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【都知事選】私はコレで横浜市長を途中で辞めましたが、何か?



中田宏
中田宏

20160707nakata本日も東京都知事選挙についてです。
昨日のブログ「【都知事選】増田さん出馬!理由は「握れるから」一体ナニを?」では小池百合子氏と増田寛也氏の顔ぶれでの選挙が濃厚だとお伝えしました。

野党・民進党からは長島昭久・元防衛副大臣をはじめ何人かの名前が出ていますが、誰もやらないでしょう。
小池氏と増田氏にはなかなか勝ち目がない、議席を失いたくないと考えるはずです。

では民進党はどうするのでしょうか?
増田氏が自民党と公明党の推薦候補に決まっていくプロセスの中で民進党も増田氏に乗る可能性がかなり高いと思います。
参院選で自民党の批判をしているのに一緒にやるの?と思われる方も多いかもしれませんが、国会は議院内閣制で総理大臣は議会内(議員)から選ぶのに対して、都知事や都議は直接有権者が選びますので、議員はみんな「与党になりたい」のです。
これがオール与党体制と呼ばれるものですが、オール与党体制は諸悪の根源!です。

横浜市長になる時、横浜市の財政はズブズブの大赤字で債務が溜まっている状態でした。
なぜ累積赤字が残っていくのかというとオール与党体制ではチェックが効かないからです。

議員・会派・政党がみんな予算を要望して、神輿に乗ってしまっている「オール与党に応援された」首長は残念ながらそれに対して効率的な予算カットができませんし、さらにそれをチェックする議会が成り立ちません。
ここに根本的な原因があります。
だからこそ私は横浜市長選挙でそのオール与党体制に挑み、市民の支援を得て市長になりました。

そして、横浜市長を平成21(2009)年総選挙に合わせて辞めた理由は、衆院選と同日選にすれば自民党と民主党(当時)が絶対に手を組めないタイミングだったからすなわちオール与党選挙にさせなかったからです。

今回、もしも舛添氏がもう少し早く辞めて、参議院選挙と東京都知事選挙が同日選になっていたら自民党と民進党は手を組めません。
昨日のブログ(「【都知事選】増田さん出馬!理由は「握れるから」一体ナニを?」)で、参議院選挙が終わるまでは正式に決めないでいくだろうとした理由です。
選挙が終わった後であれば自・公・民進の枠組みを作ることができますし、仮に民進党が増田氏を推薦することになれば、憎き小池氏を倒すためなら民進党の票も欲しい自民党はウェルカムです。
そして東京都議会はオール与党体制が出来上がる。。。
これではダメだと思います。

先日、テレビ番組で少数与党では行政運営がやりにくいのではないか?と聞かれました。
確かにそういう面はありますが、チェックが効かない方が都民にとって完全にマイナスです。
横浜市長になった時は少数与党でのスタートでしたが、横浜市民から選ばれているという後ろ立てで改革を進め、1兆円の借金を純減させることができました。

きちんと都民に向かって説明していけば、都議会でのめちゃくちゃな足の引っ張り合いは通用しません。
どの選挙においてもオール与党体制は感心できません。
民進党はしっかりすべきです。


YouTuber(ユーチューバー)・シンクタンク「日本の構造研究所」代表  中田 宏
1993~衆院議員(3期)、2002~横浜市長(2期)、2009~総務省顧問
2011~大阪市特別顧問、2012~14衆院議員。青山学院大経済学部卒、松下政経塾(10期)卒


※本記事は「中田宏ブログ」の7月6日の記事の転載となります。オリジナル記事をご覧になりたい方はこちらからご確認ください。
中田宏

中田宏 : 前衆議院議員/前横浜市長

中田宏事務所代表。 衆議院議員、横浜市長、大阪市特別顧問などを歴任。青山学院大学経済学部卒 松下政経塾(10期)卒。昭和39(1964)年9月20日生まれ。社員の父親の転勤に伴い小学生から高校生の間は横浜、大阪、福岡、茅ケ崎、横浜と移り住む。身長184センチ、体重75キロ。趣味は読書とフィットネスジムでのトレーニング。座右の書は「路傍の石」(山本有三)、座右の銘は「先憂後楽」。血液型、性格共にA型。

Twitter : https://twitter.com/NAKADAHiroshi

Webサイト : https://www.youtube.com/user/NAKADAHiroshiOffice

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