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政治の流行語大賞はコレだ!不倫、カネ、辞任、国籍、ホテル三日月。今年1年を振り返る



寒川倫
寒川倫

Pen-Pineapple-Apple-Pen on wooden background.
本日は大晦日ですが、選挙ドットコム読者の皆さまはいかがお過ごしでしょうか。忘年会続きだという方も多いことと思いますが、今年起きたニュースは忘れないよう、政治を賑やかしたキーワードで2016年を振り返ってみることにしましょう。選挙ドットコムライター、寒川倫が独断と偏見(?)で選ぶ「政治流行語大賞」の発表です!


政界でも「ゲス不倫」


2016年一発目の政治スキャンダルと言えば、2015年に育休宣言をしたことで話題になった自民党の宮崎謙介議員が、第一子誕生前に不倫現場をスクープされた事件ではないでしょうか。
直前に起きた某タレントの不倫報道と重ねて「ゲス不倫」と称されていたことで記憶している方も多いかもしれません。結局宮崎議員は辞任し、抜けた穴を埋めるべく行われた京都3区補欠選挙では自民党が候補擁立を見送る事態になりました。この醜聞は、今後の宮崎氏のみならず、議員の産休問題の行く末にも影響しそうです。


18歳選挙権施行


今年あった選挙の中では、7月の参院選が最大のトピックだったと言えるでしょう。18歳選挙権が導入されたことによって、有権者の人数は約240万人増加したと概算されています。「若者の政治離れ」が問題視されて久しいこともあり、10代の投票率は未知数。彼らに政治への関心を持ってもらうべく、政府や各政党・各自治体によって若者向け選挙啓発キャンペーンが多数展開されました。

女優の広瀬すずさんをイメージキャラクターに起用した総務省や、人気モデルのぺことりゅうちぇるが社会学者・古市憲寿氏に選挙について教わる特設サイト「TOHYO都」を作った東京都選挙管理委員会などが特に目立っていた印象があります。
結果として投票率は18歳では51%、19歳では39%となりました。20~24歳が33.21%、25~29歳が37.91%だったことを考えると、こういったキャンペーンは成功したと言えるかもしれません。

ただし、TOHYO都も広瀬すずさんを使ったサイトも、現在どちらも消えてしまっているので、今後の10代向け選挙PRがどうなっていくやら、不安が消えません
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野党共闘


改憲を視野に入れる与党に対し、反対する野党が掲げた「2/3を取らせない」というスローガンは、参院選の大きな焦点の一つになりました。民進党・共産党・社民党・生活の党(現在の自由党)の4党は「野党共闘」の呼び名で、これまで以上に相互の応援を強めました。

また、この野党共闘を進めたのは、2015年の安保法案反対デモで有名になった学生政治団体「SEALDs」の存在です。SEALDsは参院選後の8月15日に解散しましたが、彼らの行動が社会に与えた影響は非常に大きいものだったのではないでしょうか?
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ホテル三日月


メディアを連日騒がせたと言えば、舛添都知事の政治資金スキャンダルに始まる都知事選の顛末でしょう。正月に家族でホテル三日月に宿泊したり、漫画や美術品を購入するなど、舛添氏による用途や詳細が不明瞭な政治資金の使用は、与野党の激しい追及を受けています。

舛添氏の出張報告書は黒塗りだらけで提出され、小池百合子現都知事によって「のり弁」に例えられて都民の嘆息を誘いました。舛添氏は結局辞任を余儀なくされ、混乱が続く中で都知事選がスタートします。ほとんど常に都知事選を取り扱うニュースが流れていた当時の状況は、都民以外からすればお腹いっぱいだったかもしれません。


都民ファースト


都知事選のハイライトは、やはり当選した小池百合子氏です。
党の意向から逸脱して立候補を決め、自民党内部からは猛反発を受けたもののさらりと公認候補を抑えて圧倒的な支持を集めます。印象的な言葉でメディアを引きつけるその手腕は、「小池劇場」と呼ばれました。更に小池氏に追随したことで除名されてしまった7人の自民党議員は、名作映画になぞらえて「7人の侍」と称されています。黒澤明監督が描いた侍たちは危険にさらされた農民のために命を削りましたが、彼らも都民のために懸命に働いてくれると望ましいですね。今後も都議会のパワーバランスから目が離せません。
【関連】小池新党の行方~衆議院解散時期にも影響か  >>


ダチョウ倶楽部辞任


コントのようなスキャンダルが話題になったのは富山市議会の政務活動費問題です。笑えそうで全然笑えないですね。元議長が「白紙の領収書に虚偽の経費を書き込んで請求し、不正に活動費を受け取る」という違法錬金術に手を染めていたことで辞任すると、「オレもやめる」「オレもやめる」「オレも……」オチのないダチョウ倶楽部のように何人もの市議たちが架空請求を告白、辞任していきました。最終的に8人が市議会を去ることに。今後は地方行政のモラルがより一層求められるようになるでしょう。というかそうなってくれないと困る。
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二重国籍


民主党代表となった蓮舫氏について取りざたされたのが、こちらの二重国籍問題です。蓮舫氏は元々台湾籍と日本籍を有しており、現在は日本籍を選択していることを明言していましたが、「台湾籍が本当に捨てられているのか」という部分が疑問視されました。二重国籍であること自体は法的に問題がないので、もし方に触れることがあるとすれば「台湾籍を捨てて日本籍になっている」という経歴が詐称に当たるかどうか、という点です。類似の判例が過去にないため、今後も注目が集まっています。



2017年は一体どうなる


皆さんにとっての2016年は、どんな一年だったでしょうか。今年もたくさんのニュースがあった一方で、まだ決着がつかずに来年に持ち越される問題も数多くあります。興味のある話からは目を離さずに、じっくりと顛末を追いかけていきたいですね。
さて、2017年一発目の政治ニュースは何になることやら……。

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寒川倫

寒川倫

1995年生まれの大学3年生。イラク戦争の頃にデモに初参加し、現在も一人でデモに出ている。「正しい倫理子」名義でねとらぼなどで執筆中。

Twitter : https://twitter.com/rinsura_com

Webサイト : https://note.mu/rinriko

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