニッポン」を掲げています。政策として、医療・介護・年金など社会保障、「新成長戦略・日本再生戦略」「総合特区制度・総合取引所制度」「中小企業等金融円滑化法」などに言及しています。

2018年3月、民進党は希望の党と合流しての新党の構想を発表し、同年5月7日、国民民主党が成立しました。代表は民進党代表であった大塚氏が引き継ぐ形となります。

国民民主党時代。現在は2名による共同代表制

「改革中道政党」として 初代共同代表 大塚耕平氏、玉木雄一郎氏(2018年5月7日~)

民進党から国民民主党へと党名を変更した現在は、前述の大塚耕平氏に加え、玉木雄一郎氏の2者が共同代表として党の運営を行っています。

玉木氏は香川県大川郡生まれ。東京大学法学部卒業。大蔵省(当時)への入省後、大阪国税国総務課長、内閣府特命担当大臣秘書専門官などを経て、2009年の衆院選で初当選、現在までに衆議院議員を4期務めています。2017年11月に希望の党共同代表選挙に立候補し、共同代表に就任します。同月、ともに共同代表を務めていた小池百合子氏の辞任に伴い、後継として希望の党代表に就任しました。

現在、国民民主党は「改革中道政党」として、国民生活に現実的に向き合うことを目指すとし、政策としては資源や経済の「責任ある再分配」「現実的平和主義」などを掲げています。

 

 

文字通り、今後の国民民主党の命運を握る存在である党代表。今後も両氏が運営を担うのか、それとも新たな代表が選出されるのか、代表選挙戦も含め、今後の動きに注目です。

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若林良

若林良

1990年神奈川県生まれ。映画批評・現代日本文学批評。 ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員。雑誌『週刊朝日』『NOBODY』『映画芸術』、映画サイト『IndieTokyo』(http://indietokyo.com/)などに執筆。専門は太平洋戦争を題材とした日本映画、またジャンルを問わず「社会派」作品全般。

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