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【現役 慶應大生が行く】世界一のお祭りに現役 慶応大生が参加してきた【ヒラリー陣営に潜入】



古井康介/ 樋口慧
古井康介/ 樋口慧

■前回の連載はこちら
【No.1】トランプ陣営を覗いてみた  >>

 

 

いざ、ヒラリー事務所へ


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さて各陣営の比較、後編はヒラリー陣営のご紹介です。
ニューヨークに選挙区を構えるヒラリー氏。トランプタワーはあるものの、概してニューヨークにはヒラリーの支持者が多い印象を受けます。(日本同様、アメリカの政治家も各地域から選ばれます。安倍首相なら山口4区という地域から、蓮舫議員なら東京選挙区という地域から。故に政治家にとって自分の選挙区とは自分を応援してくれている人たちが最もたくさんいる地域に他ならないのです。)
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各種調査を見ていてもヒラリー氏圧勝が、確実なこの地域ではもはや選挙用のCMや広告すらほとんど見かけませんでした。(希少な選挙広告。日本では選挙の前は電車などに広瀬すずさんの広告が現れますが、ニューヨークではそれすらほとんど見当たりませんでした。電車移動より車での移動が基本なのでテレビCMが重視されているようです)

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祭メモ5:ニューヨークでの勝利はトランプ氏もほぼあきらめている。

 

 

明るすぎる選挙事務所


ヒラリー氏の事務所に到着すると、事務所前にはすでに長い列ができていました。どうやらたくさんの支持者がヒラリー氏の勝利演説(選挙が終わり結果が出たあと初めて行う演説)に参加するためのチケットを引き換えに来ているようでした。まるでテーマパークのように、ダウンタウンに人が列をなしていました。考えてみればニューヨークに到着してからディズニー気分が抜けていません。

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チケットの交換所の先には日本では信じられないくらい明るい選挙事務所がありました。まるで学校の食堂にいるかのような印象を受けたその空間には、人種や性別を超えた20-30代を中心とした比較的若い人々が自身のスマートフォンで友人にヒラリー支援を呼びかけたり、ビールを飲みながら談笑したりしていました。音楽はDJブースから流れ、いたるところにポスターや撮影スポットがある点も印象的でした。
祭メモ6:選挙事務所が支持者の「憩いの場」として機能している

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特に印象的な人へのインタビュー

ヒラリー陣営でも何人かにインタビューを敢行。お母さんと一緒にチケット引き換えに来ていた10代の少年に話を聞きました。
Q:「なぜヒラリーを支持しているんですか?」
A:「僕はオバマさんの時から民主党を応援してるからね。ヒラリーさんにはオバマさんの政策を引き続き進めて欲しいし、やっぱり彼女には希望を感じるからだよ。」

Q:「長年政治家を務めていながら中々大きな結果を残せず、政策実行力などが不安視されていますが、本当にヒラリーさんはその希望を実現できるんでしょうか?」
A:「女性で初めて大統領になるんだよ?それくらいわけないさ」

少年は目を輝かせながら答えてくれました。
祭メモ7:「ヒラリー大統領」は希望

 

ヒラリー陣営まとめ


訪れたヒラリー事務所にはグッズの取り扱いがなかったため、またしても選挙グッズを手に入れることはできませんでした。しかし、親切なお姉さんがヒラリーシールをプレゼントしてくれました。
事務所全体的に、年齢層が低く優しい人が多かったヒラリー陣営。女性や黒人も多く、細身だったり小柄な人が多い印象でした。心なしかトランプ陣営は体格も大きな人が多かったことも重なってでしょうか、スキニー率は圧勝だと感じました。

 

ここまで、それぞれの陣営の雰囲気や様子についてまとめてきましたが「トランプ陣営はネタが多い」ということは大きな特徴として挙げられるような気がしています。

裸のカウボーイや全身真っ赤なお母さんはじめ、トランプ支持者は候補者同様なのかキャラクターがとても濃いです。

一方でヒラリー陣営は大人しくクールな人が多い印象を受けます。実際インタビュー時、自分からカメラに入ってくるような支持者が多かったトランプ陣営に対し、「カメラは…No」といった支持者がヒラリー陣営には多かったです。しかし事務所へのウェルカムオーラやフレンドリーさは圧倒的にヒラリー陣営が勝っていました。

そんなそれぞれの陣営の特徴は、やはり候補者の特徴に通じています。ここまで1人の政治家の政治思想に熱狂するシーンはとても物珍しく感じました。彼ら彼女らは両陣営とも政治や政策についての話をいたるところで繰り広げます。それはまるでお気に入りのスポーツ選手や音楽アーティストについて議論を繰り広げる時のように、構えず、自然発生的で、しかし熱を帯びている、そんな雰囲気でした。
祭メモ8:日本にも政治談議の文化が根付くことで、それはアメリカのように、政治が本当の意味で国民のものとなるのかもしれない。

古井康介/ 樋口慧

古井康介/ 樋口慧

世界最大の政治の祭典、アメリカ大統領選挙に魅せられた大学生2人。 ニューヨーク、ピッツバーグ、フィラデルフィアを巡り、ヒラリー候補とトランプ候補の戦いを追う。 トレードマークはドン・キホーテで購入した法被。

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