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【千代田区長選】”代理戦争”だけど”小池新党”にはならないワケ



中田宏
中田宏

※本記事は「中田宏ブログ」の転載となります。記事内容は執筆者個人の知見によるものです。

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昨日から東京都・千代田区長選挙がスタートしました。
立候補したのは
無所属・現職 石川雅己(イシカワマサミ)候補
無所属・新人 五十嵐朝青(イガラシアサオ)候補
自民党推薦・新人 与謝野信(ヨサノマコト)候補
の3人で、1週間の選挙戦そして2月5日に投開票となります。

テレビや新聞などでは”代理戦争”と注目を浴びていますけれども、「何の」代理かといえばかたや小池百合子・東京都知事、かたや千代田区選出の元都議会議長・元自民党東京都連幹事長の内田茂議員の代理人の戦いということで注目されているわけです。
ちなみに公明党は先日、都議会では自民党と「決別」宣言をしましたけれどもその公明党がいずれの候補にも推薦を出していない点も興味深いところです。

与謝野候補や陣営は
「代理戦争じゃない」
「千代田区政を決める選挙」
と否定してますけれども、昨日の選挙告示日には丸川珠代・五輪担当大臣が応援に入っています。
丸川さんは昨夏の都知事選でも散々に小池さんを批判していた人ですし、現役閣僚が約5万9000人と比較的小さな自治体選挙の初日の応援に入ったということは弥(イヤ)が上でも注目度を逆に上げてしまっているとも言えます。

代理戦争なのかどうかはともかく7月2日の都議選に影響を与えることは必至でしょう。
今回の千代田区は都議選でも1人区選挙区で、都議選では複数人区もありますが、1人区は”赤組”が勝つか”白組”かと白黒はっきりする選挙区で、今回、仮に小池さんが推薦する石川さんが勝つと
「小池新党ができるのか」
「小池新党で過半数を狙うのか」
などとおそらく騒ぎ始めるんでしょう。
しかし私はそう簡単にはいかないと思っています。

小池新党か?という話題で必ず比較対象にされるのが大阪維新の会(維新)です。
維新は確かに大阪府議会で過半数を取りましたが、都議会と選挙区などを比べると次のようになっています。
府議会 53選挙区のうち1人区は31
都議会 42選挙区のうち1人区は7
オセロゲームのように1人区が多いほどひっくり返していけば過半数に近づきますが、都議選は複数人区が多く、例えば定数5に対して過半の3を確保するとか、8に対して5勝つことは新党や新しい勢力にはなかなか難しいのです。

期待する千代田本来の論戦については、現職候補は
「待機児童ゼロ」
「18歳まで医療費が無料」
といった実績を訴えているようですが、これらは税収が多くかつ子供が少ない千代田区だからこそできることで、はっきり言って周りの自治体は”迷惑!”しています。
むしろ東京駅や丸の内などがあるのも千代田区です。
東京のど真ん中のブランドビジョンをどう打ち出していくのか、こうしたことに注目しています。

 

 

※本記事は「中田宏ブログ」の転載となります。オリジナル記事をご覧になりたい方はこちらからご確認ください。
中田宏

中田宏 : 前衆議院議員/前横浜市長

中田宏事務所代表。 衆議院議員、横浜市長、大阪市特別顧問などを歴任。青山学院大学経済学部卒 松下政経塾(10期)卒。昭和39(1964)年9月20日生まれ。社員の父親の転勤に伴い小学生から高校生の間は横浜、大阪、福岡、茅ケ崎、横浜と移り住む。身長184センチ、体重75キロ。趣味は読書とフィットネスジムでのトレーニング。座右の書は「路傍の石」(山本有三)、座右の銘は「先憂後楽」。血液型、性格共にA型。

Twitter : https://twitter.com/NAKADAHiroshi

Webサイト : https://www.youtube.com/user/NAKADAHiroshiOffice

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