選挙ドットコム

14,875選挙・285,139の候補者情報、日本最大級の選挙・政治家情報サイト

副編集長、アメリカに飛びました! 大統領選連載始まります!



徐 東輝
徐 東輝

選挙ドットコム読者の皆さん。副編集長の徐東輝(そぉとんふぃ)です。日本では小池百合子新都知事の東京改革が始まったり、民進党の新代表蓮舫さんが早速動き出したり、そんな中で1月解散の報道が流れたりと、政界の動きは落ち着かないですが、私はいまアメリカにいます。

(後ろに写っているのはユタ州の議事堂です)

(後ろに写っているのはユタ州の議事堂です)



そう、アメリカはもっと落ち着いてられない。いよいよあと約40日後に新しい大統領が決まります。共和党のトランプ氏と民主党のヒラリー氏の一騎打ちは、大方の予想を覆してヒラリーさんの大苦戦が日本に伝えられていることでしょう。こちらでも毎日報道合戦が続いています。
今日から定期的にアメリカ大統領選挙に関する記事を選挙ドットコムにて連載いたします。もっとも、読者の皆さんのご関心に応えられるよう、反応を拝見しながらテーマや執筆内容も柔軟に変えていこうと思っておりますので、ぜひSNS等で反応くださると幸いです。

私はいまユタ州ソルトレイクシティ、いわゆる「共和党の州」とされる場所にいます。一昨日までは逆に「民主党の州」とされるカリフォルニア州はサンフランシスコにおりました。この後、共和党最大の州テキサスに行き、そこから「激戦州」とされるフロリダ州、オハイオ州、バージニア州などに取材に行きまして、ホワイトハウスのある首都ワシントンDC、最後の目的地ニューヨークとボストンへと参ります。なるべく多面的に「アメリカ」を知り、日本に情報を伝えるために5日間ごと各地を移動していく次第です。

さて、これだけで連載の第一回目が終わってしまうのは少しさびしいですので、今日はアメリカ大統領選挙を見ていく上でポイントとなる視点をいくつかご紹介させてください。

(こちらはカリフォルニア州の議事堂です!)

(こちらはカリフォルニア州の議事堂です!)



 

州は国。50カ国の集合体がアメリカ合衆国


アメリカ合衆国というのは、50の州からなる連邦制の国家です。すなわち、州ごとに立法府、行政府、司法府があって、文化も人口動態も主要産業も経済も州ごとに異なっていて、その50の集合体のリーダーとなるのがアメリカ大統領です。ですから、州ごとに民主党も共和党も支部を置き、州ごとに異なるアプローチで選挙キャンペーンを展開しています。こちらのニュースでは、大統領候補者らが何を言ったのかだけがニュースになるのではなく、「どこで」言ったのかもしっかりと報道されています。そして、州によって民主党が必ず勝つ州、共和党が勝つ州、どちらにも定まらず激戦となる州があり、選挙戦ラストスパートとなった最後の2ヶ月は両陣営ともこの「激戦州」に力を注ぎます。私も10月はほとんど激戦州とワシントンDCに行きます。ぜひ臨場感ある記事を楽しみにしていてください。

 

 世論調査は大いに疑うべし


日本と同じく、大統領選挙では非常に多くのメディアや研究機関らが世論調査を行い、結果を報道しています。ほとんど毎日のように出て来る世論調査ですが、厄介なことに日本語に翻訳される世論調査というのはやはり大手メディア(New York TimesやFOXニュースなど)になってしまいます。しかしアメリカのメディアというのは、自分たちの政治的立場を持っているものが多く(特に大手メディア)、その世論調査は少しリテラシーをもって接せねばなりません。また、調査母体数も数百人〜数千人というのがほとんどのため、その点も注意が必要です。
もちろん、FiveThirtyEightやPOLITICOなどの信憑性の高いサイトはあるのですが、これらは英語オンリーで日本語には訳されませんので日本のメディアには流れにくいのです。

 

政策の戦いはまだ起きていない


日本の選挙では、公示日には「主要政策」や「マニフェスト」という名目で各政党や候補者の推す政策が有権者に示されます。もちろん大統領選挙でもそれは行われているのですが、まだまだ政策の戦いにはなっていません。これには理由がありまして、3億人を越える有権者全員が政策に通じているかというとそんなはずはなく、やはり候補者のイメージや人柄、興味関心を持っている分野などに有権者の関心はいってしまいます。ですのでまずはここの構築が最重要事項で、政策はグランドデザインを伝えるまで。細かいところまで切り込んで当選後の自分の身を拘束するインセンティブもなく、結局政策の戦いは起こりにくくなります。しかし、投票日の前に大統領候補は2回、副大統領候補は1回の公開討論がありまして、ここで両候補者の政策が語られるため、この時期あたりから政策の対立も浮かび上がってきます。まずは9月26日(月)、今夜開かれる公開討論に注目です!

 

▼「民主主義はどこから来てどこへ行くのか」を問うため、アメリカ大統領選挙を追うという、少し珍しい「ジャーナリズム」型クラウドファンディングをしています!もしよろしければ応援してください!
https://camp-fire.jp/backers/11415
徐 東輝

徐 東輝

選挙ドットコム副編集長 京都大学法学研究科に在籍中、ivote関西を創設。「若者と政治」をテーマにした事業を展開し、2年間で1万人以上の学生らにアプローチする。2015年に世界経済フォーラム(ダボス会議)グローバルシェイパーに選出。同年、『在日韓国人京大生が教える、憲法の視点からの日韓問題』を出版。まもなく渡米し、大統領選挙に関する情報発信を行う予定。

記事一覧を見る

  • Facebook
  • Twitter
  • Google

選挙ドットコムでは”選挙をオモシロク”を合言葉に、より多くの選挙報道・政治家情報を集めています。あなたも選挙ドットコムのサポーターになって協力してくれませんか?

Copyright © 2016 選挙ドットコム All Rights Reserved.