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【都議選】東京からドラえもんの世界を現実に。未来を見据える自民党最年少都議・川松氏インタビュー

2017/6/22

選挙ドットコム編集部

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7月2日投開票の東京都議会議員選挙がかつてない程の注目を浴びています。中でも注目されているのが小池百合子都知事率いる「都民ファーストの会」vs「都議会自民党」の構図。しかし、この2会派はただ対立しているだけなのでしょうか?
そうではない、と言い切るのが自民党・川松真一朗氏です。テレビアナウンサー出身、都議会自民党内最年少の若手議員は東京の未来に何を想い、今回の都議選で何を掲げるのでしょうか?
選挙ドットコムでは、川松氏にインタビューを行いました。

築地市場と東京オリンピック以外にも課題はたくさんある

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-選挙ドットコム編集部(以下、編集部)
今回の都議選はかつてないほどに注目を集めています。現職である川松氏は、この現状をどう思われますか?

-川松真一朗 東京都議(以下、川松氏)
良い点と悪い点が両方あります。

まず、良い点は、東京都民の生活に密着する自治体でありながら注目されてこなかった「東京都政」が有権者の皆さんの注目を浴びたことです。
東京には地方紙って存在しませんよね。なので、地方紙を通して都議会の活動の様子を伝える等の他の自治体では可能な活動報告の機会がなかったんです。
きっと有権者の皆さんの身近にも都議会議員はなかなかいなかったんじゃないでしょうか?そんな都政および都議選が注目を浴びていることは我々は大歓迎ですし、その風穴を空けた小池都知事のことは評価しています。

悪い点は、あまりに都民の関心が築地市場移転問題と東京オリンピック開催に偏ってしまっていることです。東京都の抱える課題はその2つだけではありません。
例えば少子高齢化社会にどう対応していくかを考えなければなりません。2025年には団塊世代が75歳を迎え、若い世代がその世代を支えなければいけない時代がやってきます。こういったことも議論しなければならないのに、築地とオリンピックだけ妙な注目のされ方をしているような気がしてしまいます。
せっかく都議会が注目を浴びているのですから、特定の課題や政局だけではなく、もっと未来のことも見据えた政策全般を見ていただきたいですね。

-編集部
現職の都議会議員の皆様の関心も築地・オリンピックに向いている傾向があるのでしょうか?

-川松氏
もちろん、都政の最重要課題と言われている築地とオリンピックについて語れないのは都議会議員として失格ですから、いつでもしっかり語れるように勉強・議論していますよ。
しかし、私たち都議会議員たちにはそれぞれ専門分野や得意分野がありますから、そこを活かした議論がもっとできれば良いと思います。

-編集部
それでは、今回川松氏が都議選の争点になると考えるテーマは何でしょうか?

-川松氏
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを成功へ導くことです。ただ、目先だけのことを考えてオリンピックについて語るという意味ではありません。
間違いなく東京オリンピック・パラリンピックはビッグイベントです。これを起爆剤として、2030年、2040年の東京が作られていくでしょう。そこに向けての準備をぬかりなく、考えていきたいです。
東京オリンピックは経済・社会保障等、東京の構造自体を大きく変えるきっかけになると思っています。それをどう成功へ導くかを議論しましょう、ということを今回の都議選のテーマにしたいです。

「小池vs自民」は実はそこまで対立していない!?

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-編集部
都議選にも関わらず知事である小池百合子氏が注目されている傾向について、都議会自民党はどう捉えていますか?

-川松氏
私は都議会自民党に所属しておりますが、実はマスメディアや皆さんが思うほど「小池都知事vs都議会自民党」って対立していないんですよ(笑)。
もちろん知事と議会の間に緊張感は多少必要ですが、都議会自民党が賛成・評価している小池都知事の政策や実績もたくさんあります。都政の軸となるのは知事ではなく”東京都”ですから、東京都のためになることは誰の政策でも賛成していきます。
もちろん自民党からも他党を巻き込んで良い政策を立案してゆき、実現させていくつもりです。

-編集部
例えば、小池氏が掲げるどのような政策を評価されているのでしょうか?

-川松氏
東京都の行政改革について、従来のトップダウン型の改革からボトムアップ型の改革に切り替えたことは非常に評価できます。
今までは予算をカットしたり、人員を削減したりといった予算ありきの考え方ばかりをしていたんです。でも、予算ありきで考えてしまうと本当に困っている人にお金がいかない可能性が増えてしまいます。小池氏は、現場の声を拾い、適切な場所に人員や予算を配置する職場環境改革に切り替えたのです。これは都政史上初のことですから、小池都知事には今後も期待しています。

アナウンサーから政治家へ。イクメン・川松氏が都議時代に残した実績は?

-編集部
川松氏はもともとテレビ局でアナウンサーをされていたことでも有名です。政治の世界に足を踏み入れようとしたきっかけは一体何だったのでしょうか?

-川松氏
僕はドラえもんの世界を現実にしたいんです。非常識だったこと、不可能だったことを可能にして、常識にしてしまいたい。科学者や技術者がどんなに素晴らしいものを作っても、それをサポートして制度を整える政治家がいないと最先端のものが普及していくことはないですからね。
アナウンサー時代は、最先端の環境に触れることはできていても、それを伝えることがメインでした。そこからさらに、夢や希望を実現して社会を変えていきたいと思い、政界転身を決意しました。
私が意識しているのは、未来を見据えるということです。5年後10年後に振り返って「あの時ああいう議論をしてよかったな」と思える議論をしたいです。自分なりに調査研究を繰り返し、目の前の評価を得ることにこだわらず、うまくいかなかった時には泥をかぶる覚悟をして発言をしています。

-編集部
実際に川松氏が都議会で残した実績はどのようなものがありますか?

-川松氏
教育問題・働き方問題等様々ありますが、例えば男性用トイレへのベビーベッドの普及が挙げられますね。
私は選挙で落選したことがあるのですが、その時に息子は1歳でした。落選中でしたので、私自身もかなり子育てに取り組むことができました。その時感じたのが「男性用トイレにベビーベッドがないのは不便だ」ということ。イクメンという単語が話題になっていますが、社会はまだまだ女性が子供を育てるという前提のまま。これじゃいけないだろうと、東京オリンピックに向けて作られる新しい施設の男性用トイレにベビーベッドを導入することを提案しました。

-編集部
確かに「女性が育児をするもの」という意識は個人の中でだけではなく社会にあったかもしれません。その方向性を正せるのはまさに”政治”ですね。

自民党じゃなくてもいい。都民みんなの投票で東京の未来を決めよう

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-編集部
最後に、読者に向けてメッセージがあればお願いします。

-川松氏
選挙に行きましょう。諦めないで選挙に行ってほしい。「選挙に行ったって何も変わらない」というのは、今までそういう政治家を選んできただけなんです。変えられる政治家に、あなたの一票を投じましょう。まずは、自民党じゃなくてもいい。政策を見て、話を聞いて、納得した人に投票してほしい。
私は昭和の古い政治家像を変えたいんです。平成以降の新しい若手の政治家として、発想力や政策で勝負していきたいです。
これからはそういったところも評価してほしいです。都民みんなで、かっこいい東京都を、美しい東京都を作りましょう!

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