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生活保護増加 働きたくないと言わせないような施策を



中村 ゆきつぐ
中村 ゆきつぐ

本日のNHKニュースからです。(生活保護受給世帯は163万余 2か月連続で増加 )。このニュースを見る限り、増えたのは老人で、若い働ける人間の給付は減っているようです。大元のデータ見る限り(生活保護の被保護者調査(平成 28 年6月分概数)の結果)高齢者以外全体は減ってます。前月より傷病者関連の数は増えていますが昨年よりは減っています。厚労省頑張ってはいますが、高齢化は止めれませんからね。

ついこの間外来の患者さんが医療費が払えず生活保護を申請し関係書類を書きました。

その方は腕のいい職人で、不定期の仕事でしたが一所懸命働いてそこそこの収入がありました。しかし病気から来る症状と治療に伴う初期副作用のため入院を繰り返し、仕事ごとの雇用関係だったため収入が不安定になり、高額療養を使っても病院の支払いが滞ることとなりました。

幸い高い薬を飲むことでその方の病気の症状はとても落ち着いています。しかしその薬はおそらく一生飲むことになることが医学的に今の時点では確定しています。(もちろん未来はわかりません)それ故病院のソーシャルワーカーと相談し、医療費が一番の問題である点から生活保護を申請した次第です。

その方が、
「先生疲れた。もうしばらく働きたくない」
とお話しされるのを聞いて、
「病気と付き合っていくにも最低でも体を動かす、できれば一生動けなくなるまで働いていた方がいいよ。」
「いい腕持ってんだからまた落ち着いたら考えよう。でもこれで気は楽になるね。少し休もうか。」
と話して別れました。今は多分これが最善の方法でしょう。

以前も書きましたが薬の値段が高い。(NHKクローズアップ現代+ あなたはどう考えますか ~新薬高騰が医療を壊す?~ 免疫治療薬から考える医療の値段 )ただ血液疾患は患者の数がそれほど多くないため、肺がんのPD−1(オプジーボ)みたいに目立ちません。高額療養も前年の収入で払う額が決まるため本当このような不定期な職業の方は大変なようです。何かもっといい個別の方法があるのではと感じますが、政府の方針は最近払える人間には払わせる方向ですからね。

働ける人間に対して保護の方法、少なくとも働きたくないと言わせない施策できないかな、それこそ金がないというのなら製薬会社も巻き込んで何かできないかな。少なくとも頑張っている人には何かできないかなとモヤモヤしてます。

 

※本記事は「中村ゆきつぐのブログ」の9月7日の記事の転載となります。オリジナル記事をご覧になりたい方はこちらからご確認ください。
中村 ゆきつぐ

中村 ゆきつぐ

昭和38年生まれの男。鹿児島ラ・サール中・高卒業。平成元年防衛医科大学校卒業の元陸上自衛隊医官。血液内科専門。自衛隊と医師の2足のわらじをはきながら、イラクでの支援にも参加。現場で働いていく閉塞感を感じ、患者さんと仲間のために政治の世界に飛び込むため防衛省を退職。約2週間で選挙準備。残念ながら落選。現在充電中。 2012年4月から血液内科医としてまた診療中 2016年3月いっぱいで退職 全ての記事は私個人の意見で、獨協医大、防衛医大、自衛隊とは関係がないことを宣言しておきます

Webサイト : http://blog.livedoor.jp/dannapapa/

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