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衆院選で各政党が配信した動画、いくつ見たことありますか? 話題の政党動画まとめ



大森 麗奈
大森 麗奈

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先月行われた衆院選。18歳選挙権が施行されてから初の衆院選ということや、スマホ所有率7割以上という背景もあってか、突然の選挙戦にも関わらず、スマホネイティブな有権者との接点を深化させようと、各党はSNS投稿へ力を入れ始めている様子が目立ちました。

特に、自民党や新党である立憲民主党は、アーティストのPVかのような、エモーショナルな動画を制作・投稿していました。ご覧になった方も少なくないでしょう。

各党どんなこだわりを持ってSNSや動画を活用していたのでしょうか。Twitterでのリツイート(RT)数や、「いいね」数が多かったものを中心に、今回の衆院選での政党のSNSでの取り組みをご紹介します。
※選挙期間中に各党の公式アカウントからTwitterに投稿された動画のうち、記事作成時点で最も多くRT・「いいね」されていたものを紹介します





政策・アベノミクス成果を伝える 自民党



自民党がTwitterで投稿した動画の中で、もっと多くの反響があった動画はこちら。



日本各地で行われた安倍総裁の遊説時の盛り上がりを伝えるムービーです。3分弱と、Twitterで見るにはやや長く感じますが、ついつい引き込まれてしまう演出にこだわりを感じます。

また、「#政策の自民党」というハッシュタグを付け、掲げる政策をジャンルごとに1枚の画像に凝縮したり、アベノミクスの効果を訴えるインフォグラフィック風画像の投稿をしていました。





一部画像はTwitterだけでなくInstagramにも投稿しており、さすが第一党、時流を押さえている感じも!





新勢力、野党へ鋭い指摘 公明党



公明党がTwitterで選挙期間中に投稿した動画のうち、最も多くRTや「いいね」されていたのは、鋭く他党を追求する山口代表の演説の様子でした。



選挙期間中の他の投稿内容は、各選挙区の立候補者紹介等内容が多かったですが、テキストと画像でも時折、動画のような他党への鋭い指摘が放り込まれるのが目立っていました。





小池代表への注目の高さか 希望の党



マスコミでの大々的な取り上げ方に反して、SNSでの盛り上がりは今ひとつ? というのが率直な印象です。RTの数や「いいね」の数だけではなく、投稿数も目立っているわけではありませんでした。
その中で最もRT、「いいね」されていた動画は小池代表が支持者に「希望」の二文字を贈る内容のものです。





支持者へ優しく接する「舞台裏」の様子が人気を博していたようです。この他にも、小池代表の移動中の様子など、全国を回っていた遊説バックステージに密着する動画がちらほら。代表であった小池都知事への注目の現れでしょうか。





最もSNS映えしていた 立憲民主党



Twitterアカウント開設から3日程度で自民党のフォロワー数を超え、演説の様子が「SNS映えする」とメディアで話題になっていた立憲民主党。主観的な判断にはなりますが、今回の衆院選では最も「SNSジェニック」でした。

話題を呼んだ動画は、なかなか “エモい”雰囲気。



選挙カーの上からではなく、小さな台の上に立ち演説する “下から”の姿勢に共感した支持者が多く集まった様子を有権者が撮影、投稿し「#立憲カメラ」を付けて有権者発信で広がっていったのもポイントのようです。

草の根運動を呼びかけるような、支持者がシェアしやすい画像・投稿もコツコツと行っていました。









様々な企画を行っていた 日本共産党



支持者と思われる方と立候補者が交互に登場し「比例は共産党」と呼びかける動画が、選挙期間中にTwitterに投稿した動画の中で、最もRTや「いいね」されていました。



投開票前日の10/21にはTwitterでライブ配信ができるサービス「ペリスコープ」を使い、政権や政治に関する有権者の疑問に、
「(共産党の)小池さんになんでも聞いてみよう」という『生放送!とことん共産党』を実施していました。
「(共産党の)小池さんに」などキャッチーなフックを作るあたり、かねてからネットでの企画に力を入れている共産党ならではです。





硬派な中に新たな挑戦も見える 日本維新の会



日本維新の会が選挙期間に投稿した動画の中で、最も拡散されていたのは、政党CMでした。





他の投稿も、立候補者の情報が中心かつ、白黒の画像に情報をまとめるなど、なかなか渋め(?)。
ときおり、街頭演説の様子を生配信ツールの「ツイキャス」を活用して発信しており、SNSでの有権者との接点づくりを模索している様子でした。





シンプルイズベスト 社民党



社民党は、演説風景の動画。



動画以外も、各立候補者の演説スケジュールがメインで情報発信に徹していた印象です。
なお、Twitterでの動画の投稿は紹介したもの1つのみでした。ときたまInstagramにも遊説の模様を投稿しており、こちらもSNS活用は模索中でしょうか。





親しみやすさで双方向のコミュニケーションが進む、日本のこころ



今回の選挙で政党要件は失ってしまった「日本のこころ」。選挙後の内容にはなりますが、「日本のこころ」のSNS活用もなかなか独特。Twitterの中の人(SNS投稿を担当している人)がゆるく、親しみやすいことで話題です。

選挙戦からは外れますが、旧党名も入っている政党ステッカーや、党のキャラを模したバッジが大量に余っていることをTwitterで発信すると、購入希望者から反響が多数。







急遽購入フォームを作ることができなかったため、応急処置でフリマアプリのメルカリで販売したところ、大きく話題になりました。そしてなんと、その後、完売するに至りました。





インパクトはピカイチ、幸福実現党



党首自ら動画を賞賛! ネットがざわついた動画が『ポリティカル・ファンタジーXVI』







制作したのは「幸福実現党非公式クリエイターチーム Happiness Creation Party」とのこと。今回の記事では、各党の「公式Twitterアカウント」の投稿のみとしていましたが、幸福実現党からは「非公式」ながら、この投稿をご紹介します。動画のクオリティも高いですが、今回の衆院選の出来事を面白おかしくまとめたシナリオは、一見の価値ありです。

同クリエイターチームは『ポリティカル・ファンタジーXVII』の他にも、「各党党首、だれを彼氏にしたいか」というテーマで乙女ゲーム風の診断テストも作っており、こちらも話題となっていました。





認知の広がりが見える? 支持政党なし



「え?これ政党名なの?!」そんな素直な反応や、「支持政党なし」を支持する有権者の意思表明がSNS上でもじわりじわりと広がっていたようです。「支持政党なし」をエゴサーチして出て来た投稿を、支持政党なしのアカウントでいくつもRTしていたものの、オリジナルの動画投稿はありませんでした。





分かりやすい・感動・面白い… 様々な動画が話題に



労力のかけ方、頭のひねり方など各党、個性が出てくるSNSや動画での情報発信。冒頭で申し上げた通り、今後も特に若い世代とのタッチポイントとして重要になるのは間違いないでしょう。若者へのウケ狙いすぎてもダメ、固すぎても受け入れられづらいと難しいところではありますが、政党にとってはダイレクトに有権者の声を聞ける場でもあるので、それらを活かしたコミュニケーションに今後も期待したいです!
大森 麗奈

大森 麗奈

早稲田大学卒業後、ライターを経てソーシャルメディア活用を中心としたデジタルマーケティング支援に従事。高校時代は政経が得意科目だったが、すっかり忘れてしまったため政治トピックは素人レベルの知識。 ※記事の内容は個人的な意見・見解であり、所属組織を代表するものではありません。

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