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マニアにはたまらない。東京都知事選の立候補者21名中12名が集結!



兼子 草平
兼子 草平

東京都知事選挙も終盤に入った7月25日、上杉隆・中川ちょうぞう・山口敏夫各候補の呼びかけにより集まった21名中12名による立ち合い演説会が新宿駅西口で行われました。

「(このような演説会の企画は)メディアがするべきことですよ、東京の声は3種類しかないのですか?」
主催者の1人、上杉隆候補は演説でそう訴えましたが、これこそがいわゆる主要3候補以外の意見を代弁したものではないでしょうか?
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前・後編でその模様や、集まった候補の人となりや訴えをダイジェストで紹介いたします。

前編では登壇順に以下6人について取り上げます。
岸本雅吉候補
高橋しょうご候補
山中雅明候補
上杉隆候補
立花孝志候補
せきくち安弘候補

前半パン

平日の昼下がりにも関わらず、多くの人が集まりました



 

 

歯科医師である岸本雅吉候補、「健康都市」について訴え。


1岸本候補

眼帯は「医者の不養生」ではなく、昨日目にゴミが入ったから、とのこと



医療に携わってきた岸本雅吉候補は、健康が人生のすべてではないとしつつも、「安定した政治経済は健康から」と言い、そのために、

1.医療の安定、2.超高齢化社会に向け介護の費用や労働の負担減、3.健全な経済の妨げとなる少子化対策に、子ども手当と不妊治療、4小中学校に農業授業作り、生命の尊厳の教え、食育等に活かす、5.オリンピック後の施設を健康都市として活用
という以上の5点を訴えました。都政の健全・健康化を目指します。

 

 

政局報道だけに終始しないで!高橋しょうご候補


2高橋候補

まったく後ろ盾がない上に、供託金を借金したという高橋候補が声を奮わせました



多数派の意見だけでなく、少数派の意見も取り入れるのが民主主義の理想ですが、今回の都知事選において、大手マスコミは国政政党が支援する「主要3候補」報道のみに過熱しているという現実があります。
そんな大手マスコミに力いっぱい訴えかけたのが、高橋しょうご候補でした。
「各候補は都民の思いで立候補した」「各候補の裏にいる都民の声を届けて欲しい」
高橋候補の意見は、報道問題と、民主主義の理想と本質を考えさせられます。
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茨城県古河市から経済格差を訴えに来た山中雅明候補


3山中候補

ちなみにスタッフは茨城県民で、都知事選の選挙権はありません



「日本は住みやすい国だが、経済格差は開いている」
山中雅明候補は税理士で、「大企業だけ儲けて、中小企業はコスト削減ばかり」という現実を目の当たりにしているそうです。
選挙期間中ですが、平日は地元の茨城で本業を休まずこなし、基本的に休日のみ東京で訴えるという山中候補からは、働く庶民の感覚が強く感じらました。舛添前都知事への強力なアンチテーゼ候補者と言えそうです。
東京の中小企業と庶民の経済の救世主は茨城より来る?

 

 

フェアな選挙戦と公約の現実味を訴えた上杉隆候補


4上杉候補

あえて「公約違反」である車上から訴え。「候補者21人が汗をかいて考えた公約・声がある」



呼びかけ人の一人である上杉隆候補は、選挙カーの大音量トラメガで訴えないことを公約に掲げ、それを破る形で参加したのは、山口候補の「フェアな選挙戦がされていない」という意見に賛同したためです。
知名度がある割に、今回の選挙戦ではメディア露出が少ないため、他の非主要候補に寄り添った意見を訴えた一方、「立候補の1週間前には完成させ、都議会の各会派に配っている。実現可能なものばかり」「1期目でできることしか書いていない」と公約への自信も訴えました。
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すべてを失ってもNHKを壊す!立花孝志候補


5立花候補

NHK撃退シールのおかげでメールが殺到!選挙運動がより多忙に?



「11年前にNHKの内部告発し、仕事をクビになり、家族や友だちを失い、自殺を考えた」
NHKから国民を守る党代表の立花孝志候補は序盤からそう語り、「死ぬ勇気が足りず、それならとことん行きてやろう」ということで出馬そうです。
演説ではもちろんNHK問題をやり玉にあげ、高給取りなのに不祥事が多い職員の問題や、受信料を払わないとサラ金の取り立てのような人が来ることなどを説明し、「東京都の条例でNHKの集金を止めます」と訴えました。
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あえてビールケースの上で訴え、せきくち安弘候補


6せきくち候補

東京に生まれ育ったせきくち候補、視線は低く、市民目線



選挙カーの車上にあえて登らず、唯一ビールケースの上から訴えたのは元航空自衛官のせきくち安弘候補でした。
まずは、「米空軍横田基地の返還を政府に訴え、そこに世界の平和センターを作る」と東京大空襲や広島・長崎原爆投下を経験した日本から平和を発信すること訴えました。
さらに、「土のある生活」を訴え東京東部に乱立する高層マンション建設を批判した他、この日都営新宿線で起こったような自殺問題や、待機児童、高齢化の対策等に取り組む、と訴えました。

 

 

お互いを検討しあう候補者


実は、高橋候補はすでに山口候補の選挙カー上を借りての演説を行っており、他の候補者同士も場所やトラメガ等の貸し借りを行いながら活動を行う、いわば「場外共闘」がたびたび行われていました。そういった動きが今回の催しにつながった様にも思います。
この日も登壇を待つ候補や終えた候補がお互いの健闘を称えあう一幕が多く見られました。

22新宿24銀座

22日の新宿西口、山口敏夫候補の車上にて訴えを行う高橋候補と、24日の銀座にて健闘を誓いあう、ないとう候補と山口節生候補。



 

 

前半だけでも岸本候補や山中候補など、平日は街頭に出ることすらままならない候補が演説するなど、伝わりにくい訴えを多くの有権者に伝える、非常に意義のある催しとなりました。

 
兼子 草平

兼子 草平

一応フリージャーナリスト・ライターを自称しております。 政治・選挙の分野は増山れな氏の参院選出馬にともない、強い興味を得ました。 書くよりも撮るのが得意らしい不器用者です。

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