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【狛江市長選挙(東京)】 かつて長期政権を敷いた“聖地”で共産党は本当に強いのか?

2016/6/15

選挙ドットコム編集部

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6月19日(日)投開票の東京都狛江市長選挙が12日に告示されました。現職市長が再選を果たすか、女性の新人候補が当選を果たすか、かつて共産党員の市長が長期政権を敷いた狛江市長選挙の行方はどうなるのでしょうか。

 

ベッドタウンとして発展。共産党が強い地域

狛江市は、東に世田谷区、北と西は調布市、多摩川をはさんで南隣は川崎市です。面積は約6.4平方キロメートルで、全国で二番目に面積の小さい市です。人口は約8万2千人。市内を小田急電鉄小田原線が通り、新宿駅までは約30分というアクセスのよいベッドタウンとして発展しています。

狛江市は共産党が強い地域だと言われています。前の市長である矢野裕(やの・ゆたか)氏は共産党員で、4期16年間(1996年~2012年)もの長期にわたり市長を務めました。
2012年に引退した矢野前市長は、共産党市議の田辺良彦(たなべ・よしひこ)氏を後継に指名。
田辺氏は現在の市長を務める元都庁職員の高橋都彦(たかはし・くにひこ)氏との一騎打ちの争いに敗れてはいますが、それでも共産党の力が依然として強い地域です。

 

現職市長vs新人女性候補の一騎打ち

今回の市長選には現職の高橋都彦氏(64歳)が2期目を目指して出馬。無所属ですが、自民党、公明党、民進党に加え、地域政党の生活者ネットワークの推薦を得て盤石の構えとなっています。
対抗馬には無所属の新人で、市民団体の代表を務める日本語学校教師の平井里美(ひらい・さとみ、54歳)が共産党と社民党の推薦を得て現職市長に挑みます。
参考までに、狛江市議会の勢力図を見てみましょう。定数22名のうち、自民党6名、共産党5名、公明党4名、生活者ネット2名、無会派が5名(うち民進1、社民1)という構成となっており、数だけを見れば、現職の高橋氏を推す勢力が優勢のようです。

 

共産党長期政権への評価はいかに

今回の選挙では、ベットタウンの宿命ともいうべき待機児童対策や子育て支援、多摩川の水害に悩まされた土地柄だけに防災対策などが政策面の争点となっています。
しかし、投票率も含めた選挙の結果は、かつての共産党市政が政策や市政運営の面で実を伴ったものだったのか、単なる保守陣営の自滅に助けられたのか、全国的にも珍しい共産党長期政権の評価を定めることにもなるでしょう。
参議院議員選挙を前に、かつて栄華を謳歌した“聖地”での市長選は共産党にとって負けられない戦いになることは必至です。

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