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【茨城県知事選】若者必読! 知事選投票までに知りたい10の数字



原口和徳
原口和徳

明日行われる茨城県知事選挙は、安倍政権にとって8月3日の内閣改造後初となる知事選ということもあり、県内外から注目を集めています。

そんな注目を集める茨城県知事選ですが、「イマイチ選挙に関心を持てない」「茨城県ってどんな県なんだろう」と自分ごと化できていない人もいるかもしれません。

そこで、投票日を迎えるにあたり、「若者の目線から抑えておきたい10のデータ」をご紹介します。これだけ読んでおけば、茨城県が置かれている状況を理解することができます!投票先の決定に向けて、ぜひご活用ください。





人口 289.7万人



茨城県の人口は2017年4月1日時点で289.7万人、全国で11番目に人口の多い都道府県です。なお、長期的な傾向としては、2000年頃に約299万人となったのをピークに茨城県の人口は減少傾向にあります。





4人に1人が65歳以上



2015年の時点で、65歳以上人口の割合は27%。県民の4人に1人が65歳以上の方となっています。少子高齢化の傾向は今後も続き、2030年には約3人に1人の方が65歳以上となります。なお、75歳以上の方が県民に占める割合は、2025年に約18%となる見込みです。

また、図表1にあるように、2010年の人口を起点として考えたときに、2040年には約3割の自治体で人口が70%以下になると県の報告書で指摘されています。

図表1_市町村別の人口増減状況の予測

図表1_市町村別の人口増減状況の予測



ちなみに、3つの自治体では2010年よりも人口が増える見込みであることも報告されています。





県の予算 1.1兆円



茨城県の今年度の予算(一般会計)は1.1兆円です。予算の内、最も多く使用されているのは、教育費(学校の建設・運営などのための費用。茨城県では、少人数教育などにも取り組んでいます)です。

図表2_県民1人あたりに使われる予算

図表2_県民1人あたりに使われる予算


図表2は、昨年度(平成28年度)の予算の使い道を県民一人当たりに換算したものです。昨年度も「教育費」に最も多くのお金が使われていることが確認できます。








1人当たりの所得は314万円



茨城県の1人当たり県民所得(平成25年度)は約314万円全国で8番目に多い都道府県となっています。なお、この金額は、関東1都6県の中では、東京都(約450万円)、栃木県(約326万円)に続く3番目に多い金額です。





求人倍率1.47倍



茨城県の有効求人倍率は1.47倍(2017年6月)。全国平均(1.51)に近いものとなっています。なお、1年前の茨城県の有効求人倍率は1.27倍(2016年6月)でした。





昼夜間人口比率 全国7位



平成27年の国勢調査によると茨城県の昼夜間人口比率は97.5%。この数値は全国で7番目に低いものとなっており、茨城県には他の都道府県で活躍する方が多く居住していることがわかります。そのことを裏付けるかのように、他県に通勤・通学している人の割合も5.9%となっています。





農業産出額 全国2位



茨城県の農業産出額は4,549億円。北海道に次ぐ全国第2位となっています。(平成27年。県によると少なくとも平成24年以降は2位を維持していることが明らかになっています。)ちなみに、耕地面積の割合を比較すると全国1位となります。

ほかにも、茨城県には「まいわし」や「さば類」などのように漁獲量が日本一の水産物や、医療用計測器などの製造品出荷金額日本一の製品など、経済活動に関して様々な日本一があります。

茨城県というと、都道府県の魅力度ランキングで最下位争い(出所:地域ブランドNEWS)の常連といったイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、まだよく知られていない「他県に誇れる魅力」もあるかもしれませんね。





待機児童数 516人



2017年4月1日時点での保育園の待機児童の数は516名県内19市町村で待機児童問題が発生しています。図表3にあるように、保育園の施設数、定員共に前年に比べて増加していますが、待機児童も134名増加しています。なお、学童保育(放課後児童クラブ)の待機児童数も478名(2016年5月1日時点)となっています。

図表3_保育園における待機児童数の推移

図表3_保育園における待機児童数の推移


10万人当たりの医師数 全国46位


都道府県別の医師数を比較すると、茨城県は多い方から15番目です。しかしながら、人口10万人当たりの医師数を比較すると、少なくとも2006年以降は全国で46番目となっています。同様に、人口10万人当たりの小児科医師数を比較すると2008年以降全国最下位となっています。

もちろん、医師数は他県よりも多ければよいと言い切れるものではありません。どのような医療環境が望ましいのかは県民一人ひとりの判断の上に決定されていくことです。納得のいく判断をしていくための基礎として、具体的な数値や推移を確認ください。





前回の県知事選の投票率 31.74%



前回県知事選挙の投票率は31.74%、約76万人が投票しています。

ちなみに、選挙時点(2015年9月)の茨城県の人口は約293万人でしたので、茨城県を100人の村に例えると、村人の内82人が投票権を持ち、最終的に投票したのは26人であったことになります。

選挙権年齢のさらなる引き下げやドメイン投票などが提唱される中、計算の母数を変えてみると、「あなたの一票」の持つ価値が少し変わってきませんか。

 さて、茨城県にまつわる10の数字を確認してみていかがでしたか。茨城県の未来が「自分ごと」として、少しずつはっきりと捉えられるようになってきたでしょうか。


 もっと詳しく知りたいと思われた方は「いばらき賢(http://citizenship-edu-ib.strikingly.com/)をぜひご覧ください。


同サイトでは、今回ご紹介した数値以外にも、茨城県にまつわる情報をより詳しく公開しています。また、同サイトのコンテンツは、短時間で閲覧いただけるように作成しています。通勤や通学の隙間時間や投票前のお時間にぜひ参照ください。


若者世代は、有権者の中で他の世代よりも長く茨城県とかかわりを持つことになります。今後、若者世代の方が活躍していくなかで、これからの茨城県に暮らす人たちや、仕事や子育てを巡る環境はどうなっていくのでしょうか。また、どのようになっていくことを望むでしょうか。


ご紹介した情報が、茨城県の未来を「自分ごと」として捉え、候補者の掲げる政策を読み解き、納得のいく1票を投じることにつながっていくことを願っています。




原口和徳

原口和徳 : 埼玉ローカル・マニフェスト推進ネットワーク事務局

1982年埼玉県熊谷市出身。中央大学大学院公共政策研究科修了。早稲田大学マニフェスト研究所 議会改革調査部会スタッフとして、全国の議会改革の動向調査などを経験したのち、現所属にて市民の立場からのマニフェストの活用、主権者教育などの活動を行っている。

Webサイト : http://blog.canpan.info/slm/

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